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更新日:2024年5月28日
令和2年12月18日(金曜日)、霧島市は京セラ株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長、谷本秀夫)と立地協定を締結しました。今回の締結で合併後73件目となります。
引き続き、霧島市は市内雇用の創出や経済の活性化、産業振興を図るため積極的に企業誘致活動を展開してまいります。
京セラ株式会社は、昭和34年4月、京都市中京区において、資本金300万円で、ファインセラミックスの専門メーカー「京都セラミック株式会社」を設立。昭和57年10月に社名を「京セラ株式会社」に変更した。
同社鹿児島国分工場は、昭和47年10月に操業を開始。主に、ファインセラミック部品、電子部品、半導体部品、自動車部品などの製造を行っており、霧島市最大の企業として、地域産業の振興に大きく貢献している。
現在、鹿児島国分工場内には、材料技術の研究を行う「ものづくり研究所」、プロセス技術の研究を行う生産技術部門、解析評価技術の研究を行う分析部門の3部門があり、京セラの研究開発における主要拠点の一つとなっている。情報通信分野では、5G対応のスマートフォンやIoT機器に使用されるコンデンサ、セラミックパッケージ、環境エネルギー分野では、固体酸化物形燃料電池(SOFC)(※1)の主要部品であるセルスタックなどの研究開発を行っている。
今回の新研究棟においては、敷地内に分散していた3部門を集約し、連携を強化することで、製品・技術開発のスピードアップを図るとともに、製品の立ち上げ時から設備の自動化や生産の効率化に至るまで、総合的にサポートできる体制を確立することとしている。
同社は、地域に密着した企業経営を掲げており、今回の設備投資が地域産業の高度化や雇用の創出にさらに大きく貢献するものと期待される。
※1固体酸化物形燃料電池(SOFC):セラミックスを材料とした燃料電池の一種であり、水の電気分解の逆反応を利用して、燃料(水素)と酸素より、電気を発生させる。発電効率が高く、また、発電の際の排熱を回収することで、お湯も合わせて利用できることが特徴。
(本社)京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地
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