ホーム > 市政情報 > 広報・皆さまの声・出前講座 > まちの話題 > まちの話題(令和3年度) > まちの話題(令和3年10月)
ここから本文です。
更新日:2021年11月18日
隼人駅を拠点とし、小田、小浜、隼人塚団地や商業施設を巡る「はやと循環ワゴン」。10月4日からの実証運行を前に10月1日、隼人駅前広場で出発式がありました。
はやと循環ワゴンは、9月で廃止されたバス路線を代替するために運行を開始。9人乗り車両の活用により、これまでバスが運行していない地域の移動手段を確保するなど地域ニーズを踏まえた、きめ細やかな運行経路を実現しました。1日4便、月・水・金曜の運行で、位置情報や混雑状況などの運行情報をウェブ上でリアルタイムに知ることができる「ロケーションシステム」を導入しています。
出発式で隼人工業高校美術部の生徒がデザインしたラッピングシートを披露し、車両に貼り付けた後、地域住民が試乗しました。
小浜地区自治公民館長の門間(もんま)俊雄さん(67)は「自家用車と比べると多少不便だが、高齢の方も増えているので交通事故の危険性を減らすメリットのほうが大きい。実証運行は第一歩。本格運行につなげるためにも利用促進に協力していきたい」と話しました。
設立から22年目を迎える霧島商工会議所女性部が10月6日、国分中央高校に生理用品などを寄贈。コロナ下で活動が行えていなかった同女性部が、家庭の事情で生理用品などの購入が難しい学生に使ってもらうため、生理用品5,120枚と不織布マスク500枚、アルコール消毒液8リットルを贈りました。
同女性部会長の家村孝子さんは「コロナの影響で経済的に苦しい家庭が増えたと聞く。そういった家庭の負担を少しでも減らすとともに、子どもが不便な思いをすることなくスポーツや勉強に取り組んでもらえたら」と話し、同校校長の森川敏美さんは「生理の貧困といわれ、生徒も相談しにくい問題と捉えている。心遣いに感謝するとともに、生理用品は女子トイレの個室や保健室に設置するなど、生徒が気兼ねなく使えるよう配慮したい」と話しました。
2020年に開催予定だった「燃ゆる感動かごしま国体・燃ゆる感動かごしま大会」を盛り上げるために作成した応援のぼり旗を10月7日、空の玄関口である鹿児島空港の正面駐車場に陵南中学校2年生53人が飾りました。のぼり旗は市内の48校小中学校の児童生徒が全国から訪れる選手、監督、観覧者などを応援、お出迎えするために、都道府県ごとの特色や特産品、方言などを調査し、手作りしたものです。国体が延期となり披露する機会がなかったため、コロナ下の中で頑張る全ての人へ応援の気持ちも込めて、12月7日までの2カ月間設置されます。
小学校6年生時に作成した同校2年の松原杏佳(きょうか)さんは「京都府の応援旗を作成しました。方言の勉強にもなったし楽しかった。機会があれば、また作ってみたい」と話しました。
小浜小学校家庭教育学級が10月9日、身近にある豊かな自然の一つである小浜海岸を散策し、児童と保護者27人が参加。鹿児島の環境教育とエコツーリズムを進めるNPO法人くすの木自然館から講師を招いて、干潟に住む生き物の役割や人の生活との関係について学びました。講師を務めた同法人専務理事の浜本麦(ばく)さん(38)が、絶滅危惧種や県外ではほとんど見られない生き物などを紹介すると児童らは驚きの声を上げました。
参加した同校5年の鳥丸琴さんは「知らない生き物がたくさんいて驚いた。春はもっといっぱい生き物がいるということなので、そのころにまた探しに来たい」と話しました。
国分中央高校生活文化科の生徒11人が10月15日、国分南小学校5年の家庭科の授業でミシンの使い方を教える出前授業を行いました。同科の家庭クラブに所属する2・3年生が、クラブの活動方針の一つとして掲げる地域・学校に貢献することの一環として実施。普段からクラブ活動で扱うミシンの使い方・縫い方を丁寧に説明し、児童は初めてのミシンに興味津々でした。
同クラブ部長の山下紗矢華さんは「初めての体験だったけれど、子どもたちが気さくに質問してくれたので教えやすく、みんな上手にできました」と話し、同校5年の張田結仁(ゆいと)君は「足で操作するときの力加減が難しかったけど、返し縫いが面白かった」と満足そうに話しました。
約1300年前に大和朝廷に反乱を起こし、犠牲となった隼人族の霊を供養するために始まったといわれる伝統行事の「鹿児島神宮隼人浜下り」。ご神体を乗せたみこしやよろい武者、神官など約50人が、10月16・17日、鹿児島神宮から浜之市までの5kmを練り歩きました。
例年、稚児行列など多くの市民が参加していますが、昨年に引き続き、コロナ感染拡大防止のため、神事とみこしの神幸行列、隼人塚での「隼人舞」の奉納など、規模を縮小して行われました。
行列委員長の永田龍二さん(80)は「昨年隼人の乱から1300年を迎えた。これからも地域の祭りとして大切にしていきたい」と笑顔で話しました。
「第18回縄文の森秋まつり」が秋晴れの中、10月16・17日、上野原縄文の森でありました。
祭りは、子どもから大人まで楽しめる火おこし体験や弓矢作り、アクセサリー作り、地元中高生による音楽やダンスなどのステージパフォーマンスのほか、もちもちとした食感が人気のどんぐりうどんの販売などで午前中から大盛況でした。
弓矢作りと火おこし体験をした曽於市在住の大原颯斗(はやと)君(10)は「弓矢作りは弓を結ぶところが難しかったが、矢が真っすぐ飛んでうれしかった。来年はアクセサリーを作って、お母さんにプレゼントしたい」と笑顔で話しました。
野外音楽フェス・みやまの森の響きが10月17日、みやまコンセール野外音楽堂であり約1,200人が参加。地元の高千穂小学校金管バンドをはじめ、吹奏楽や合唱、ギター弾き語りなど7組が演奏を披露しました。参加者は爽やかな秋の風を感じながら、演奏に聴き入りました。
出水市から夫婦で訪れた内野泰子さん(60)は「知人が出演するので見に来ました。新型コロナの影響でイベントなど外出機会が減っているけど、自然に囲まれた環境で音楽を楽しむことができて元気が出ました」と笑顔を見せました。
東京2020オリンピック女子ハンドボールにソニーセミコンダクタマニュファクチャリング「ブルーサクヤ」の角南果歩選手が出場。出場報告などのため10月18日、霧島市役所を表敬訪問しました。一次リーグではモンテネグロ代表に45年ぶりに快勝し、角南選手も活躍。前線で攻撃の起点としてプレーしましたが、試合中に左手を負傷し、その後は欠場を余儀なくされました。代表は一次リーグ敗退という結果でした。
角南選手は「けがはあったが、勝利に貢献できたことはうれしい。オリンピックの舞台に立てた喜びもあるが、やり残した思いや悔しい思いでいっぱい。まずはしっかり復帰し、リーグ戦で戦っているところを見てもらいたい」と話しました。
左手は順調に回復しており、近日中にブルーサクヤのリーグ戦に復帰予定です。
市は10月20日、市役所で塩田県知事立会いの下、京セラ株式会社と新工場2棟建設の立地協定を結びました。
ファインセラミック部品、電子部品、半導体部品、自動車部品などの製造を行う同社は市内最大の企業であり、国分工場は同社の国内工場として最大の規模を誇ります。今回の増設は、半導体製造装置用ファインセラミック部品の需要増加と他事業の将来的な設備増設を見据えた生産スペースの確保が目的です。建築面積は2棟で12,170平方メートル、投資総額約110億円、11月に着工し、鉄骨造2階建ての7-1工場は令和4年10月に、鉄骨造6階建ての7-2工場は令和5年10月に操業が開始。35人の新規雇用を予定しています。
同社の執行役員常務総務人事本部長の佐藤隆さん(61)は「今回の工場が増設されると生産体制が現状の約2倍となる。霧島の地から最先端の部品を世界へ届けたい」と話しました。
健康で過ごすために必要な睡眠と体内リズムなどの関係について学ぶ、市民健康講座「正しい睡眠と日々の健康サポート~体内リズムの改善と健康維持について~」が10月23日、国分シビックセンターで行われ、約110人が参加しました。今年6月、市は健康増進などの分野で大塚製薬株式会社と包括連携協定を締結。同社福岡支店の鷲頭(わしず)遼亮さんを講師に招き、商品開発などから得られた健康に関する研究成果や知見を基に、健康に過ごすために睡眠で意識してほしいポイントについて講話がありました。
鷲頭さんは「体内リズムの乱れを防ぎ、適度な運動と良い眠り、バランスの良い栄養を心掛け、元気な毎日を過ごしましょう」と締めくくり、参加した隼人町の田中寿美子さんは「日頃から睡眠には気を付けていたつもりでも、知らないことばかりでした。早速実践していきたいです」と笑顔で話しました。
姉妹都市盟約を結んでいる岐阜県海津市との青少年交流事業。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、リモートで交流を行う今年度最初の全体交流が10月24日、メディアセンターでありました。交流するのは霧島市、海津市の中高生30人。全体交流には26人が参加し、それぞれの自己紹介やお互いの市の概要を紹介しました。
3回目の参加となる国分中央高校3年の日髙詩織さんは「方言や暮らしなど、両市の違いがおもしろい。訪問できないのは残念だけど、交流を楽しみたい」と話しました。
川崎医科大学など6つの教育施設と2つの大学病院を運営する学校法人川崎学園(岡山県倉敷市)の創設者・川﨑祐宣(すけのぶ)氏の功績を称えるため、市は生家跡地に公園整備を進めています。隣接する横川保育園児17人と安良小学校緑の少年団23人が10月25日、絵を描いたタイルのはめ込みや芝張り作業を体験しました。
子どもたちは、早くこの公園で遊べるように願いを込め、楽しく作業していました。公園は来年2月供用開始予定です。
霧島市に関連工場を持つ鹿児島市の建設会社・コーアツ工業株式会社から、企業版ふるさと納税の寄付がありました。企業版ふるさと納税は国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して、企業が寄付を行った場合に法人関係税から税額控除する制度です。市への多額の寄付に対して10月26日、市役所で感謝状を贈呈しました。同制度の寄付としては霧島市で初めて。寄付は新型コロナウイルス対策に活用予定です。
同社代表取締役社長の出口稔さんは「県外での受注など業績が良かった。お世話になっている地域のまちづくりに貢献できればと今回の寄付を決めた」と話しました。
市戦没者追悼式が10月29日、隼人農村環境改善センターであり、遺族80人をはじめ約130人が参列しました。
式では舞鶴中学校2年の權現領泰志(ごんげんりょうたいし)君と手賀有奏(ゆうか)さんが「平和の尊さと命の重みを全ての基本とした世界を目指し、全ての人が笑い合って生きていける日を一刻も早く実現できるよう、努力し続けていきたい」と平和への誓いを述べ、参列者全員が戦没者への哀悼の意を表し、献花台に菊の花を供えました。
霧島市遺族会連合会長の安栖惠(やすずみ)(80)は「戦没者の子どもである私たちも後期高齢者となっている。会員相互の協力をさらに強め、戦争を起こしてはならないという意志を忘れず活動していきたい」と話しました。
市主催の体験活動事業などに参加した子どもたちが、自らの体験を発表する「市教育フェスタ」が10月30日多目的ホールであり、児童生徒や保護者など約90人が発表に聞き入りました。青少年議会で「学んだことを発表できる機会をつくってほしい」との声を受けて実現したもので、各事業に参加した小中高生9組がそれぞれの体験を紹介しました。発表の様子はオンラインでも配信し、多くの視聴がありました。
マレーシアへの海外派遣に参加した経験を持ち、青少年議会で提言を行った鹿児島高校2年の井ノ上華鈴(かりん)さんは「多くの人に私たちの体験を知ってもらうことで、事業に参加する人が多くなってくれたらうれしい」と話しました。
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングのブルーサクヤが所属する女子日本ハンドボールリーグ。ホームでは今シーズン初の有観客の試合となった公式戦が10月30日に国分体育館で行われました。試合の前には対戦相手の三重バイオレットアイリスとブルーサクヤに霧島市と生肉問屋・焼肉本舗きりしま畜産から霧島産の牛肉などが贈られました。
リーグ戦全勝中のブルーサクヤは序盤から優勢に試合を運びます。途中、守備を捨てた相手の7人攻撃などの戦術に苦しめられ、一時は1点差まで詰め寄られたものの、連続得点などで25対23と見事勝利。監督の大城章さんは「苦しい場面もあったが、これまで積み上げてきたことが結果につながった。次の試合に向け修正すべき点など確認したい」と話しました。
地域活性化のため10月17日から31日まで、大隅横川駅保存活用実行委員会が同駅舎構内をハロウィン仕様に飾り付け。31日には来場した子ども先着50人にお菓子を配布し、多くの人でにぎわいました。同駅で仮装した姿を写真撮影し、インスタグラムにハッシュタグを付けて投稿すれば応募できる仮装フォトコンテストも11月14日まで開催されます。
鹿児島市から訪れた山内彩音さん(13)・琉音(りお)さん(11)姉妹は「夢に出てきそうなくらい迫力のある飾り付けだった。お化け屋敷みたいで楽しかった」と笑顔を見せました。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください