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更新日:2021年7月2日

まちの話題(令和3年6月)

霧島市内でのイベントや出来事などを、まちの話題として紹介します

霧島温泉駅のおもてなし活動

霧島温泉駅花いっぱい美化活動が6月1日、牧園町のJR霧島温泉駅であり、霧島高校の生徒や地域住民ら約150人が参加。サルビアやマリーゴールドなど約350本の花の苗を駅ホームのプランターや花壇に植えたり、駅舎周辺の草取りをしたりしました。この活動は、平成21年の肥薩線全線開通100周年を機に始まり、霧島温泉駅構内の美化と周辺地域の活性化を図るため、毎年春と秋の2回実施しています。

霧島高校1年の横峯美亜(みあ)さんは「花を植え替えて、駅がきれいになってよかった。きれいになった駅を多くの人に利用してほしい」と笑顔で話しました。

霧島温泉駅

イオンでの集団接種開始

65歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が6月2日、イオン隼人国分ショッピングセンターで開始。初日は事前予約した89人と当日キャンセル分で民生委員・児童委員1人が接種しました。

1階の空きテナントに待合室や接種ブース3カ所が設けられ、受け付けや予診票の記入を済ませた高齢者たちは医師や看護師から次々と接種を受けました。

国分姫城の阿多石未知子さん(83)は「スムーズに接種することができた。痛みもなく、ほっとした。会場に連れてきてくれた娘と買い物をして帰りたい」と笑顔で話しました。

当日キャンセル分で接種を受けた民生委員・児童委員の西村眞郷さん(75)は「今日、キャンセルが出たとの電話を受けて会場に来た。高齢者と接する機会が多く、ワクチンを打っていない引け目を感じていたので、早く接種することができて良かった」と話しました。

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210602ワクチン集団接種

求人票の早期提出などを要請

3月に卒業した県内の高校生と大学生の就職状況は、コロナ禍でも順調に推移しましたが、依然として、約半数が県外に就職するなど人材の流出が続いています。今年度も新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが立たず、一部企業では採用を控える動きも見られます。このような中、高校生や大学生に市内の企業に就職してもらうことで人材確保と地域活性化を図ろうと、6月3日、市長と教育長、国分公共職業安定所長が市商工会と霧島商工会議所を訪れ、新規学卒者の採用枠の確保と求人票の早期提出を要請しました。

要請を受けた市商工会・会長の中村博美さん(72)は「コロナ後を見据えて、人材確保に努めたい。行政にも引き続き必要な支援をお願いしたい」と話しました。

求人票早期提出要請1

求人票早期提出要請2

中福良小で“どろリンピック”

隼人町にある中福良小学校の児童20人が6月8日、同校近くの田んぼで通称「どろリンピック」と呼ばれる泥遊びをしました。嘉例川の豊かな自然に親しんでもらおうと同校が毎年開催。児童らはソリにボールを入れてリレーをしたり、泥を投げ合ったりと普段できない体験を満喫していました。

同校の卒業生で田んぼを提供した角(かど)泰博さん(66)は「今日のために肥料を入れず草刈りなどの準備をした。子どもたちの笑顔が見られてうれしい」と話しました。同田んぼでは児童らが10日に田植えをし、11月に収穫した米を食べる予定です。

今年転入した5年生の土岐悠乃(どきはるの)さんは「田んぼに入るのが初めてで、泥の感触に驚いた。中福良小学校でしかできない体験。みんなで泥を投げ合ったり笑い合ったり楽しかった」と笑顔を見せました。

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豊作を願う伝統の田植え

伝統行事である霧島神宮斎田御田植祭が6月10日、霧島田口でありました。新型コロナのため田の神舞(たのかんまい)の奉納中止など規模を縮小しての開催となりましたが、神事の後に青や赤の装束に身を包んだ12人の早男・早乙女が丁寧に稲の苗を植え、五穀豊穣を願いました。

早男として苗を植えた同神宮権禰宜(ごんねぎ)の上牧瀬章洋さん(28)は「大切な神様へのお供え物。すくすく育ってほしいと願いを込めて職員で手植えした。10月には一面黄金の野原のような実りになれば」と話しました。

約6,000平方メートルの斎田に植えられた稲は、秋に収穫し同神宮に奉納されます。

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 茶摘み体験とお茶入れ教室

国分郡田の特認校・木原小学校の児童18人が6月10日、同校近くにある宮田製茶の畑で霧島茶の茶摘みを体験しました。地元特産の霧島茶に触れ、身近に感じてもらうために毎年行われています。茶畑には春に摘んだ後に芽を出した、二番茶と呼ばれる新芽が顔を出しており、摘み方の説明を受けた児童は黙々と茶葉を摘み取りました。

茶摘みの後には木原中央公民館でお茶の入れ方教室があり、おいしいお茶の入れ方や作法、お茶を作る農家さんの工夫などを学び、実際に入れたての霧島茶を味わいました。3年生の中村限登(きりと)君は「初めてだったけど、たくさん摘めた。茶葉はそのまま食べてもおいしかったので驚いた。家でもお茶を入れてみたい」と話しました。

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 地域ぐるみで子どもを支える

新型コロナの影響で収入が減少している家庭の子どもたちを支援しようと国分の通り会の飲食店らが6月18日、料理を持ち寄り子ども食堂に渡す弁当50食を作りました。弁当は上小川にある子ども食堂に届けられ、訪れた子どもらに配布。食材は農家などから届けられた地元の野菜や肉などが使われ、残った食材は弁当と一緒に必要とする人に配布されました。

県飲食業生活衛生同業組合霧島支部長の長沼法文さん(50)は「飲食店も厳しい状況だが、子どもたちに少しでも元気を届たいと考えた。今後も定期的に活動していきたい」と話し、弁当を受け取った子ども食堂の所長・西律子さん(52)は「さまざまな人の思いがつながり、子どもへの支援ができている。地域ぐるみで子どもを支えるという思いに感謝しています」と話しました。

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大塚製薬と包括連携協定

市は、第二次霧島市総合計画の政策の一つである「市民とつくる協働と連携のまちづくり」に基づき、民間企業との連携を進めています。その取り組みの一つとして市役所で6月22日、大手製薬会社である大塚製薬株式会社と、健康増進や災害対策などの分野で包括連携協定を締結しました。同社との協定は県内自治体で9例目。今後、熱中症対策アドバイザー養成講座や高齢者向けのフレイル予防講座の実施、災害時の物資の優先確保などに取り組む予定です。

これまでも上野原縄文の森駅伝での飲料提供などを行っている同社。ニュートラシューティカルズ事業部熊本支店長の石田清さんは「市の健康課題を解決することで健康寿命を延ばし、理想のまちづくりをサポートしたい」と話しました。

210622大塚製薬包括連携協定

遺跡の整理作業所を見学

福山小学校唯一の2年生・樺木野凪音(かばきのなお)君が6月23日、隣接する旧福山中学校にある県文化振興財団埋蔵文化財調査センター第2整理作業所を見学しました。生活科の授業の一環として、学校近くの施設や働いている人たちの様子を知り、将来の夢や進路などを考えるのが狙い。発掘された埋蔵物の分別や復元など作業の説明を受けながら見学した後、土器の復元や装飾品の製作を体験しました。

同作業所は東九州自動車道整備に伴って発掘調査を行った県内4遺跡の整理作業を行うため、平成30年度から同財団に市が貸与している施設で、受託事業者を含め94人が働いています。

見学の案内をした文化財専門員の大保秀樹さん(63)は「施設見学を通じて、文化財に興味や親しみを持ってもらえたら」と話し、樺木野君は「学校の近くで多くの人が働いているのは知っていたけど、何をしているかは知らなかった。土器のかけらをくっつける体験が楽しかった」と笑顔を見せました。

整理作業所見学

五輪代表内定、意気込み語る

東京2020オリンピックハンドボール女子日本代表内定メンバーが6月23日発表され、霧島市を拠点とするソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの角南(すなみ)果帆さん(28)が初めて五輪代表に。翌24日、市長を表敬訪問し「持ち味であるスピードのある動きを生かして、気持ちを前面に出したプレーで勝利に貢献したい。霧島市や鹿児島県の皆さんに元気を与えられるように頑張ります」と大会への抱負を話しました。ハンドボール競技は国立代々木競技場第一体育館で7月24日から始まり、女子日本代表は同月25日に初戦を迎えます。

ハンド角南選手

 LIVE KIRISHIMA本格始動

市の自然環境、文化、食、遊休不動産など今ある地域資源を活用した若者・女性創業者の挑戦を後押しすることを目的に令和元年から始まった「霧島リノベーションまちづくり」。その活動の一つ「LIVE KIRISHIMA」のキックオフイベントが6月26日、国分シビックセンター多目的ホールでありました。「LIVE KIRISHIMA」では、新しく事業を始めることなどを目標に据え、地域を盛り上げるビジネスを行うために必要な技術やノウハウを学びます。今後開催予定の「きりしま女子起業ラボ」や「学生×企業プログラム」、実際に不動産所有者に事業提案する実践型プログラム「リノベーションスクール」などの講師が、霧島でチャレンジしたい人に助言するとともに、応援させてほしいと話しました。

参加した鹿児島第一高校2年生・東聖波(せいは)君は「企業と学生の関わりが広がっていることは知らなかった。一度県外に出て視野を広げる、霧島市外からの視点を持つことに興味が湧いた」と話しました。

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 本殿屋根30年ぶりに葺き替え

鹿児島神宮本殿は265年前に建てられ、県内最大で県内で唯一の檜皮葺(ひわだぶき)屋根の建築物です。今回、檜皮の劣化により雨漏りがひどくなってきたことから、30年ぶりに葺き替えを実施。住民を対象とした見学会が鹿児島神宮と市教育委員会の共同で、6月26日・27日行われ、約40人が参加しました。

夫婦で見学した隼人町在住の有村繁樹さん(67)は「住んでいる近くにこんな素晴らしい建物があるのにびっくり。なかなか見る機会がないので、とても貴重な体験でした」と話しました。

鹿児島神宮改修

 全共おもてなし体制始動

令和4年10月に霧島市牧園町で開催予定の第12回全国和牛能力共進会に向けて6月27日、市内の観光団体、経済団体など関係機関が一堂に会し、「霧島市おもてなし推進協議会」を設立しました。宿泊・飲食・観光情報などのおもてなし体制を整えることにより、霧島市のファンを獲得し、再び本市を訪れていただくことを目的に、オール霧島で一丸となって来訪者をおもてなしする体制を構築しようとするものです。

大会は期間中5日間で約40万人の来場者が見込まれており、鹿児島県での開催は、第2回大会以来52年ぶり2回目。鹿児島県は前回大会で3連覇を狙う宮崎県を破り、総合優勝に当たる「団体賞」を獲得しています。

協議会会長に選出された中重市長は「大会が開催される来年10月にはコロナも終息して、多くの方が本市を訪れていただけると考えている。一人でも多くの方にお越しいただき、霧島市を満喫していただけるよう、まずは、おもてなし体制を整えていきたい」と意気込みを語りました。

全共

 地域一体で海岸をきれいに

錦江湾の優れた自然環境を保護するため、湾岸の市町で海岸清掃を実施する「錦江湾クリーンアップ作戦」が6月27日、国分下井海岸で開催されました。今回は、新型コロナウイルス感染症対策として、作業場所の区分けや清掃時間の短縮などを実施。早朝から地域住民や市内企業など34団体約430人が海岸のごみ拾いに汗を流しました。熱心な作業の結果、漂着物などトラック6台分のごみが回収されました。

毎年、霧島市内では国分下井海岸、小浜海岸、福山港周辺海岸の3カ所であり、7月18日に小浜海岸、7月22日に福山港周辺海岸で実施される予定です。小浜海岸では、今年は一般の参加者は募集していません。

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