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更新日:2024年4月5日

まちの話題(令和5年11月)

霧島市内でのイベントや出来事などを、まちの話題として紹介します

どんぐりピアノの音色響く

牧園町の三体小学校で約70年前から地域の人々に大切にされてきた「どんぐりピアノ」のコンサートが11月2日、同校体育館で開催され、児童や地域住民ら約60人が参加しました。

昭和27年に三体小学校、旧三体中学校の児童生徒が遠足で拾い集めたドングリでクヌギの苗5万本を育て、その収益金で昭和29年に購入した、どんぐりピアノ。旧三体中学校で使われていましたが、廃校後は三体小学校に移され、今も行事や授業の演奏で活用されています。

コンサートは市内在住のピアニストでどんぐりピアノの会会長の入来慶子さん、徳之島出身でサクソフォン奏者の吉澤レイモンド武尊(たける)さんが出演し、クラシックなど8曲を披露。最後はピアノの購入当時から歌い継がれる「どんぐりピアノの歌」を児童13人が合唱し、観客からは大きな拍手が送られました。

入来さんの祖母で、当時どんぐりを拾ったという馬場美津枝さん(84)は「毎年のコンサートが楽しみです。孫がこうしてピアノを弾いてくれるとは感慨深い。どんぐりピアノの音色は不思議なほど落ち着きます」と穏やかな表情を見せました。5年生の神田柊人(しゅうと)君は「入来さんの演奏はきれいな音色で、どんぐりピアノの歌もいつもより歌いやすかった」と話しました。

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スポーツ祭りでプロの指導も

かごしま国体・大会の熱気が残る11月3日、幼児からシニアまで楽しくスポーツ体験をしてもらおうと、きりしまスポーツまつり2023が国分運動公園や国分総合プールで開催されました。市スポーツ協会加盟の19団体や総合型スポーツクラブなど計28団体がさまざまなスポーツ体験コーナーを用意。家族連れなど延べ1万3,000人が訪れ、陸上競技や武道、ニュースポーツなどを体験しました。

今年はサッカーやラグビー、バスケットボールのプロチームも参加し、サッカー体験では鹿児島ユナイテッドFCの元キャプテン・田上裕(ゆたか)さんが熱血指導。国分南小学校5年生の古川海翔(かいと)君は「説明が分かりやすかった。いろんな人とサッカーで交流できて楽しかった」と話しました。富隈小学校6年生で霧島ジュニアラグビークラブのキャプテンを務める平奏人(かなと)君はラグビー体験でキューデンヴォルテクスの指導を受け、「プロは体が大きくて迫力があった。足を踏み込んで体を当てるこつを教わったので、今後に生かしたい」と意気込みました。

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霧島ふるさと祭、今年も盛況

市の特産品や農産物、産業技術などの展示・販売を行う霧島ふるさと祭が11月11日・12日、国分シビックセンターお祭り広場でありました。60軒を超える出店が並び、2日間で多くの人が来場。ステージではダンスや空手演舞、太鼓演奏などのパフォーマンスが行われ、来場者は出店で購入した食べ物や飲み物を手に、祭りを楽しみました。

姶良市から家族で訪れた臼﨑龍大(たつひろ)さん(38)は「仕事で来たことはあったが、初めて家族と訪れた。さまざまな出店をゆっくり回れて、大満足です」と笑顔で話しました。

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イルミネーションが駅を彩る

霧島温泉駅で11月10日、「Garden・of・Wish(希望の庭)」と名付けられたイルミネーションの点灯式が開催されました。霧島高校総合学科の3年生6人が「総合的な探究の時間」の授業で駅イベント班を結成し、6月から取り組んできた企画です。

駅の花壇に設置したイルミネーションは、生徒がアクリル板を使って作成・販売したもので、購入者が願いや祈りを書き込んだリーフメモリーなどが飾り付けられました。また、飾りの多くは湧水町二渡(ふたわたり)地区で平成30年まで実施されていたクリスマスイルミネーションの実行委員会から譲り受け再利用しました。

駅イベント班の岩元瑠璃香さんは「多くの人に駅を訪れてもらいたいと考えて企画しました。資金集めなどが大変でしたが、趣旨に賛同していただいた地元企業の協賛や支援、リーフメモリーを購入してくれた人、二渡地区の皆さんなど多くの協力で実現することができました。肥薩線を使ってたくさんの人に見に来てほしい」と笑顔で話しました。イルミネーションは12月25日まで毎日、午後5時~9時に点灯します。

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秋の夜空に浮かぶランタン

天降川橋下の河川敷で11月11日、スカイランタンフェスティバルが開催されました。隼人地区の5・6年生25人が実行委員として夏休みから準備を開始。当日は参加者の受け付けやランタン作成の補助、会場案内などに汗を流しました。

実行委員の宮内小学校6年の石倉あかりさんは「準備は大変でしたが、去年も実行委員として参加したので経験が役に立ちました」と充実した表情で話しました。

ランタンは紙製で、参加者は自分の夢などを書き込み、ヘリウムガスを入れた風船とLEDライトを入れて糸を付け、凧揚げのように飛ばす仕組み。夕暮れに合わせて約120個のランタンが空に浮かぶと、参加者や観覧に訪れた人は幻想的な光景に見入り、会場そばのホテル京セラは「ランタンフェス」の窓文字を浮かべてイベントを盛り上げました。

家族で参加した富隈小学校2年の宮原晴士(はると)君は「去年も楽しかったのでまた参加しました。ランタンには英語が上手くなりますようにと願いを書きました」と笑顔で話しました。


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運行に向けMワゴンお披露目

時刻表や決まった運行路線がない予約型の乗り合いバス「きりしまMワゴン」。市とトヨタカローラ鹿児島株式会社が連携し、持続可能な地域公共交通を目指したAI活用型オンデマンド交通として運行を開始します。11月20日からの実証運行に先立ち11月14日、JR国分駅西口で出発式が行われ、同社社長など関係者28人が参列しました。

出発式では、運行に使用する車両の贈呈やテープカット、システム開発を担当した株式会社アイシンによる説明などがあり、最後は車両試乗で締めくくられました。トヨタカローラ鹿児島(株)社長の中村博之さんは「市とさまざまな企業が協力して最高の形で準備ができた。利用した人が移動することを楽しめるようスタンプカード機能などもある。地域の移動手段として、人の動きの活性化につなげたい」と話しました。

きりしまMワゴンは利用客による運賃だけでなく、スポンサーを募集して持続可能な運行に取り組むこととしており、スポンサーは事業者敷地内に停留所を設けることができます。現在24事業者の申し込みがあり、それらを含め中心市街地エリアは94カ所、溝辺エリアは68カ所の停留所が設けられ、より身近な公共交通機関としての活躍が期待されます。

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大和物流株式会社と立地協定

市は11月14日、市役所で県の立会の下、大和物流株式会社と新事業所建設の立地協定を結びました。

同社は大和ハウス工業株式会社の物流部門として誕生。住宅物流、建築・建材物流のエキスパートとして発展してきました。新事業所は電子・自動車・ヘルスケア関連企業をターゲットに、南九州の広域物流拠点としての役割が期待されます。延床面積は19,074平方メートルの鉄骨造2階建てで、投資予定額約29億円、12月に着工し、令和7年5月に操業予定。11人の新規雇用を予定しています。

同社の代表取締役の木下健治さんは「地域産業の支えとなれるよう、新しい物流サービスを提案していきたい」と話しました。

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空港で航空の世界を体験

「空の日」を記念して、全国各地の空港で行われる「空の日フェスティバル」。鹿児島空港では11月18日に開催され、普段は入れない管制塔の見学や航空局の制限区域バスツアーなど空港ならではの催しのほか、フライトシミュレーターや飛行機誘導体験、操縦士や客室乗務員の制服着用体験、海上保安庁のVR体験コーナーなどもあり、多くの子ども連れでにぎわいました。おいと訪れた国分在住の下鶴美那さん(35)は「子ども用の制服は本格的だった。おいが飛行機に興味があり、とても楽しそうでよかった」と話しました。

市と包括連携協定を結ぶ株式会社ソラシドエアは市内の小学5・6年生限定で、滑走路に出てポケットモンスターのキャラクター・ナッシーが描かれた飛行機を見送るイベントを開催。16人が参加し、間近で見る飛行機に歓声を上げました。整備士らによる航空教室も開かれ、参加した日当山小学校5年の是枝美咲さんは「飛行機についていろいろ知れて、将来の参考になった」と話しました。

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消防フェスタが4年ぶり開催

消防の知識・技術を普及し、防火・防災意識を高めるため展示や体験などを行う消防フェスタINきりしま2023が11月18日、市消防局敷地内でありました。

ロープを伝って救助に向かうレスキュー体験や40mmホースを使っての放水体験、煙の怖さ体験などさまざまな体験コーナーが設けられ、消防車両の展示や子ども用の防火服を着用しての写真撮影などたくさんの催しもあり、多くの家族連れでにぎわいました。

国分在住の米永海斗君(10)は「かっこよかった。大きくなったら消防士か警察官になりたい」と目を輝かせました。

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防災を身近に、防災フェスタ

市内各地で大きな爪痕を起こした8・1水害から30年が経過。当時の記憶や記録を伝えていきたいとの思いから、宮内地区まちづくり委員会が市や警察、消防、自衛隊と協力して11月26日、宮内小学校や宮内地区公民館で宮内地区防災フェスタを開催しました。8・1水害パネル展や防災講演会のほか、パトカーや消防車などへの試乗体験や災害用伝言ダイヤルの使い方を学ぶブース、スタンプラリーなどがあり、親子連れなど約1,000人が参加しました。

同委員会委員長の徳田浩一さん(71)は「30年前の災害を風化させないために、若い世代にも知ってほしい。そのためにも、楽しく学べる場所として活用してもらいたい」と話しました。親子で訪れた本地川(もとちかわ)良介さん(45)は「30年前は他人事のような感覚でしたが、今回は身近な出来事として受け止めました。親子で災害について話をする良い機会になった」と話しました。

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150周年祝うバルーンリリース

富隈小学校で11月28日、創立150周年記念行事として、全校児童や教職員ら約650人によるバルーンリリースが行われました。保護者や教職員からなる実行委員24人が1年ほど前から計画。カウントダウンに合わせて12色のバルーンが一斉に放たれた瞬間には、児童らから大きな歓声が上がりました。実行委員長の吉永正幸さん(49)は「何か思い出に残るものを、盛大にやりたかった。子どもたちの笑顔が見られたので何よりです」と達成感をのぞかせました。

5年生の吉永龍之介君は「ソフトボールを頑張るという思いを込めてバルーンを飛ばした。人間で言えば150歳という歴史はすごいと思う」と笑顔を見せました。

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