ホーム > 市政情報 > 広報・皆さまの声・出前講座 > まちの話題 > まちの話題(令和6年度) > まちの話題(令和6年8月)
ここから本文です。
更新日:2024年11月22日
天体の話をきっかけに、自然について興味を持ってもらおうと鹿児島大学大学院理工学研究科の中川亜紀治(あきはる)助教が8月3日、霧島小学校で講義を開催しました。
夜空に雲がかかってしまい、予定していた星空観察はできませんでしたが北斗七星の並びを模した星座工作や、太陽系を縮尺計算し、惑星の位置を体育館に落とし込む講義内容に子どもたちは盛り上がりました。
講義した中川助教は「体を使って宇宙の広さや天体の面白さを体感してほしかった。星空観察は冬にリベンジしたい」と意気込みました。参加した加治木悠真(ゆうま)ちゃん(5)は「星座の工作が楽しかった。次は星が見たい」と目を輝かせて話しました。
霧島の歴史や文化への興味を深めてもらおうと、市内にある郷土館や美術館などで歴史講座や体験活動を行う「きりしま博物館めぐり」。8月4日に「南九州水墨画展」の作品が展示される松下美術館で、小学生と保護者12組が水墨画に挑戦しました。
墨の濃淡だけで表現する水墨画に、親子は四苦八苦。講師のアドバイスを聞き、思い思いに筆を動かしていました。国分南小学校4年の中迫春香さんは「絵を描くのが好きで参加した。水墨画は見るのも描くのも初めて。筆で濃さを変えたり形を描いたりするのが難しかったが、先生に分かりやすく教えてもらった」と満足そうに話しました。
スマートフォンのカメラ機能を使い、救急現場の映像情報を通報者と消防局がリアルタイムで共有できる映像通報システム「Live(ライブ)119」。飲食店で食べ物を喉に詰まらせ倒れた高齢女性を、同システムを使って救助した国分在住の野里玲央さん(23)に8月6日、市消防局長が感謝状を贈りました。
救命措置の訓練を受けた経験がある野里さんは「心肺蘇生の方法は知っていたが、実施していいか判断が難しかった。映像を確認した消防局員から心肺蘇生の指示があり、冷静に対処できた。一命を取り留めたと聞いてほっとした」と笑顔を見せました。
実際に指示を出した市消防局員の今村公俊(まさとし)さん(48)は「慌てた状態では言葉だけの指示では対応が難しく、映像があることで落ち着いた対応につなげることができる。1秒を争う状況の中で的確な心臓マッサージを実施し、障害を残さず救命できたことは素晴らしい」と野里さんの功績をたたえました。
県内最古の木造駅舎がある大隅横川駅で7月27日、同駅保存活用実行委員会による平和コンサートが開催されました。第二次世界大戦での機銃掃射を受けた日と同日に、平和を願い後世に歴史を語り継ぐために行われています。
オープニングでは、横川中学校図書部の生徒らが平和を願う詩を朗読し、霧島高校音楽部の生徒らが「上を向いて歩こう」などの楽曲を演奏しました。
平和へのメッセージでは、横川地区の小中学生が平和への思いを発表。横川中学校3年の池島晴愛さんは「平和な世界を実現するためには、戦争の悲惨さなどを次の世代に伝えていくことが大切。次に語り継ぐことが私たちの使命です」と力強く訴えました。
宇宙産業に参入する民間企業や大学などが増加する昨今、宇宙に興味を持ってもらおうと霧島青年会議所が8月7日、宮内小学校や鹿児島神宮で霧島ロケット七夕祭りを初開催しました。
宮内小学校では第一工科大学教授や学生スタッフの指導の下、ペットボトルロケット作りが行われ、参加した市内の児童33人は校庭で手作りロケットを打ち上げました。鹿児島神宮には七夕飾りやキッチンカーのほか、宇宙や科学技術を身近に感じられるブースが並び、宇宙食の販売や宇宙服の試着体験、ドローン操縦体験などが行われ、多くの参加者でにぎわいました。
ペットボトルロケット作りを体験した日当山小学校1年の是枝克幸君は「テープで羽を付けるのが難しかった。遠くまで飛ばせて楽しかった」と笑顔を見せました。
国立公園「霧島」指定90周年に合わせて山の日の8月11日に、高千穂河原周辺でさまざまなイベントが開催されました。荒れた登山道を地質や環境に合わせた登山道に整備する近自然工法で修繕する体験や、トレッキングルート上のチェックポイントを見つけて回るロゲイニング、初心者向けの山歩き教室などがあり、多くの人が山に親しみました。
野鳥の巣箱作りに親子で挑戦した天降川小学校6年の竪山朋花さんは「巣箱を作ったのは初めて。くぎがきれいに打てたときがうれしかった。巣箱は家の庭に付けてみます」と満足そうに話しました。都城市からロゲイニングに参加した川野恵美子さんは「面白そうだと思って参加した。宝探しみたいで楽しかった」と笑顔で話しました。
市の無形民俗文化財「小村新田のハンギリ出し」が8月16日、国分広瀬の干拓潮遊池で行われました。ハンギリ出しは、「半切り」と呼ばれる底の浅い飼料おけと竹で組んだイカダの上から網を投げて行う漁のことで、江戸時代末期から続く盆明けの精進落とし行事です。
広瀬魚取り組合や地域の消防団の9人が合図とともに漁を開始。エッナ(ボラの稚魚)やコノシロといった魚を目がけて網を投げると、見物客からは歓声が上がりました。取れた魚はその場でさばかれ、見物客などに振る舞われました。
家族と見物に訪れた国分小学校6年の井上和奏(わかな)さんは「バランスを取りながら何回も網を投げていてすごいと思った。若い女性が頑張っている姿がかっこよかった」と話しました。
市内外で行われるイベントや観光宣伝、物産展などに参加し、市の魅力をPRする霧島ふるさと大使の選考会が8月24日、市役所で行われ3人の新大使が決定しました。
選ばれたのは、(写真右から)宮内舞花さん(27)、新川美菜さん(22)、上妻未来さん(34)です。3人は「子どもと一緒に楽しめる場所などをPRしたい」「身近な場所に自然やおいしい物、温泉などが詰まっている霧島市を広くPRしたい」「いろいろなイベントに参加してみたい」と笑顔で抱負を話しました。
任期は1年間で、11月の霧島ふるさと祭で新旧大使の引継ぎ式が行われる予定です。
地域社会全体の防災意識と対応力を高めようと8月24日、国分シビックセンター前広場で防災フェスタ2024in霧島が開催。市内に住む子どもとその家族が対象で、災害時に活躍するショベルカーや消防、警察、自衛隊などが所有する特殊車両の展示や乗車体験、水消火器による消火体験、災害伝言ダイヤル体験など普段経験できない工夫を凝らした内容で、参加した子どもらは各ブースで楽しみながら防災について学びました。
弟と参加した天降川小学校3年の東虎太朗君は「土のう袋詰めのタイムアタックが面白かった。速いタイムを出すことができて満足」とうれしそうに話しました。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください