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更新日:2024年8月30日
坂元醸造(株)のつぼ畑で、4月1日から黒酢の春仕込みが始まりました。米こうじと蒸し米、そして福山の湧き水をつぼに入れ、最後の工程であるこうじを振る作業は、熟練した技を持つ職人が一つ一つ丁寧に行います。3カ月から半年かけて発酵が進み、1年寝かせた物を商品として出荷します。
醸造技師の藤田翔吾さん(34)は「100年以上続く製法を守りながら、愛情を注いで黒酢作りに励みたい」と意気込みました。仕込みの作業は黒酢の発酵に適した気温が続く春と秋の年2回行われ、春の仕込みは6月末まで続きます。
4月1日、老朽化のため旧霧島保健福祉センター跡に移転改修工事を進めてきた霧島公民館のオープニングセレモニーがあり、関係者など約40人が参加しました。改修した館内には会議室や調理実習室などがあり、移転してきた図書室には新たにキッズスペースが設けられました。
図書室を見学した大田小学校3年生の苅屋華(はる)さんは「いろいろな本があった。家族みんなで、たくさん本を読みたい」とほほ笑みました。
霧島市立の小・中学校で4月8日、入学式がありました。牧園町の持松小学校では、1人だけの新入生・松田愛(ありさ)さんを、7人の在校生や先生、PTA会長が笑顔で迎え入学を祝いました。
松田さんは「国語が好き。滑り台で遊ぶのが楽しみ」と話し、6年生の徳永実桜(みお)さんは「今日から持松小の一員。勉強や運動を一緒に頑張りたい」と笑顔を見せました。
日本郵便株式会社と市は4月16日、安心安全な暮らしの実現や地域の発展などを目的に包括連携協定を締結しました。これまで同社と市は、災害時や地域安全について個別に協定を締結。今回は防災などに役立つ「きりしま防災・行政ナビ」や、認知症などで捜索が必要となった人の発見・保護につながる「きりしま見守りあいアプリ」への登録の協力など新たな取り組みを加え、より一層地域住民の安心安全に根差した連携を目指します。
代表を務めた浜之市郵便局長の杉浦将勝さん(59)は「今回の包括連携協定により、地域の発展を目的とした新しい価値を提供していきたい」と意気込みました。
太平洋戦争中に海軍特別攻撃隊の基地が国分と溝辺にあった霧島市。基地から飛び立ち戦死された隊員の慰霊と、平和を祈るための慰霊祭が4月21日、国分特攻基地慰霊碑前と溝辺コミュニティセンターで行われ、合わせて約150人が参列しました。
コロナ下では縮小して行っていた慰霊祭も、今年は全国各地から37人の遺族が訪れ故人をしのびました。広島県在住の石橋みよえさんは「今年久しぶりに参加できた。戦争で亡くなった兄のことを思うと涙が出る」と声を詰まらせました。
戦争の悲惨さと平和の尊さを後世へ伝えるために、慰霊祭には地元の中学生も参加しています。溝辺会場で誓いのことばを述べた陵南中学校3年生の竹原瑞稀さんは「過去に犠牲になった方々に誇れるような国にしたい」と話しました。
湯治の温泉地として880年を超える歴史を持つ安楽温泉郷で4月21日、「草刈りツーリズムin安楽温泉郷」が開催されました。草刈りと着地型観光を組み合わせ、地域課題を楽しみながら解決しようという取り組みで、遠くは愛知県など市内外から31人が参加しました。
参加者は温泉地を流れる天降川の河川敷や沿道などの草払いのほか、温泉郷の起源とされる安楽温泉神社の社殿の塗り替えなどに汗を流しました。
作業を終えた参加者は公民館に集まり、温泉水で炊いたおにぎりや焼き鳥などの振る舞いに舌鼓を打ちながら交流を深めました。
福岡県八女市から夫婦で参加した上山達也さん(48)は「草払い機も自宅から持ってきました。作業は大変ですが、地域課題を解決するための試みとして面白いと思います」と話しました。
隼人町にある美の匠ガラス工房弟子丸が4月23日、市役所を訪れ、ゴジラ70周年を記念した薩摩切子の商品の完成を報告しました。
特撮怪獣映画・ゴジラなどを手がける東宝(株)から2年ほど前に声がかかり、ゴジラをモチーフにしたタンブラーやキーホルダーなど9点を製作。薩摩切子師で社長の弟子丸努さん(56)は「ゴジラの肌の質感を表現するのが難しかった。薩摩切子で霧島を盛り上げられたら」と笑顔を見せました。
今回製作した商品は同工房で購入できるほか、一部は市のふるさと納税の返礼品として取り扱われます。
子育て情報を発信しようとかいいろまるしぇが4月28日、日当山温泉公園で開催されました。子どもも大人も楽しめるをコンセプトにワークショップなどが28店舗並び、読み聞かせの実演やダンスなどの催しで来場者を盛り上げました。
国分在住の宮元里奈さん(34)は「遊具が近くにあり、ワークショップも含めて親子で楽しめる。読み聞かせのこつを教えてもらったので試したい」と話しました。
国分中央高等学校ビジネス情報科3年生75人が4月30日、牧園町にあるヘンタ製茶(有)の畑で新茶の手摘みを体験しました。課題研究で市の特産品である霧島茶を使ったおもてなし活動や商品開発、地元をPRする動画制作に取り組む講座を選択する生徒に、生産現場を知ることで学びを深めてもらおうと15年ほど前から続いています。
商品開発の講座を選択した造倉(ぞうくら)万璃耶さんは「初めて茶摘みを体験した。今後お茶の濃さが味わえるお菓子を開発する予定。霧島茶のおいしさを生かしたい」と話しました。毎年高校生の体験を受け入れている邉田(へんた)孝一さんは「手摘みを体験してもらうことで、お茶作りの基本を学んでほしい。お茶を飲むときに今回の経験を思い出してもらえれば」とほほ笑みました。
能登半島地震の被災地を支援する派遣職員9人の出発式が4月30日、市役所で行われました。9人は石川県輪島市と志賀町で、罹災(りさい)証明の発行に必要な被災家屋の調査業務などに従事。輪島市には8人が二人交代で6月まで、志賀町には1人を約3カ月交代で3月まで派遣します。中重市長は「ようやく派遣の調整ができた。市の代表として、しっかりと支援してきてほしい」と訓示しました。
7月まで志賀町に派遣される都市計画課の石井絢子さん(22)は「父が東日本大震災で被災し、実際の被災状況を見たことがあり胸が痛い。少しでも被災地の力になれれば」と力強く話しました。
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