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更新日:2021年12月15日
観光体験や地域産業の活性化を図るため、日本電気株式会社(以下NEC)、株式会社ホテル京セラ、株式会社徳重製菓とらや、市観光協会と市は霧島市内の観光客を対象にした観光キャンペーンを11月1日から開始しました。キャンペーンは12月24日までです。
利用者は専用アプリ「霧島おもてなし実証アプリ」をダウンロードし、顔写真やクレジットカード情報を登録。同ホテルで来場チェックインをすると電子クーポンをもらうことができます。同ホテル売店と霧や櫻やで、顔認証で決済するときに割引券として使用でき、マスクを着けたままでも決済ができます。
同アプリのGPS機能を活用して、観光案内所や関平鉱泉・関平温泉など市内11カ所の対象施設のうち2カ所以上訪問した人に、抽選で同ホテルペア宿泊券をプレゼントする企画も同時に行われます。
NEC執行役員常務の小玉浩さんは「利便性を高めるために開発した技術。空港や温泉などがある霧島市はポテンシャルが高いので、技術の活用で魅力をさらに引き出していきたい」と話しました。
近年、全国的に認知症高齢者などの捜索の相談が多く、令和2年中の警察への届け出は過去最多に。霧島市では昨年14件の捜索依頼がありました。
こうした課題の解決策の一つとして市は11月2日、地域の持つ助け合いの心を情報通信技術(ICT)で繋ぐ地域共生支援アプリ・みまもりあいアプリの開発者である一般社団法人セーフティネットリンケージと協定を締結。同法人との協定締結は県内自治体で初めてです。今後は相互に情報交換を行い、アプリの普及や利用促進などを図る「みまもりあいプロジェクト」に取り組みます。
同アプリでは、行方が分からない人の家族など捜索を依頼したい人が自らアプリ内で捜索依頼を発信。事前に登録・購入したシールを高齢者や子どもの持ち物に貼っておくことで、住所や氏名、電話番号といった個人情報を公開することなく依頼ができます。発信エリアを限定できるので、不特定多数の目に触れたくないという人も安心して情報発信できるのが特徴です。
同法人代表理事の髙原達也さんは「日本人の多くが持っている優しさ、察する力がこのアプリの原動力。認知症の人だけでなく子どもの見守り活動にも役に立つので、温かい目で見守る地域づくりの一助になれば」と話しました。
令和5年に開催される燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会に向け、霧島市でも競技会場や沿道、自宅など身近な施設をたくさんの花で飾る花いっぱい運動に取り組んでいます。その活動の一つとして11月6日、国分パークプラザで「推奨花の花育て教室」が行われ、39人が参加しました。
同教室ではかごしま国体の推奨花であるマリーゴールドなどの育て方や寄せ植えできれいに見せる方法、土の入れ方や種植えなど育てる上でのこつを学びました。国分の眞方知子さんは「普段から花を手入れしているが、寄せ植えの作り方など勉強になった。訪れた人をきれいな花でお迎えし、晴れやかな気分になってもらいたい」と笑顔を見せました。
国分中央高校銃剣道部が、10月30日に神奈川県で行われた全日本学生銃剣道選手権大会に2チーム出場。団体戦(3人で1チーム)において、神奈川県所属の選手と混成で出場したBチームが見事準優勝に輝きました。今大会から高校生の部と大学生の部が同じトーナメントで戦うことになったことから、高校の部の最上位となり、県勢として初めて優勝旗を授与されました。
同校2年でBチームの竹ノ内優人君は「一緒に戦った神奈川県選手の力もあったが、試合で全力を出すことができ、いい結果につながった。今後強化合宿などを通して技術を磨き、来年の全国大会や国体も頑張りたい」と意気込みを語りました。
弦楽四重奏団BienenQuartet(ビーネンカルテット)による本格クラシックの鑑賞会が11月17日、陵南小学校で開催。県と市の主催で、児童が質の高いクラシックを鑑賞し音楽や芸術などに親しみを持ってもらうことを目的に行われ、霧島市では15日と17日で合わせて6公演がありました。
公演は2種類のバイオリン、ビオラ、チェロによるコンサートで、有名なクラシックの演奏以外にも、それぞれの楽器の音色を聞き比べたり、音を重ねてメロディーを作る過程を聞いたりしました。同校6年生の内村心美さんは「こんなに近くで演奏を聞いたのは初めてで、楽器ごとの音色の違いなど分かりやすかった。機会があればクラシックなど生の演奏をまた聞いてみたい」と声を弾ませました。
市は地域の活性化と市内の観光名所をアピールするため11月19・23日、1泊2日のツアーを企画。19日は32人、23日は50人が県内から参加しました。
往路は令和2年7月豪雨の影響で長期運休となっている観光列車「特急はやとの風」を貸し切り、鹿児島中央駅から大隅横川駅まで移動。県内最古の木造駅舎・大隅横川駅では、霧島高校音楽部による演奏や、お菓子・お茶の振る舞いがありました。その後、みやまコンセールや霧島神宮などの観光地を巡り、紅葉が身頃となった霧島を満喫しました。
大隅横川駅で乗客を出迎えた同駅保存活用実行委員会会長の柿木邦治さん(53)は「はやとの風が来ると活気が出る。横川町を知ってもらうきっかけになれば」と話し、いちき串木野市から夫婦で参加した草留美津子さん(68)は「はやとの風に乗ってみたかった。紅葉もきれいで、振る舞いもありがたい」と笑顔を見せました。
市内企業に勤めている人から、働くことの意義や楽しさを学ぶ企業講話が11月19日、国分中学校でありました。仕事内容や企業方針などを知ることで、仕事に対する意識を高めてもらおうとヤマグチ株式会社代表取締役副社長の山口秀典さん(37)が2年生177人に対して、自社が取り組んだ工事内容や地域貢献活動について話しました。
講話を聞いた上原巧(こう)君は「親が建設業をしているので、具体的な仕事内容を聞けてうれしかった。IT技術を取り入れて、新しいことに挑戦している姿に感心しました」と話しました。
お菓子メーカーのカルビー株式会社が提供する食育支援プログラム「カルビースナックスクール出前授業」が11月19日、高千穂小学校で行われ、3年生26人と参観した保護者が食について学びました。授業ではおやつの必要性や食べてもいい量の考え方など、児童と保護者に守ってほしいルールが伝えられたほか、消費期限と賞味期限の違いや食品栄養表示の見方など、食に関する基本的な知識を学びました。
講師を務めた同社九州支店・食育担当の鎌田(かまた)光一朗さん(49)は「おやつは体のエネルギー補給だけでなく、心のリフレッシュにもなる。ルールを守りながら、おやつと付き合ってほしい」と話し、授業を聞いた宮田晏和(あお)君は「おやつが大好きで普段からよく食べているので、教わったルールを守って食べたい」と笑顔を見せました。
県内で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受け、市は鳥インフルエンザウイルス侵入防止緊急対策の実施を決定。農場間での感染拡大を防止するため、11月22日から26日にかけて、姶良中央家畜市場や各地区営農センターで市内の全養鶏農場に消石灰と消毒液の配布を行いました。
22日に姶良中央家畜市場で防疫資材を受け取った株式会社霧島エッグの中原弘彰さん(58)は「自分たちでできる防疫対策としては消石灰が一番有効だと思うので、対策をしっかりと行い、流行に備えたい。新型コロナ対策など大変な中だと思うが、鳥インフルエンザも対策を取っていただきありがたい」と話しました。
265年前の宝暦6(1756)年に建てられ、11月に国の重要文化財に指定されることが決まった鹿児島神宮本殿の拝殿。本殿屋根は県内最大であり、県内では唯一の檜皮葺(ひわだぶき)建物です。老朽化により行っている檜皮のふき替工事の完了を前に、新しくふき替えた屋根の見学会が11月27・28日に行われました。見学会は鹿児島神宮と市教育委員会が共同で行い、約70人が参加。屋根の見学以外にも、工事の施工会社から同神宮の歴史や建築技法などの解説があり、参加者は感心した様子でうなずいていました。
隼人町の下猶多美子さんは「小さい頃から思い入れのある神社で、いつもそばに感じながら過ごしてきた。いつまでもこうして大切にされることを願っています」と話しました。
針の労をねぎらい、裁縫の上達を祈る行事として、江戸時代に広まったといわれている針供養。同行事が11月29日、国分中央高校でありました。家庭クラブに所属する生活文化科の全生徒が、古い針や折れた針を豆腐に刺して供養し、被服技術の上達を願いました。
同校3年で家庭クラブ生徒会長の山下紗矢華さんは「物にも心があるという考え方で、日本の素晴らしい習慣だと思う。何でも新しい物を買うのではなく、使えるものはリメイクするなど物を大事にしていきたい」と話しました。
10月24日に鹿児島市で行われた県小学生全九州ソフトテニス大会県予選の男子ダブルスで優勝した上小川小学校6年・南耀汰(ひなた)君と同校5年・南耀稀(ひびき)君、女子ダブルスで8位に入賞した青葉小学校6年・上水流愛紗(めいさ)さんと姶良小学校6年・池水郁名(ふみな)さんが11月29日、霧島市役所を表敬訪問しました。
4人は11月27・28日に長崎市で行われる九州小学校ソフトテニス選手権大会に出場します。南耀汰君は「8月には全国大会に出場するはずだったが、コロナで中止に。その分まで頑張りたい」と意気込みました。
正月飾りなどに使われるセンリョウ。出荷の最盛期を迎える12月を前に11月29日、はさみ入れ式が国分川内で行われました。センリョウは漢字で千両と書くことから、正月の縁起物とされています。16人の会員で組織する国分センリョウ生産振興会では、2.5haの畑で約7万本を栽培しており、県内出荷の4割を占める県内一の産地です。
この日の会場となった農地を管理する平野幸雄さん(87)は「7月の長雨で生育が心配されたが、まあまあの出来。出荷を終え、無事に年越しできれば」と話しました。
牧園町にあるヤマグチ株式会社から高規格救急自動車の更新を目的に1,000万円の寄付があり11月30日、国分シビックセンターで同社へ感謝状の贈呈と整備した車両のお披露目がありました。車両には同社の創業年にちなみ「1950」のナンバープレートが取り付けられ、車両側面などには、同社の希望により「街・人に感謝」の言葉が印字されました。
代表取締役社長の山口克典さん(64)は「創業70周年記念として、地元のために何かできないかと考え、高規格救急自動車の更新のための寄付となった。地域や新型コロナで大変な思いをしている医療従事者の方々の役に立てれば」と力を込めました。
文部科学省は学校保健の普及・向上を目的に、優秀な成果を上げている学校や関係者に表彰を行っています。今年度、県が推薦する表彰候補校に舞鶴中学校が選ばれ、文部科学省での審査の結果、首席にあたる文部科学大臣表彰を受賞。表彰式がオンライン開催となったため市教育委員会からの受賞伝達式が11月30日、同校でありました。同校では、全体朝礼で生徒主体の発表活動を行い健康教育や学校生活の規則について周知・徹底を図るなど、生徒自身が考え、行動するための活動を大切にしています。
昨年4月に赴任し、学校保健の取り組みに力を注ぐ養護教諭の米森良子さんは「こつこつと健康教育を進めてきたことが評価されてうれしい。今後も夢を実現する土台になる健康づくりを進めていき、生徒が自ら課題を認識して改善に取り組む姿勢を養っていきたい」と受賞を喜びました。より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください