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更新日:2017年9月1日

まちの話題(平成29年7月)

霧島市内でのイベントや出来事などを、まちの話題として紹介します

夜回り先生「いのちの授業」

深夜の繁華街パトロールを通じて青少年の非行防止や更正に取り組み、「夜回り先生」の愛称で知られる水谷修さん(61)の講演会が7月1日、市民会館であり約600人が参加しました。

演題は「いのちの授業、優しさと勇気の育て方」。非行に走る子どもたちとの交流や補導経験を通して得た、大人と子どもの関わり方のヒントを紹介し、「美しいものは人を強くしてくれる。子どもたちは登下校で美しいものを30個見つけて」「子どもは両親が絶対的な存在。子どもの前で夫婦げんかだけはしないで」「規則正しい生活が体や心を育む」「朝夕通学路に立ち、子どもたちに声を掛けて。自分を気に掛けている、愛してくれていると知った子どもは非行や自殺に走らない。まちの大人全体で子どもを見守ってほしい」と訴え、来場者の多くが熱心にメモを取り、中には涙を流して大きくうなずく人もいました。

中学生と高校生の子どもがいる国分の畑(はた)美穂さん(43)は「親が変わらないといけないと強く思いました。もっと子どものことを見て、褒めてあげたい」と話しました。

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きれいな海を保つために

錦江湾の優れた自然環境を保護するため、湾岸の市町全体で海岸清掃を実施する「錦江湾クリーンアップ作戦」が7月1日、国分下井海岸でありました。早朝から、近所の住民や子どもたちなど42団体約870人が海岸のごみ拾いに汗を流しました。熱心な作業の結果、トラックで5台分のごみが回収されました。

参加した国分小学校6年の福吉朋香さん(11)は、「思った以上にごみがたくさん落ちていましたが、今日の清掃活動でとてもきれいになりました。いつもきれいな海であってほしいです」と話しました。

毎年、霧島市内では国分下井海岸、小浜海岸、福山港周辺海岸の3か所で実施しています。7月9日に小浜海岸、7月15日に福山港周辺海岸で実施予定です。

国分下井海岸1

国分下井海岸2

夏本番、待ちに待った海開き

国分キャンプ海水浴場の海開き式が7月1日にありました。霧島市観光協会の主催で、関係者約30人が、海水浴期間中の安全を祈願しました。海水浴場を2つ持つ霧島市では、7月15日に小浜海岸でも海開き式を予定しています。式の後、地元の子どもたちが元気よく海に駆け込み、「気持ちいい」「冷たい」と大きな声ではしゃぎながら、泳いだり、もぐったり、水を掛け合ったり、海を満喫していました。

国分小学校6年の郭(かく)賢太くん(11)は、「地元の海がいつもきれいでうれしいです。週末や夏休みにまた遊びに来ます」とほほ笑みました。この日は天気にも恵まれ、海水浴目当ての家族連れなどが次々と国分キャンプ海岸を訪れました。

下井海岸海開き1

下井海岸海開き2

園児らが交通安全を学ぶ

交通安全七夕キャンペーンが7月5日、横川警察署であり横川保育園児24人が参加しました。園児は、将来の夢などの願い事を書いた短冊をささの葉に飾り、パトカーや白バイを見学。署員からサイレンの鳴らし方や無線の使い方、遊ぶときは道路に飛び出さないこと、車に乗るときはチャイルドシートに座ることを教わりました。

内村菜(ことな)ちゃん(5)は「友達と遊ぶときは、道路の右と左を見て車に気を付けるようにします」と話しました。

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霧島地区安全・安心情報提供

霧島地区安全・安心情報提供事業に関する協定締結式が7月5日、霧島警察署内で行われ、霧島警察署長、霧島地区防犯協会長(霧島市長)、株式会社ブルグラス代表取締役社長の三者がそれぞれ協定書に調印しました。

この協定は、霧島警察署と霧島地区防犯協会が行っている霧島あんぜん・あんしんメール「かけはし」の内容を株式会社ブルグラスが運営するインターネット地域情報サイト「まいぷれ霧島・姶良」上に掲載するもので、メール会員以外の住民でもサイトから霧島市内に出没した不審者情報などをタイムリーに得ることができ、防犯対策として高い効果が期待されています。

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国分中央高、4種目で全国へ

国分中央高校の女子柔道部、なぎなた部、ダンス部、銃剣道同好会の生徒が全国大会出場の報告のため7月5日、市役所を表敬訪問しました。

5月~6月の県高校総体で女子柔道部が団体戦で初優勝。個人戦でも63キロ級で1年の古城(こじょう)菜南美(ななみ)さん(15)が優勝しました。なぎなた部は演技競技の部で2位になり、共に8月に福島県で開催される全国高校総体に出場します。

ダンス部は、6月の県高校ダンス発表会で最優秀賞(第1位)受賞。8月に兵庫県で開催される“ダンスの甲子園”ともいわれる全日本高校・大学ダンスフェスティバルに出場します。

銃剣道同好会は、7月に宮城県岩沼市で開催される全国高校生銃剣道大会と8月は、長崎県諫早市で開催される国民体育大会九州ブロック大会少年の部にも出場します。

ダンス部キャプテンの有薗ゆいさん(18)は「練習中はみんな対等な立場で意見を出し合ってきました。特に3年生は最後の大会なので気合が入りすぎて意見のぶつかり合いもありましたが、それを乗り越えていいダンスができました。全国大会では上位を目指します」と熱く語りました。

20170705国分中央高校

畜産を肌で学ぶ「和牛少年隊」

牧之原小学校5年の全児童でつくる「福山町和牛少年隊」28人が7月6日、地元の畜産農家で今年度初めてとなる体験学習を行いました。福山地区は畜産が盛んで、市内の肉用牛の約4割を飼育。和牛少年隊は動物愛護の心を育み畜産に親しんでもらおうと平成6年に結成され、今年で24年目になります。

3班に分かれた児童たちは、班ごとに畜産農家を訪問。1班の10人は町肉用牛振興会長の東村一彦さん(55)の牛舎で子牛にミルクを飲ませたり親牛に餌をやったりして、牛との触れ合いを楽しみました。その後、牛の個体識別に利用され、せりに出す際の血統証明となる「鼻紋(びもん)」を採取。自分の指紋も一緒に取り、違いを比べました。

谷村悠正(ゆうせい)君(10)は「ミルクを飲む子牛の力が強かった。牛にも人間の指紋のようなものがあることを教わり面白かった」と笑顔を見せました。

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コア・よかが開所10周年

土日も住民票などの証明書やパスポートの発行ができる市民サービスセンター「コア・よか」が開所10周年を迎え記念式典が7月6日、同センターで開催されました。

式典では、パスポートの交付や施設に隣接するキッズパークきりしまを利用する子どもたちへの記念品の贈呈、カトリック国部幼稚園園児による歌の披露があり10周年を祝いました。

前田終止霧島市長は「証明書の申請や会議室・キッズパークの利用を合わせ10年間でコア・よかの利用者は50万人を突破しました。さらに行政サービスを高め、利用促進を図りたい」と話し、パスポートの交付を受けた国分の佐々木寿子(ひさこ)さん(62)は「共働きなので土日や午後5時以降も開いているコア・よかはとっても便利。夫婦で海外へ行くのが楽しみ」と喜びました。

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被災地日田へ関平鉱泉水送る

九州北部豪雨災害で被災した大分県日田市に7月8日、霧島市から関平鉱泉水の500ml入りペットボトル2,400本を送りました。

市から被災した自治体に問い合わせをしたところ、日田市から飲料水の支援要請があったためです。

関平鉱泉販売所でトラックに水を積み込み、出発式で前田終止市長は「一日も早い復旧と日常生活を取り戻されるように祈っています」とした日田市民へのメッセージを運転手に渡し、トラックを見送りました。

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地元の魅力を学ぶ浴育学習

日当山小学校の3年生117人が地元の温泉の魅力に触れながら、働くことの大切さを学ぶ

浴育学習が7月8日、日当山の温泉施設3か所(清姫温泉、家族温泉木の花(このはな)、日本湯小屋物語)でありました。同校の浴育学習は今年で3回目です。

日本湯小屋物語を清掃した3年1組の生徒35人は浴室や客室の清掃の仕方を従業員に教わりながら、たわしや雑巾で一生懸命掃除していました。

最後には従業員への質問コーナーがあり、普段は8つの家族湯を2人で掃除していることや汚れの種類によって洗剤を変えていること、8月にすべり台付きの家族湯が完成することなどを知り、驚きの表情を浮かべていました。中山美(れみ)さんは「床や浴槽がきれいになってうれしかったです」と笑顔で話しました。

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 若き剣士たち、全国大会へ

6月に開催された県道場少年剣道大会で勝ち上がった霧島市内の3団体が7月25日に東京都の日本武道館で行われる全国道場少年剣道大会に出場します。全国大会に出場するのは、日当山剣道(小学生団体の部と中学生団体の部)、横川剣道スポーツ少年団(小学生団体の部)、牧之原剣道スポーツ少年団(小学生団体の部)の3団体。

このうち、横川剣道スポーツ少年団の小学生9人が7月10日、市役所を表敬訪問しました。

同少年団は2年ぶりの全国大会出場。団体戦の大将で姶良市の松原なぎさ小6年の大隣昊(そら)さん(11)は「1戦ずつ勝利を目指して頑張ります」と力強く話しました。

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溝辺で認知症予防の元気塾

溝辺町にある高齢者総合ケアセンター・フラワーホームでは、認知症や介護予防のために5月から「みぞべ元気塾」を開始。7月14日は隼人町の前サチ子さん(83)が笑いを交えながらハンカチを使った健康体操を指導すると、30人の参加者は笑顔を見せながら取り組んでいました。

みぞべ元気塾は毎週火~土曜にあり、利用料は送迎と昼食付きで1日千円。筋力トレーニングや有酸素運動ができる機械、骨密度を測定する器具などが備えられ、利用者は体力づくりに励むほか、脳トレ(計算・漢字・地図・歴史など)や昔の生活や遊びを振り返る回想療法なども行っています。

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坂本龍馬没後150年記念コンサート

坂本龍馬没跡150年を記念して高知県観光特使の男性デュオ「OTOGI(オトギ)」のコンサートが7月14日、牧園町の塩浸温泉龍馬公園でありました。OTOGIは坂本龍馬の格好で、幕末史をテーマにした曲で全国的に活躍するアーティスト。この日は龍馬と妻・おりょうの思い書いた曲など10曲以上を披露しました。

同町の八重倉洋子さん(73)は「龍馬の生きざまを書いた歌が聞けて楽しかった」と喜びました。

龍馬コンサート

力を合わせて桜島横断遠泳

横川水泳スポーツ少年団の小中学生16人が7月15日、桜島横断遠泳を行いました。今回が3年ぶり6回目の開催。この日のために6月から週3回、プールで1時間泳ぎ続ける練習を積んできました。

午前10時ごろ、桜島の小池海岸をスタートした子どもたちは、励まし合いながら約2時間かけて4.2kmを泳ぎ、全員が磯海水浴場まで泳ぎ着きました。ゴール後の表情には達成感が満ちあふれていました。横川小5年の内村大馳(たいち)君は「長い時間泳ぎ続けるのがきつかったけど、みんなと一緒にゴールしたときはうれしかった」と話しました。

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上小川地区に憩いの場が誕生

国分上小川に地域の憩いの場として「上小川地区コミュニティ広場」が完成し、開園式が7月15日に同広場でありました。平成26年から土地取得や工事が始まり、平成29年3月に完成。広場の面積は9,144平方メートルで、滑り台などの遊具やバスケットゴール、休憩所、駐車場19台などを完備しています。

式典ではテープカットや桜の記念植樹、同地区グラウンドゴルフ同好会による打ち初めなどが行われました。同地区自治公民館長の池田まゆみさん(60)は「素晴らしい広場ができた。地域の憩いの場になれば」と話し、上小川小学校5年の唐仁原陸斗君は「いつも遊ぶ公園は狭いので、広い公園ができてうれしい。友達とドッジボールや鬼ごっこをしたい」と喜びました。

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福祉施設に今年も祭り運ぶ

国分市街地の通り会が飾り付けした山車が7月15日、16日、市内の8つの福祉施設を慰問に回りました。祭りを見に行けない高齢者に祭りの雰囲気を届けようと、30年以上前から毎年霧島国分夏まつりに合わせ行われる伝統行事です。

訪問団は色鮮やかに飾られた山車6台と三味線や太鼓、踊りなどを披露する約70人。国分・舞鶴・国分南中学校1年の女子生徒が、祭りの1週間前から隼人町の菊谷秀旗社中の指導を受けて踊りやかね打ちで参加するのが恒例で、今年は17人が参加しました。

15日に訪問した隼人町の特別養護老人ホーム「みゆき苑」でデイサービスを利用する中尾正己さん(90)は「毎年心待ちにしています。にぎやかな音と踊りに元気がもらえました」、国分南中の増田流風(るか)さんは「先輩からいい思い出になると聞いて参加しました。踊りを覚えるのが難しかったけど、お年寄りの笑顔が見られてよかった」と喜びました。

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若き舞手が憧れの舞を披露

ご神体と共に地域を回り無病息災と家内安全を祈願する止上(とがみ)神社の御神幸祭(ごしんこうさい)が7月16日、国分の東襲山地区の公民館などであり、古くから伝わる神舞を地域の有志が奉納しました。

今回は初めて、青葉小学校の児童2人が舞手に挑戦。薙刀(なぎなた)舞の勇壮さに憧れ、3年前に習い始めた4年の守田佳綸(かいと)君と樋脇舜晟(しゅんせい)君が練習の成果を披露しました。笛や太鼓の拍子に合わせ、真剣な表情で自分の体より大きい薙刀を突き、振り下ろし、回ると観客は大きな拍手を送りました。

無事に舞を終えた守田君は「緊張したけど、上手にできてほっとしました。拍手をもらえてうれしかった」、樋脇君は「精いっぱいやって満足でした。次は刃の向きが真っすぐできるよう頑張りたい」と晴れ晴れとした表情で話しました。二人に指導した黒田幸康(ゆきみち)さん(47)は「とても立派でした。先輩が大切に守ってきたことを地域の子どもが受け継いでくれて感無量」と目を細めました。

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部員10人の野球部と練習試合

霧島市商工会霧島支部の青年部13人が7月16日、霧島中学校野球部と霧島グラウンドで練習試合を行いました。同中野球部は3月まで陵南中学校との合同チーム。今年は1年生10人が入部し、4年ぶりの単独チームです。同青年部は2年前、1年生が小学5年の少年団のときにも練習試合をしていて、今回は新チームの練習試合の相手を務めようと、1か月前から練習してきました。結果は、11対4で中学生の勝利。試合後、青年部部長の上村昌也さん(38)から野球部に練習ボールが贈られました。

野球部主将で1年の永森海斗(かいと)君は「2年前は大差で負けましたが、今日はリベンジできました。全員1年生で経験が浅いので、練習試合をしてもらってうれしかったです」と笑顔を見せました。

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食育で農林水産大臣賞を受賞

NPO法人食育研究会が第1回食育活動表彰で農林水産大臣賞(食育推進ボランティア部門)を受賞し7月18日、理事長の千葉しのぶさん(54)が報告のため市役所を訪れました。

同会は食を大切にする文化を霧島でつくることを目的に平成16年に設立。霧島・食の文化祭の開催や食文化継承を目指す人材を育てる「かごしま郷土料理マイスター講座」、料理教室「霧島たべもの伝承塾」など、これまでに1,400回以上の活動・講演を実施。参加者は延べ11万人を超えます。

千葉さんは「これまで活動してきたことが評価されてうれしい。これからも多くの方に食の大切さを訴え、子どもたちに霧島の食文化を伝えていきたい」と意気込みました。

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給食の先生へ最後の感謝

2学期から市給食センターの配食に変わる川原小学校で7月19日、最後となる自校給食がありました。

3年4か月にわたり全校児童16人と職員の計26人分を一人で作ってきたのは、給食調理員の西村昭子(しょうこ)さん(63)。市内6つの小中学校で約28年間勤務してきました。児童からお礼の言葉と色紙を受け取った西村さんは「今日で最後になる実感が湧き、涙が出そう。『いただきます』『ごちそうさま』の声が聞けなくなるのは寂しい。今日までたくさん食べてくれてありがとう」と感謝を伝えました。

最後の献立はハンバーガーとマカロニスープ、牛乳、アイスクリーム。児童らは一緒に机を並べて食べる西村さんに声を掛けながら、ハンバーガーをおいしいそうに頬張りました。5年の若松愛珠(まなみ)さんは「鶏飯が一番好きでした。食器を給食室に返すときに声を交わすのが楽しかった。西村先生が一生懸命作った給食が大好きでした」と手作りの味をかみ締めていました。

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持松小、親子塩作り教室

親子塩づくり教室が7月21日、牧園町の持松小学校であり児童7人と保護者、教員合わせて25人が参加しました。講師は南大隅町の天然塩釜本黒潮農場の高橋晴(すばる)さん(35)。塩作りを始めたきっかけや、地域によって海水の味が違い塩の味にも影響することなどを話しました。その後、塩分濃度を濃縮した海水を釜で炊いたり、天日干ししたりする2種類の方法で塩を作りました。

6年の長瀬こころさんは「出来上がった塩は、家の塩と違って少し甘みがあった。この塩でお母さんに料理を作ってもらうのが楽しみ」と喜んでいました。

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世界へ羽ばたく女子柔道

国分中央高校1年の中馬梨歩さん(15)が、7月29、30日にマカオで行われるアジア柔道連盟主催の国際大会(マカオ・カデ・ジュニア国際大会17歳以下48キロ級)への出場報告のため7月19日、市役所を表敬訪問しました。

中馬さんは、全日本柔道連盟の強化選手に選ばれており、同大会には強化選手の中から2人が出場します。今回が初の国際大会となる中馬さん。「自分の持ち味は攻める柔道。自分からどんどん技を仕掛けていきたい。目標は優勝です」と力強く話しました。

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郷土愛育むふるさとの時間

地域住民や学校が一緒になって子どもたちの郷土愛を育む「ふるさとの時間」が7月22日、横川町の各地区で開催されました。昭和58年に始まり今年で35回目です。

佐々木地区では、子どもたちが陣取りや竹鉄砲で遊んだり、カルメ焼きや郷土菓子「げたんは」の作り方を大人から教わり一緒に調理したりしました。その後、大出水の湧水に移動し、完成したげたんはと地域住民が準備したカキ氷を試食しました。同地区自治公民館長の藤田純世さん(66)は、昭和50年代の横川町では養蚕(ようさん)が盛んだったことを紹介。子どもからは「服1着に何匹の蚕が使われますか」などの質問が出ました。

横川中学校3年の志水(しみず)康平さんは「毎年恒例のこの日を楽しみにしています。手作りのげたんはもおいしかったし、昔は養蚕農家がいたことを知り勉強になりました」と喜びました。

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 管工事業協同組合が被災地へ

霧島市管工事業協同組合が九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市へ災害ボランティア活動をするため7月24日、市役所を訪れ決意表明をし、市長が激励しました。

北田代雄太さん(44)は「家が流された方の沈んだ表情をテレビで見て胸に込み上げてくるものがありました。被災地の方々が少しでも前を向けるように、とにかく自分たちにできることをしたい」と話しました。

災害ボランティアには同組合から4社6人が参加。7月25日~27日までの3日間、朝倉市内で住宅周りの土砂の除去作業を行いました。

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お盆の出荷に向け花き品評

花(か)き生産者が品質の向上を目指すフラワーコンテストが7月28日、横川農業交流センターでありました。市内の生産者11人からキク13品、ユリなどの洋花6品、枝・鉢物4品が出品され、市や県、JAあいらなどの職員が病害虫被害、枝葉のそろい方など6項目を審査しました。今年は梅雨の天候不良で日照時間が不足する中、管理を徹底する努力が見られたとの評価がありました。

最高賞の霧島市長賞は、横川町で50年以上キクを育てている道祖瀬戸(さやんせと)謙二さん(75)のスプレー菊が受賞。「新しいほ場に変えたことが、丈夫な根張りにつながり奏功した。暑い日も毎日、害虫対策で畑を見回ったかいがありました。お盆の出荷に向けて気を引き締めていきたい」と満足そうでした。

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復興への思い、届け東北へ

市商工会合併10周年記念事業の一環として東日本大震災復興支援ライブが7月28日、国分シビックセンターであり、市内に住むの2人組シンガー・ソングライターのYoshino&Masaeが震災や家族などをテーマにした自作曲を熱唱しました。320枚のチケットは完売し会場は満員。冒頭では東日本大震災で津波が人々を襲う生々しい映像が流れ、訪れた人たちは自然災害の脅威や命の尊さをあらためて感じていました。

ライブでは2人の心に響く歌声と歌詞に引き込まれて涙を拭う人の姿も。国分の矢野香子(きょうこ)さん(41)は「魂のこもった2人の歌声に感激しました」と余韻(よいん)に浸っていました。ライブの収益の一部は宮城県名取市へ寄付されました。

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防犯少年少女のつどい(ちびっ子大会)

少年少女の健全育成と防犯意識の向上を目的とした「第12回霧島市防犯少年少女のつどい」を7月29日、陸上自衛隊国分駐屯地で開催しました。

霧島市防犯組合連合会主催で陸上自衛隊の全面協力のもと、市内の小学生約100人とその保護者、各地区自治公民館長、PTA役員などが参加。規律訓練、体験試乗、ロープ訓練、人命救助教室、防犯講座およびドッジボール大会が行われ、子どもたちは貴重な体験を元気いっぱいに楽しみました。

昼食は、自衛隊特製のカレーライスをみんなで味わい、参加者は夏休みの良い思い出を作ることができました。

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反戦の祈り、次の10年へ

今年で10回目を迎える大隅横川駅平和コンサートが7月30日にあり、市内外から150人が訪れました。毎年、戦闘機による機銃掃射の痕が残る大隅横川駅で実施していますが、今年は雨天を考慮し横川総合支所で行われました。

地元の児童による合唱や吹奏楽、霧島国際音楽祭の参加者によるトランペット合奏などがあり、聴衆は美しい調べに合わせ手拍子などをして会場は盛り上がりました。

一方で、地元の小中学生2人による平和へのメッセージやFMきりしまのパーソナリティによる戦争図書の朗読では会場は静まり返り、目を閉じ祈るように聞き入る姿が多く見られました。世界の紛争をテーマに平和のメッセージを読んだ佐々木小6年の久保泰一(たいち)君は「ひいじいちゃんから戦争の悲惨さを聞きました。身近にいる人同士、理解し合う努力が世界平和につながると思います」と訴えました。横川町から訪れた押領司(おうりょうじ)三郎さん(75)は「朗読を聞いて込み上げるものがあり、戦後のひもじい記憶がよみがえった。今の世代にも反戦の思いを継いでほしい」と話しました。

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森林の力でリフレッシュ

科学的にリラックス効果が検証された森林を散策し、心も体もリフレッシュする「森で過ごす癒しの休日in霧島」が7月30日、牧園町の丸尾自然探勝路でありました。市内外から40人が参加し4グループに分かれ、丸尾滝を出発。樹木に触れたり匂いを嗅いだり霧島最古の岩風呂ではお湯の感触や匂いを確かめたりして約1.5kmを歩きました。その後、みやまコンセールで霧島国際音楽祭のチェロのオーケストラを楽しみました。

溝辺町から参加した西溜香(ちか)さん(21)は「鳥のさえずりが聞こえリラックスできました。森林セラピーガイドから嗅ぐとリラックス効果がある木を教えてもらい勉強になりました」と満足そうでした。

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