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更新日:2021年10月8日
福山町にある坂元醸造で9月1日から、黒酢の仕込みが始まりました。約5万2,000個のつぼが並ぶつぼ畑では、職人が4人1組で、米こうじと蒸した米、地下水を入れて最後に振りこうじをする一連の作業を行いました。今後は週に1回、竹の棒でつぼをかき混ぜ、匂いや色で発酵状態を確認。早いものは1年半ほどで出荷します。
醸造技師長の坂元宏昭さん(47)は「わが子のようにひとつぼ、ひとつぼ丁寧に育てている。おいしい黒酢になってほしい」と話しました。
仕込みは春と秋の2回行われており、秋仕込みは10月末まで続きます。
青葉小学校で9月18日、運動会に向けた緑門作りを同校おやじの会が行いました。昨年は新型コロナの影響で緑門作りを自粛し、6年生が運動会の抱負を記した手形のプラスチック板を飾った「青空門」を代わりに作りました。昨年途切れた伝統をなくさないようにと、会員15人が参加して緑門を復活。木の柱にネットを巻き付け、2トントラック半分ほどのスギの葉を際し込み、3時間ほどで完成させました。
会長の新(しん)麻世さん(36)は「コロナ下だが、友達と楽しい思い出を作ってほしい。運動会では精いっぱい頑張ってもらいたい」と話しました。
地域を元気にしたいという思いから結成し、国分の飲食や社交業を中心に31店が所属する霧島エール会。9月10日に行われた4回目の活動では、コロナ下で奮闘する市立医師会医療センターの職員に感謝やねぎらいの気持ちを込めて、夏野菜カレー弁当300食を配布。食材は地元生産者から届けられたものや、フードバンクに寄せられたものなどを使用しました。
弁当を受け取った医師会医療センター院長の河野(かわの)嘉文さん(65)は「コロナが広がり始めた当初は風評被害があったが、今では『がんばってね』と温かい言葉を掛けてくれる人が増えた。こういった思いを励みに、今後も頑張っていきたい」と話し、溶岩焼薩摩屋の代表取締役で霧島エール会会長を務める西田昭二さん(54)は「私自身、医療センターにお世話になり精神的にも助けられたので、何かお返しができないかと考えていた。元気や笑顔を届けるために、思いを込めて作った。今後も、何か少しでも地域や子どもたちの力になれるよう、活動を続けていきたい」と話しました。
古代の南九州に住んでいた隼人と呼ばれる人々は、自分たちの生活を守るために朝廷からの支配に抗いました。養老4(720)年に戦いが終結してから1300年という節目を迎えたことを記念したシンポジウムが9月26日、隼人農村環境改善センターで行われました。会場を訪れた86人のほかオンラインで30人が参加し、文学博士などのパネリスト4人を招いたシンポジウムでは、隼人とはどのような存在だったのかなどについての知見が話されました。
基調講演・パネリストを務めたラ・サール学園教諭の永山修一さんは「隼人をテーマに置いた研究は、最近盛んに行われている。その歴史を多くの人にどう伝えていくかが重要になってくる」と締めくくり、参加した牧園町の春田良彦さん(77)は「昔待ち合わせなどで何気なく訪れていた隼人塚の歴史的な意味合いなど、知らないことばかりで勉強になる。歴史を学ぶイベントなどあれば、今後もぜひ参加したい」と話しました。
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