ホーム > 市政情報 > 広報・皆さまの声・出前講座 > まちの話題 > まちの話題(令和6年度) > まちの話題(令和6年11月)
ここから本文です。
更新日:2024年12月17日
信仰玩具を通して郷土の伝統を学ぼうと宮内小学校の3年生が11月1日、初鼓(はつつづみ)を制作しました。五穀豊穣や無病息災などの願いを込められて300年以上前から作り続けられている初鼓は、紐に通した大豆が和紙を叩く音から、ポンパチの愛称でも親しまれています。初鼓に使用される色にはそれぞれ意味があり、中でも朱色は子どもの健康を願う色で、昔も今も願いは変わらないという話に児童らは神妙な面持ちで聞き入りました。
小さい和紙に苦戦しながらも思い思いの御神馬(ごしんめ)や鳥居を描き、完成した初鼓の音色を楽しみました。末重綜士くんは「ポンパチが伝統ある玩具だと知らなかった。いろんな願いがこもっているので家に大事に飾りたい」と満足そうに話しました。
(仮称)市総合保健センター建設工事の安全祈願祭が11月5日、建設予定地の国分シビックセンター西駐車場で行われ、関係者約40人が参加しました。
新保健センターは、子育てや健康づくりの拠点として国分保健センターとすこやか保健センターの機能を集合複合化。併せて、発達に不安のある子どもと保護者に対する切れ目のない支援・連携・相談体制を充実します。
令和4・5年度に基本・実施設計を策定し今年9月から建築工事に着工、来年11月末に完成する予定です。
市の特産品や農産物、多彩なグルメなどを楽しんでもらおうと霧島ふるさと祭が11月9日・10日、国分シビックセンターお祭り広場で開催され、約70の出店ブースのほか、多くの人でにぎわいました。ダンスや弾き語りなどのステージイベント、霧島ふるさと大使の引継ぎ式なども行われました。
本市と姉妹都市である海津市のブースを訪れた薩摩川内市の星原忠幸さん(56)は「海津の日本酒がおいしいと聞いたので買ってみました。帰ってからの晩酌が楽しみ」とうれしそうに話しました。
市戦没者追悼式が11月15日、隼人農村環境改善センターで行われました。遺族70人を含む約160人が参列して献花し、戦没者・戦災死者をしのびました。
平和の誓いを述べた日当山中学校2年生の迫田真矢華さんは「修学旅行で長崎県を訪れ、戦争の悲惨さと命の尊さを学んだことがきっかけで平和の誓いを宣誓したいと思った。戦争を経験していないからといって目を背けず、当事者として世界平和を考えていきたい」と話しました。
市遺族会連合会会長の小田政雄さん(86)は「戦後75年が経過し、当時を知る人が年々減少している。戦争を体験した人がその悲惨さを後世に語り継いでいかなければならない」と力強く話しました。
地球温暖化の現状や脱炭素化の必要性について理解を深め、家庭でできるエコな取り組みを知ってもらおうと、カーボンニュートラルフェアinきりしまが11月16日、上野原縄文の森で開催されました。
電気自動車の試乗や廃材となったエアバッグなどを用いた工作など、親子で楽しめるイベントもあり会場はにぎわいました。エコバッグ作りに参加した永田平政(ひらまさ)ちゃん(5)は「エコバッグにスタンプを押すのが楽しかった。おもちゃを買ってもらうときに使いたい」とお父さんの顔を見ながら笑いました。
持久走大会前に長距離走のこつを学ぼうと国分小学校で11月22日、第一工科大学陸上部の選手を招き、走り方教室が開催されました。陸上部部長の東汰騎(たいき)さん(22)は「疲れてくるとフォームが崩れがちになるので、最後まで自分の走る姿勢を保つことがタイムを縮めるこつです」と児童らに説明しました。
その後陸上部員が終始声をかけながら、走り方やペースをアドバイスしました。持久走大会前、最後の試走を5位で終えた6年生の安藤愛蘭(みら)さんは「苦しかったけれど楽しく走りきることができました。腕を強く振るアドバイスをもらったので、本番で生かして1位を目指したい」と意気込みました。
まちづくりや仕事を擬似体験する「キリシまち」が11月24日、国分シビックセンターで開催されました。地域企業との交流を通して子どもたちが具体的な将来像を描くことを目的とした同イベントに、小学4~6年生とその家族ら約400人が参加。市内事業所や警察、消防など25の団体が協力し、会場は仕事を体験する子どもたちの活気でにぎわいました。
美容室のブースに参加した国分南小学校5年の西村佳菜望(かなみ)さんは「将来の夢が美容師なので体験できて勉強になった。ヘアエクステンションを着けるのが楽しかった」と笑顔を見せました。
正月の縁起物・センリョウの出荷作業が12月から始まるのに先立ち、国分川内で11月26日、はさみ入れ式が行われました。
市で生産されるセンリョウは県内生産の約半数を占め、15軒の生産者が2.5haの広さに約6万本を栽培しています。国分センリョウ生産振興会会長の佐々木利則さん(62)は「今年は暑さが長引き実の色付きが遅かった。出荷できるか心配でしたが、実の付き方や収穫量も例年通り見込めるようになって一安心。赤と緑の華やかさを家でも楽しんでもらえたら」と笑顔を見せました。
日本一おいしいお茶を決める「日本茶AWARD(アワード)2024」で、溝辺町の有村製茶が最高賞の日本茶大賞を獲得。11月29日、有村製茶の4代目・有村幸凌(こうりょう)さん(29)ら親子3代が市役所を訪れ、日本一になったことを報告しました。
今回で10回目となった日本茶AWARDは、日本茶インストラクターや専門家だけでなく、消費者が加わって審査するという方法を取り入れています。日本茶インストラクターなどの専門家が一次審査、二次審査を行い、普通煎茶部門や紅茶部門など14部門・562点の中からプラチナ賞として上位20点を選出。三次審査では、それらを国内外159カ所で試飲した一般消費者1,107人が一票を投じ、ウーロン茶部門に出品した有村製茶の「かなやみどり烏龍」が最もおいしいお茶であるとの評価を得ました。ウーロン茶部門からの大賞受賞は初めての快挙です。
有機茶部門に出品した「春烏龍」もプラチナ賞を受賞。ウーロン茶でのダブル受賞となり、幸凌さんは「いろいろなお茶を作ってきた中で、一つの結果を出せた。資材高騰や天候不良などさまざまな課題があるが、これからも安定生産と品質向上に努めたい」と話しました。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください