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更新日:2018年4月4日
国分重久の交通死亡事故現場で、11月1日、警察、自治体、地元関係者などが事故の状況、分析、問題点などの診断・検討を実施しました。
事故は、10月24日午後8時5分頃、県道の直線上で66歳男性がトラクターを運転中、後方から進行してきた普通乗用車に追突され、トラクター運転手が車外に投げ出されて全身を強く打ち死亡した事故です。
現場診断にはご遺族も参加し、「これ以上、被害者が出ないことを願います」と訴え、参加関係者は「これ以上犠牲者を出さないために、更なる広報啓発活動を強化する」と決意を新たにしました。
長年、老人クラブの発展に尽力してきた、市老人クラブ連合会長の津之地良(すなお)さん(82)と同副会長の武藤ハツ子さん(84)が厚生労働大臣賞を受賞し11月2日、市役所を表敬訪問しました。
隼人町の津之地さんは平成13年に同会長に就任、健康づくりやボランティア活動に取り組み、高齢者の生活支援や防犯活動などを行なうNPO法人「絆」を設立。平成26年からは県老人クラブ副会長も兼務しています。霧島町の武藤さんは平成14年、旧霧島町の女性委員長に就任。平成17年の合併後は市老人クラブ女性委員として7地区をまとめ、「女性の集い」などを開催、平成28年からは県老人クラブ連合会副会長兼女性委員長として活躍しています。
津之地さんは「受賞は、8,500人の市老人クラブの皆さんが活動などに取り組んできたおかげです。ありがたい」と話し、武藤さんは「うれしい。会員の皆さんに感謝します」と喜びました。
専門知識やプロの技を教える「第5回国分の得する街のゼミナール」が10月23日から11月23日にかけてありました。講師は、飲食店やエステ、園芸店などこくぶ通り会連合会に加盟する21店舗。各60~90分の全27講座で、無農薬野菜の栽培やおいしいガネの作り方など、生活に役立つ知恵を学びました。
明治安田生命霧島営業所では、所長の藤田耕介さんが「あなたのエンディングノートを作ってみませんか」題し、男女別の老後にかかる費用や入院・葬儀費用、遺言書の作成などを講義。受講者は熱心に聞き入っていました。隼人町の新田(にった)久子さん(73)は「内容が分かりやすくて時間が足りないぐらい。ほかの講座も受けてみたい」と楽しんでいました。
防火・防災の意識啓発を図ることを目的に防災フェスタinきりしまが11月12日、市消防局でありました。
園児の代表2人と、霧島の魅力をPRする少女ユニット「きりしまサンシャインガールズ」へ一日消防局長が委嘱。その後女性消防団による防災啓発体操や、市消防局有志で結成した「消防戦隊キリシマン」がAEDや心肺蘇生法の大切さを訴える寸劇を披露しました。今年は初めて防災運動会を実施し6事業所が参加。1チーム5人が人形を担架で運んだり、水消火器で的に当てたりする競技をしました。そのほか消防車両との写真撮影、消火器の取り扱い・レスキュー体験、隊員による救助訓練が行なわれ、家族連れなどたくさんの人でにぎわいました。
1日消防局長を務めた国分幼稚園の小牧泰己(たいが)君は「緊張したけど、うまく隊員に指示ができました。消防訓練を見てかっこよかった」と喜びました。
2020年のかごしま国体のプレイベントとして、男子ハンドボール日本代表の宮﨑大輔さんの特別講演会が11月12日、国分体育館でありました。日ごろからハンドボールを練習している小学生から高校生までの約300人が県内各地から参加。宮﨑さんのトークショーを楽しんだ後、手を振って足を上げる練習やシュートするまでの足の運び方など基本動作の実技指導を受けました。最後に宮﨑さんがジャンプシュートを披露すると、会場から大きな歓声が上がりました。
隼人中学校2年の小林厚太君(13)は「日本代表の宮﨑選手に教えてもらったことをこれからの練習に生かして、九州大会や全国大会に出場できるよう頑張っていきたい」と力強く話しました。
日本ハンドボールリーグ女子のソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(以下ソニー)によるハンドボール教室が11月17日、牧園町の三体小学校でありました。ソニーは霧島市(旧国分市)を拠点に昭和59年に創立。平成22年に同リーグで優勝しています。
教室ではソニーの選手14人が全児童20人にほぼマンツーマンで指導。ドリブル競走などのミニゲームやボールを投げたりキャッチしたりする技術を学び、選手たちが速さと高さのあるシュートを披露しました。ソニーとの練習試合では、ぎこちなかったパス回しも次第にうまくなり、シュートが決まるたびに歓声が上がりました。
3年の福満我愛羅(があら)君は「プロはシュートやパスが速くてかっこ良かった。友達と練習してうまくなりたい」と喜びました。
魚の消費拡大と子どもたちへの食育活動を続ける松元鮮魚(国分)の松元純子さん(43)による授業が11月22日、国分の浄光保育園でありました。
授業では市場から仕入れたばかりのサバやトビウオなどの地魚を使用。昨日まで生きて泳いでいたことや、誕生日があること、使用したサバは体長から園児と近い3歳であること、さばいた腹わたに白子があればオスであることなど、子どもたちが関心を示しそうな話を引用。最後に一緒にサバを3枚におろすと、園児からは「血が出てるよ」「かわいそう」という声が聞こえ、命を頂くことの尊さを五感を使って伝えました。
授業後の給食では、サバの揚げ煮を前に全員で心を込めて「いただきます」と手を合わせた園児たち。魚をさばいた上村莉音(うえむらりおん)ちゃん(6)は「食べたサバは男の子か女の子か気になった。いつもより大事に食べました」と残さずに食べました。松元さんは「漁師や調理人など多くの人の手を渡って食卓に魚が並ぶことを知ってもらいたかった。魚に親近感を持ってもらい、命を頂く意味を幼い頃から感じてもらえたら」と話しました。
まち歩きをしながら霧島市と縁のある演奏家などの音楽を楽しむ「まちなか音楽バル」が11月25日、国分パークプラザや周辺の飲食店4店舗でありました。芸術振興でまちおこしを目指す市藝術文化フォーラムが初めて開催。国分中学校の合唱や吹奏楽、地元音楽家による演奏などが披露されたオープニングイベントでは、心地よい調べに歩行者が足を止め耳を傾けていました。
NHK紅白歌合戦に出場したこともある「ザ・キングトーンズ」の2代目リードボーカルとして活動するジミー入枝さん(隼人町在住)のステージがあったカラオケ店には約30人が来店。鹿児島弁の和やかなトークと伸びやかな歌声に会場は大いに盛り上がりました。友人と訪れた市内の植山美穂さん(39)は「プロの歌声に感動しました。いろいろな音楽を楽しめてよかった」と声を弾ませ、主催者の日高雄一さん(70)は「気軽に音楽と触れ合えるまちになれば。来年もぜひ実施したい」とうれしそうに話しました。
昔から米作りが盛んな福山町佳例川地区を巡る佳例川新米ウオーキングが11月26日にありました。市内外から参加した60人は小雨の中、稲刈りの終わった秋の農村風景を眺めながら3kmと7kmの2コースに分かれて歩きました。今年も鹿児島大学農学部のボランティアグループ「農援隊」15人が誘導や休憩所でのおもてなしを手伝い、参加者と交流を深めました。同地区は140年前の西南の役で薩摩軍と官軍の戦場にもなった地で、市文化財保護審議会会長の前田義人さんが刀傷の残る住居や官軍の陣地があった場所を紹介しました。
4回目の参加となった鹿児島市の金井(かない)亜希子さん(49)は「地域おこしを頑張っているので応援したくて参加しています。何度訪れても自然の風景や地元のおもてなしが気持ちいい」、初めて参加した農援隊の佐藤咲希(さき)さん(19)は「地域の方は気さくに声を掛けてくれて親切。若い人が少なくても、みんな元気だと感じました」と笑顔で話しました。
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