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更新日:2025年1月22日
信仰玩具を通して郷土の伝統を学ぼうと宮内小学校の3年生が11月1日、初鼓(はつつづみ)を制作しました。五穀豊穣や無病息災などの願いを込められて300年以上前から作り続けられている初鼓は、紐に通した大豆が和紙を叩く音から、ポンパチの愛称でも親しまれています。初鼓に使用される色にはそれぞれ意味があり、中でも朱色は子どもの健康を願う色で、昔も今も願いは変わらないという話に児童らは神妙な面持ちで聞き入りました。
小さい和紙に苦戦しながらも思い思いの御神馬(ごしんめ)や鳥居を描き、完成した初鼓の音色を楽しみました。末重綜士くんは「ポンパチが伝統ある玩具だと知らなかった。いろんな願いがこもっているので家に大事に飾りたい」と満足そうに話しました。
(仮称)市総合保健センター建設工事の安全祈願祭が11月5日、建設予定地の国分シビックセンター西駐車場で行われ、関係者約40人が参加しました。
新保健センターは、子育てや健康づくりの拠点として国分保健センターとすこやか保健センターの機能を集合複合化。併せて、発達に不安のある子どもと保護者に対する切れ目のない支援・連携・相談体制を充実します。
令和4・5年度に基本・実施設計を策定し今年9月から建築工事に着工、来年11月末に完成する予定です。
本市に拠点を置く女子ハンドボールチーム・ブルーサクヤ鹿児島の選手らを講師に招いたハンドボール教室が11月8日・18日・22日、国分西小学校であり、同校の5・6年生約220人が参加しました。
児童らは選手と触れ合いながらドリブルやパスなどのこつを分かりやすく学び、シュート練習では間近で見る一流選手の手本に、歓声と拍手が沸き起こりました。最後に試合形式の練習を体験した児童らは、ハンドボールの楽しさを存分に味わいました。
初めてハンドボールを体験した5年の小西遥翔(はると)君は「説明がとても分かりやすかった。ジャンプシュートが決まったときが一番楽しかった」と話し、練習試合でシュートを3本決めた5年の吉永乃愛(のあ)さんは「いろんなこつを教えてもらった。機会があれば、またやってみたい」と笑顔を見せました。
登山道整備の現状を知ってもらい自然環境保全への関心を高めるため、市観光協会と自然公園財団が実施している登山道整備体験・トレイルメンテナンスデイ。11月9日に行われた3回目の活動は、(株)伊藤園が主催する「Green Tea for Good(グリーン ティー フォア グッド)」という、日本の豊かな自然を守るための社会貢献プロジェクトとして開催されました。
参加者ら約60人は登山道整備の必要性や環境への負荷が小さい整備の仕方を学んだ後、実際に高千穂河原近くの登山道整備を3班に分かれて実施。周辺の倒木などを利用して崩れた階段や水切りを修復したり、水によって土が流された道を整地したりしました。今回初めて参加した曽於市在住の小森博人さんは「道が整って気持ちが良かった。これからは自然に負荷がかからないように登山道を歩くことを心がけたい」と話しました。
市の特産品や農産物、多彩なグルメなどを楽しんでもらおうと霧島ふるさと祭が11月9日・10日、国分シビックセンターお祭り広場で開催され、約70の出店ブースのほか、多くの人でにぎわいました。ダンスや弾き語りなどのステージイベント、霧島ふるさと大使の引継ぎ式なども行われました。
本市と姉妹都市である海津市のブースを訪れた薩摩川内市の星原忠幸さん(56)は「海津の日本酒がおいしいと聞いたので買ってみました。帰ってからの晩酌が楽しみ」とうれしそうに話しました。
市戦没者追悼式が11月15日、隼人農村環境改善センターで行われました。遺族70人を含む約160人が参列して献花し、戦没者・戦災死者をしのびました。
平和の誓いを述べた日当山中学校2年生の迫田真矢華さんは「修学旅行で長崎県を訪れ、戦争の悲惨さと命の尊さを学んだことがきっかけで平和の誓いを宣誓したいと思った。戦争を経験していないからといって目を背けず、当事者として世界平和を考えていきたい」と話しました。
市遺族会連合会会長の小田政雄さん(86)は「戦後75年が経過し、当時を知る人が年々減少している。戦争を体験した人がその悲惨さを後世に語り継いでいかなければならない」と力強く話しました。
地球温暖化の現状や脱炭素化の必要性について理解を深め、家庭でできるエコな取り組みを知ってもらおうと、カーボンニュートラルフェアinきりしまが11月16日、上野原縄文の森で開催されました。
電気自動車の試乗や廃材となったエアバッグなどを用いた工作など、親子で楽しめるイベントもあり会場はにぎわいました。エコバッグ作りに参加した永田平政(ひらまさ)ちゃん(5)は「エコバッグにスタンプを押すのが楽しかった。おもちゃを買ってもらうときに使いたい」とお父さんの顔を見ながら笑いました。
災害のない明るいまちづくりを目指して市民に消防の知識・技術を普及するために、11月16日、消防フェスタINきりしま2024が市消防局で開催されました。
会場では市幼年消防クラブ員による演技や防災運動会、消防車両の展示のほかに、レスキュー体験や放水体験、防火服の試着などさまざまなブースが設けられ、多くの人でにぎわいました。心肺蘇生法の体験をした国分在住の石塚恵子さん(45)は「子どもへの心肺蘇生は片手で行うなど大人への対応と違うことが学べた。万が一子どもに必要になったときに備えられた」と話しました
市を代表する観光スポットの1つである霧島神話の里公園で11月17日、秋の恒例行事となったもみじ祭りが開催。開園30周年と国立公園霧島指定90周年の節目に当たる今年は、ラジオ番組の公開生放送やスタッフによるねったぼやポン菓子の実演・ふるまい、天孫降臨霧島九面太鼓の演奏など盛りだくさんの内容で、訪れた観客は秋空の下、イベントや散策を満喫しました。
鹿児島市から家族4人で訪れた向井俊貴さん(37)は「霧島には温泉が好きで時々訪れます。今日はコマーシャルで知って遊びに来ました。ポン菓子の配布には残念ながら間に合いませんでしたが来て良かった」と笑顔を見せました。
CO2排出量削減に向けて市とJALが連携し、市が回収し精製したバイオディーゼル燃料を空港内作業車両に活用する取り組みが、11月14日に開始。11月21日には車両と協定書がお披露目されました。
バイオディーゼル燃料は、市内の家庭からでる天ぷら油などの廃食用油から作られており、原料の植物が成長過程でCO2を吸収していることから、カーボンニュートラルの概念でCO2排出量を実質0にすることができます。バイオディーゼル燃料を使用した車両からは、揚げ物をしたときのような甘い香りが漂っていました。
お披露目に立ち会った(一社)リーゼル協会会長の星子桜文(あや)さんは「JALによる同内容の協定は全国で14例目になりますが、自治体が回収から供給まで行うのは霧島市だけ。市の中だけで循環ができており、とてもすごいことだと思います」と話しました。
持久走大会前に長距離走のこつを学ぼうと国分小学校で11月22日、第一工科大学陸上部の選手を招き、走り方教室が開催されました。陸上部部長の東汰騎(たいき)さん(22)は「疲れてくるとフォームが崩れがちになるので、最後まで自分の走る姿勢を保つことがタイムを縮めるこつです」と児童らに説明しました。
その後陸上部員が終始声をかけながら、走り方やペースをアドバイスしました。持久走大会前、最後の試走を5位で終えた6年生の安藤愛蘭(みら)さんは「苦しかったけれど楽しく走りきることができました。腕を強く振るアドバイスをもらったので、本番で生かして1位を目指したい」と意気込みました。
秋が深まる霧島山の麓にある霧島緑の村で11月23日、「きりしまを楽しむ緑の村マルシェ」がありました。体育館やグラウンドだけでなくキャンプ場やロッジ、源泉かけ流しの温泉もある同施設をもっと知ってもらい、霧島を楽しんでもらおうと初開催。ハンドメイド雑貨の販売やキッチンカーなど43軒の出店のほか、ダンスや霧島九面太鼓などのステージイベントがあり、家族連れなど多くの人が訪れました。
霧島緑の村を初めて訪れた国分の山下慶子さん(37)は「子どもを連れていろいろなイベントに参加している。今回は九面太鼓好きの母も一緒に楽しめるイベントだったので、とても良かった。緑の村のことを初めて知ったので、次はテントを持って訪れたい」と笑顔で話しました。
食と職をテーマに、地域内の手仕事を営む事業者と地域内外の消費者が交流することで持続可能なにぎわいの場を創出する「マタタビマルシェin霧島神宮駅」が11月23日・24日に開催されました。今年改装した同駅舎の周辺は歩行者天国となり、ずらりと並んだ店舗は県内外から訪れた人でにぎわいました。
家族で訪れた日置市の岩城大(だい)さん(30)は「リニューアルした霧島神宮駅を見てみたかったので、イベントのタイミングで訪れた。こだわりのある店が並び、風情があって街並みによく合っていた」と笑顔を見せました。
まちづくりや仕事を擬似体験する「キリシまち」が11月24日、国分シビックセンターで開催されました。地域企業との交流を通して子どもたちが具体的な将来像を描くことを目的とした同イベントに、小学4~6年生とその家族ら約400人が参加。市内事業所や警察、消防など25の団体が協力し、会場は仕事を体験する子どもたちの活気でにぎわいました。
美容室のブースに参加した国分南小学校5年の西村佳菜望(かなみ)さんは「将来の夢が美容師なので体験できて勉強になった。ヘアエクステンションを着けるのが楽しかった」と笑顔を見せました。
正月の縁起物・センリョウの出荷作業が12月から始まるのに先立ち、国分川内で11月26日、はさみ入れ式が行われました。
市で生産されるセンリョウは県内生産の約半数を占め、15軒の生産者が2.5haの広さに約6万本を栽培しています。国分センリョウ生産振興会会長の佐々木利則さん(62)は「今年は暑さが長引き実の色付きが遅かった。出荷できるか心配でしたが、実の付き方や収穫量も例年通り見込めるようになって一安心。赤と緑の華やかさを家でも楽しんでもらえたら」と笑顔を見せました。
日本一おいしいお茶を決める「日本茶AWARD(アワード)2024」で、溝辺町の有村製茶が最高賞の日本茶大賞を獲得。11月29日、有村製茶の4代目・有村幸凌(こうりょう)さん(29)ら親子3代が市役所を訪れ、日本一になったことを報告しました。
今回で10回目となった日本茶AWARDは、日本茶インストラクターや専門家だけでなく、消費者が加わって審査するという方法を取り入れています。日本茶インストラクターなどの専門家が一次審査、二次審査を行い、普通煎茶部門や紅茶部門など14部門・562点の中からプラチナ賞として上位20点を選出。三次審査では、それらを国内外159カ所で試飲した一般消費者1,107人が一票を投じ、ウーロン茶部門に出品した有村製茶の「かなやみどり烏龍」が最もおいしいお茶であるとの評価を得ました。ウーロン茶部門からの大賞受賞は初めての快挙です。
有機茶部門に出品した「春烏龍」もプラチナ賞を受賞。ウーロン茶でのダブル受賞となり、幸凌さんは「いろいろなお茶を作ってきた中で、一つの結果を出せた。資材高騰や天候不良などさまざまな課題があるが、これからも安定生産と品質向上に努めたい」と話しました。
隼人地区の小学生ら26人が実行委員となって手掛けた「隼人ランタンFes2024」が11月30日、天降川橋近くの河川敷で開催。集まった大勢の人々は、初冬の夜空を彩る約140個のカラフルなランタンを見上げて楽しみました。
実行委員の児童らは、この日のためにランタン作成などの準備を夏から開始。当日も参加者の受け付けや参加者の支援などを行いました。実行委員の宮内小6年、中園透真君は「実行委員には自分から応募しました。ランタンを作るのが難しかったけど楽しかった。実行委員になって良かった」と充実した表情で話しました。
ランタンは紙製で、ヘリウムガスを入れた風船とLEDライトを入れて糸を付け、たこ揚げのように飛ばす仕組みで、参加者は願い事などを書いた短冊を貼り付けたランタンを夜空に放ちました。初めてイベントに参加した宮内小1年の山本旭(あさひ)君は「ランタンにはみんなが幸せになりますようにと願いを書きました。高く飛ばすことができて楽しかった」と笑顔を見せました。
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