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更新日:2018年2月1日

まちの話題(平成29年12月)

霧島市内でのイベントや出来事などを、まちの話題として紹介します

 霧島の空手少女が世界一に

11月にモスクワで開催された第1回世界硬式空手道選手権大会で、牧之原小学校4年の四元桜里(しおり)さんが女子組手の10・11歳32kg以下の部で見事優勝しました。同部には各国から20人が出場し、トーナメント方式で対戦が行なわれ5回戦を全勝。12月1日、報告のため市役所を訪れました。

世界大会に向けて週1回、所属する霧島市の格闘技空手道・拳心会での練習のほか、父・久志さん(31)を相手に突きや蹴りの強化に取り組みました。四元さんは「世界一を取れてうれしい。来年からはボクシングの試合にも出場できるので、ボクシングでも世界一を取りたい」と抱負を話しました。

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みんなでふるさとの森づくり

第7回10万本植林プロジェクト植林教室が12月3日、上野原縄文の森のそばで行われ約530人が参加しました。10年間で10万本の木を植えることを目標に平成23年度から行っています。

今回も横浜国立大学名誉教授の宮脇昭さんが実践する、混植・密植による「宮脇昭方式」を取り入れ、シイ・タブ・カシ類など58種類、5,170本を植林しました。

参加した日当山中学校3年の永田あいさん(15)は「自分たちで植林した木の成長を見ることができるのがうれしくて、毎年参加しています。ここは、愛着があり自分自身が落ち着くことができ、木の不思議なパワーを感じます。これからもリフレッシュできる大事なふるさとの自然を守るため参加します」と話しました。

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 拉致問題の風化防止を訴え

北朝鮮による拉致の疑いがある「特定失踪者」の田中正道さんの妹で、国分在住の村岡育世さん(67)が12月4日、市役所で早期解決に向けた署名と支援への協力を呼び掛けました。

村岡さんは平成5年に千葉県で行方不明になった田中さん(当時44歳)の唯一の肉親。10日から16日の北朝鮮人権侵害問題啓発週間を前に、市職員約100人へ「問題の風化が気掛かり。一日も早く全員で帰国できるよう、引き続き協力をお願いします」と訴え、「兄がどんな物を食べているのか心配。帰国したら霧島の温泉で癒やしてあげたい」と胸の内を明かしました。

市は1日から市役所総合案内前に募金箱と署名簿を設置。1階ロビーで27日までパネル展も開きます。

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 霧島の未来を考えるセミナー大盛況

地方創生や移住、まちづくりといった言葉が注目を集めるなか、身近なところから霧島市の未来を考えようと「ぼくらは地方で幸せを見つける」と題したセミナーが12月4日、隼人公民館で開催されました。

講師は月刊ソトコト編集長の指出一正(さしでかずまさ)さんと日南市の油津商店街を4年で再生させた(株)油津商店街専務取締役の木藤亮太さん。進行は、地域に必要な人材として移住希望者を逆指名する「移住ドラフト会議」で注目を集めた鹿児島移住計画代表の安藤淳平さんでした。

指出さんは定住人口や交流人口ではなく、関わりしろのある場所に生まれる「関係人口」を意識した地域活性化について、木藤さんは自身の体験から応援の連鎖がまちを変えるローカルイノベーションについて語りました。当日は月曜の夜にもかかわらず、市内外から定員を超える55人が参加。講演後のグループ対話では、緊張した面持ちだった参加者らも生き生きとした表情で感想や思いを話し、交流を深めていました。

セミナー終了後も会場は熱気に包まれ、話し足りない参加者らがグループを作る中、「生まれ育った霧島市の将来のことを初めて真剣に考えた」「良い刺激をもらった」「地域を盛り上げたいと思っているたくさんの仲間と出会えた」など前向きな感想が聞かれました。

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セミナー

 言葉の壁超え学生同士で交流

マレーシア・マラッカ市にあるセントフランシス学院の学生8人と教員2人が11月30日から12月5日まで霧島市を訪れ、市内の視察やホームステイを行いました。霧島市への訪問は平成22年に始まり8回目となります。

12月4日、5日には隼人工業高校、国分高校、国分中央高校の生徒と交流。隼人工業高校では、インテリア科の学生11人から手ほどきを受けながら、かんなの削りくずや針金を使ってバラとカーネーションを作りました。短い英語と身振り手振りで話をするうちに緊張がほぐれ、次第に笑顔になった学生たち。最後には冗談を言って笑い声も上がりました。

3年の山口龍也(りょうや)君は「片言で何とか話が通じ、貴重な経験になった。これからはもっと外国人と交流したいです」、学院のバシル・コーさん(16)は「進んで話し掛けてくれてうれしかった。日本との心の距離が縮まりました」と声を弾ませました。

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 府中の田んぼでゴルフ交流

国分の府中地区自治公民館が主催する「たんぼゴルフ大会」が12月10日、稲刈りを終えた同地区の田んぼでありました。地域の親睦を深めようと、有志でつくる祓戸(はらいど)会が平成13年から始め今年で16回目。地域の子ども9人と大人24人が8組に分かれ、それぞれ約20~50mある9ホールをゴルフボールとアイアンでプレーしました。

ゴルフになじみのない子どもたちが稲の切り株にボールを置いてティーショットを打つと「よか当たりじゃ」と歓声が上がり、カップ代わりの自転車のホイールにボールが阻まれる大人に子どもが「頑張って」と声を掛けるなど、世代を超えた交流を楽しんでいました。

初めてプレーした向花小学校6年の小水流凜(こづるりん)さんは「ボールに当てるのが難しくて、カップに入れる1打がどきどきした。」と笑顔。一緒に回り、声を掛け合っていた福森敦雄さん(70)は「子どもとプレーして気持ちが若返った。互いの名前と顔を覚えるいい機会。若い親とのつながりも強くなった」と話しました。

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 日当山に西郷どん村オープン

新たな観光施設として隼人町姫城に「日当山西郷(せご)どん村」が完成し12月9日に完成式典が、10日にオープンイベントがありました。

敷地内には、西郷隆盛がたびたび日当山に訪れ滞在していた龍宝家の家屋を復元した「西郷どんの宿」や西郷の馬をつないだといわれるイヌマキの木があります。今年度は仮設物産販売所、平成30年度には足湯や物産館、レストランがオープンの予定で、さらに充実した施設になります。

イベントでは鈴掛け馬踊りや霧島九面太鼓保存会の演奏、豚汁の振る舞いなどがありました。西郷どんなりきりコンテストもあり、市内外から15組がエントリー。西郷どんや犬のツン、坂本龍馬などに扮(ふん)し歌やダンス、寸劇などを披露しました。薩長同盟の寸劇で西郷を演じ、特別賞を受賞した日当山小学校3年の溝口菜(はるな)さんは「図書館で歴史を勉強して台本や衣装のデザインも自分たちで考えました。鹿児島弁が難しかったけど、賞を取れてうれしい」と喜びました。

171210西郷どん村

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年末年始特別警戒出発式

年末年始の交通事故防止運動・地域安全運動に伴う「年末年始特別警戒」の出発式が、12月11日にお祭り広場駐車場で開催され、市のさまざまな機関や交通・防犯ボランティア団体などが集まりました。

式では、「霧島市あんしん・あんぜん検定」の成績優秀者の表彰、霧島警察署長、霧島市長のあいさつの後、国分児童クラブによる和太鼓演奏が行われました。

最後は、霧島警察署生活安全刑事課長の号令を契機に、白バイ隊やパトカー、青パト隊などが一斉にパトロールに出発しました。

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 転校前に感謝の日記リレー

まちの褒めたい人・モノ・コトなどを書いて誰かにリレー方式で渡す交換日記が11月から霧島市でスタートしました。永水小学校では12月19日、6年生の4人が1年9か月間の山村留学を終え12月で熊本に帰ることになった川口倫弘(ともひろ)君(写真右から3人目)に、川口君は住居の用意などでお世話になった近所の四本廣美さん(65)(写真左端)に交換日記で感謝の気持ちを伝えました。

川口君は「一番の思い出は山村キャンプの魚つかみ。やっと捕まえた魚の塩焼きは最高でした。楽しい思い出ができたのは友達や地域の皆さんのおかげ」と感謝を伝え、四本さんは「永水を気に入ってくれてうれしい。きれいな字で日記に残してくれてありがとう。熊本でも頑張って」と胸を熱くしました。

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 拉致被害の早期解決へ

北朝鮮拉致被害の早期解決を求める署名と募金の贈呈式が12月22日、霧島市役所でありました。訪れたのは、拉致被害者の市川修一さんの兄・健一さん(72)、田中正道さんの妹の村岡育世さん(67)ら5人です。北朝鮮人権侵害問題啓発週間の12月、霧島市役所では拉致被害者・特定失踪者(北朝鮮による拉致の可能性)に関する展示や、拉致被害者・横田めぐみさんのドキュメンタリーアニメ「めぐみ」を上映。署名と募金は12月1日から15日にかけて霧島市役所・各支所で行われ、864人の署名と10万円の募金が集まりました。

市川さんは「日本政府は、一刻も早い解決のためしっかりと取り組んでもらいたい。拉致被害者全員が日本へ戻るまで私たち家族も戦います」と決意を述べました。

拉致募金贈呈

 伝統的な遊びのナンコを伝授

南九州で古くから酒席で行われている遊びの「ナンコ」を子どもたちに伝えていこうと12月24日、田口地区自治公民館で田口てのも会によるナンコ大会が初めて行われました。同地区の子どもから大人まで約40人が参加。初めにルール説明を受けた子どもたちは、ナンコを小さな手で必死に隠しながら練習してルールを覚えていきました。その後、大人の部と子どもの部に分かれてトーナメント形式で対戦。相手との駆け引きを楽しみながら大きな笑い声が響き渡りました。

子どもの部で優勝した児玉冬弥(とうや)君(5)は「勝ててうれしかった。またやりたいです」と笑顔を見せました。同地区公民館長の松田讓二さん(68)は「子どもたちに伝統的な遊びを伝えていきたい。今後、毎年大会を開催して子どもと大人の交流を楽しんでもらえれば」と話しました。

ナンコ大会

ナンコ大会2

 デフリンピックで4位入賞

京セラ(株)鹿児島工場陸上競技部の佐藤賢太さん(28)が7月にトルコで開催された第23回夏季デフリンピック競技大会(聴覚障がい者の五輪)のやり投げ競技で4位に入賞し、12月5日に文部科学大臣表彰を受賞。その報告のため、12月25日に市長を表敬訪問しました。

デフリンピックは4年に一度行なわれ、佐藤さんは平成25年にも出場して9位、今回が4位と着実に順位を上げています。「年齢的なことを考えると、今後数年間が競技者としてのピーク。より一層努力し、4年後は金メダルを獲りたい」と早くも闘志を燃やしていました。

京セラ佐藤氏

 ロッテ・二木投手が大使に

市は12月26日、プロ野球選手の二木(ふたき)康太投手(22)を第11代おじゃんせ霧島大使に委嘱しました。

二木投手は国分出身。青葉小学校5年から軟式野球を始め、鹿児島情報高校の野球部で注目を集めます。平成26年にドラフト6位で千葉ロッテマリーンズに入団、平成28年から先発として活躍中です。笑顔で委嘱を受けた二木投手は「地元の応援に感謝しています。霧島市は温泉や食べ物など魅力がいっぱい。自分の活躍が霧島市のPRにつながれば」とさらなる飛躍を誓いました。

二木選手

二木選手2

 伝統行事存続に若者が貢献【国分平山】

国分平山地区で毎年正月に開催される「鬼火たき」の準備作業が、12月29日に行われました。鬼火たきは正月飾りについてきた悪霊を追い払う伝統行事で、この時期、県内各地で行われます。平山地区でも長年続けられてきた大切な行事ですが、高齢化率の上昇に伴い年々人手が少なくなり、「いつまで続けられるか」と不安を口にする住民もいます。

そんな中、平山地区自治公民館は作業に若い力を借りたいと、昨年に引き続き第一工業大学に依頼。今年は4人の学生が参加しました。

学生らは、竹の切り出し、運搬作業からやぐらを組み上げるところまで、地域住民に教わりながら慣れない作業に汗を流しました。参加した学友会会長で2年の麻生大雅(あそうたいが)君(20)は「去年に続き、2回目の参加でした。年配の人と一緒に作業する機会はなかなかないので勉強になりました。少しでも地域の活性化に貢献できたならうれしいです」と笑顔で話していました。

鬼火たき

鬼火たき2

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