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更新日:2020年11月6日
コロナ禍において地域経済を活性化させようと、市は20%のプレミアムが付いた商品券を販売。10月1日から市役所などで商品券の引き換えが始まりました。
今回のプレミアム付商品券は、1万2千円分の商品券1冊が1万円で購入できます。引き換え開始の1日午前9時には多くの市民が引き換えに訪れました。
購入した国分在住の西村洋子さん(80)は「市民にとって、とてもありがたい事業。日用品や農作業用の品物を買いたい。使用期限まで少しずつ使っていきたい」と話しました。
国分中央高校園芸工学科の生徒10人が10月7日、出前授業として川原小学校でフラワーアレンジメント教室を開催しました。同高校の生徒が、使用する花の名前やフラワーアレンジメントについて説明した後、1対1で丁寧に作り方を教えました。
同小学校2年の砂畑成那(せな)君は「初めてだったけど、優しく教えてくれたのでうまくできた。またやってみたい」と満足そうに話しました。同高校の農業クラブ役員会長を務める3年の宇根しずくさんは「教えるのは難しいが、社会人になってからも役立つ貴重な体験になったと思う。今後もこういった交流が続いていけばうれしい」と笑顔を見せました。
県の交通安全功労者表彰の伝達式が10月7日、市役所でありました。本市からは霧島交通安全協会国分支部が受賞。積極的な交通安全活動により、昨年市内の交通死亡事故件数0という快挙の一役を担ったことなどが評価されました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため例年実施している県くらし安全・安心県民大会での表彰が中止となり、本市で代理の式を開催。中重市長から賞状と記念品が渡されました。
団体の代表である会長の山之内悟さん(67)は「受賞は活動の励みになる。今後も子どもや高齢者など、交通弱者にとって安全なまちづくりに貢献できれば」と話しました。
スタントマンが自転車事故を再現する交通安全教室が10月8日、国分中学校でありました。生徒約560人は事故の恐怖を目の前で見て、交通安全の大切さを学びました。スタントマンによる車と自転車の衝突事故が再現されると、生徒からは驚きの声が上がりました。
自転車で通学している3年の久保薗弘稀(ひろき)君は「車に人がぶつかった衝撃音がすごかった。通学途中で車が飛び出してきて、ひやりとしたこともある。これからも自転車のスピードを出さないように気を付けたい」と話しました。
国分の塚脇小学校近くの田んぼで10月8日、同小の全校児童13人と保護者が稲刈り体験を行いました。児童らは鎌を使って手際良く刈り、ひもで束ねた稲を次々と竹ざおに掛けていきました。稲は6月に児童らが田植えをしたもち米で、今回収穫したものは12月に餅つきをして食べる予定です。
初めて稲刈りをした1年生の島﨑大亜(ひろあ)君は「稲を刈るのが楽しかった。植えたときは小さかった苗が大きくなっていてびっくりした」と笑顔で話しました。
生きていることの素晴らしさや、自分と周りの命の大切さ、日常の中で忘れかけている幸せについて学ぶ命の授業「ドリー夢(ム)メーカーと今を生きる」が10月9日に隼人中学校であり、同校の1年生約240人が命について考えました。講師の腰塚勇人(はやと)さん(55)は36歳の時、スキー中の事故で頚椎(けいつい)を骨折。重度のまひ状態から奇跡的にも職場復帰できるまで回復し、そのとき感じた命の大切さや周りの人への感謝について講演を行っています。
講話を聞いた赤塚志音(しおん)さんは「命の大切さを考えるいい機会になった。普段から感謝の気持ちを忘れず、言葉で伝えることを忘れないようにしたい」と話しました。
地域の環境保全と自然環境への関心を高めるため10月10日、国分下井海岸で国分南小学校の6年生約60人が「錦江湾クリーンアップ作戦」を行いました。児童たちはごみを拾いながら、どの種類のごみが多く捨てられているかを調べました。
平水柚南(ゆな)さんは「プラスチックや花火のごみが多かった。海をきれいに保つために、自分が利用したときは必ずごみを持って帰りたい」と話しました。
例年「南九州神楽まつり」と「霧島高原太鼓まつり」を実施している天孫降臨霧島祭。今年は新型コロナウイルス感染症対策のため10月11日、霧島市民会館で無観客のライブ配信を行いました。霧島神楽や霧島九面太鼓のほか、イベントや演奏会などが中止となり発表の機会が減った市内高等学校の音楽部・吹奏楽部や地域の民芸団体などが特別に出演。16団体が疫病退散の願いを込めて、霧島の音を全国に発信しました。
国分高校2年で音楽部部長の武内優里(ゆり)さんは「イベントでの演奏は初めてだったので、無観客でも緊張しました。さまざまなイベントや演奏会が中止となる中で、このような機会を与えていただいて、練習するモチベーションが上がりました」と笑顔を見せました。
牧之原中学校の全校生徒83人が他学年や地域の人と交流を深めるパークゴルフ大会が10月13日、福山パークゴルフ場でありました。中学生とパークゴルフ協会員が一緒に18ホールをプレーし、生徒は競技のルールやこつを教わりながらホールを回り、会場ではあちこちで歓声が上がりました。
同校3年の西康大朗(こうたろう)君は「真っすぐ転がすのが難しい。どうすればカップの近くにいくか考えながらプレーするのが楽しい」と声を弾ませました。同協会員の福徳一則さん(72)は「他学年や大人と交流できるのは貴重な体験になると思う。あいさつが増えるなどして地域の雰囲気が良くなればうれしい」と話しました。
県建設業協会加治木支部と栗野支部が10月16日、避難所用の間仕切り70組を市に寄贈するため、中重市長を表敬訪問しました。間仕切りは、厚さ3ミリの段ボール製で、1組当たり2.1メートル四方の空間が確保でき、災害時の個人のスペース確保や3密対策に有効です。
栗野支部事務局長荒木敏さん(67)は「大雨や台風で避難所を開設することが多くなってきている。密を避けて、プライバシーの保護につなげてほしい」と話しました。
今年6月に壊された国分パークプラザにあるストリートピアノの修復作業が終わり10月17日、同プラザでお披露目式が行われました。設置時に携わった模型店の店主らがボランティアで修復を進め、約2カ月半かけて当時のデザインを再現。お披露目式では功労者に感謝状の贈呈や除幕式があった後、記念のミニライブが行われ、約4カ月ぶりに明るいピアノの音色が響き渡りました。
こくぶ通り会連合会の池田隆会長(55)は「明るい、安心な街の象徴としてみんなで大切にしたい」と話しました。国分に住む岩重貴子さん(52)は「いろいろな人が奏でる音色を楽しみにしたい」と笑顔を見せました。
日当山天降川漁業協同組合が10月19日、日当山小学校の3年生106人と同校近くの天降川河川敷でアユ20kg、ウナギ10kg、カニ20kgを放流しました。元々は同組合のみで行っていた活動ですが、古里の良さを知ってもらいたいとの思いから、5年前に授業の一環となりました。
同組合の代表理事組合長・中村博文さん(67)は「今の子どもたちは川に入ったり魚を触ったりする機会が少ない。きれいな川が近くに流れていることを活動で学んでほしい」と話しました。
同校の重丸卓也君は「大きく、元気に育ってほしいという気持ちを込めて放流した。古里の川を大切にしていきたい」と笑顔を見せました。
市は10月19日、市役所でマイクロカット株式会社と工場増設の立地協定を結びました。光通信用精密金属部品加工などを行っている同社は、国分上野原テクノパークで平成15年から操業開始。今回の工場増設で、5G(第5世代)規格通信機器の急速なニーズ拡大や、今後の成長が見込める新エネルギー関連の金属部品加工など新たな分野への参入に対応できる生産体制の整備を図ります。建築面積は3,938平方メートル、投資額約32億円で、初年度は10億円の生産を計画しています。10月に着工し、令和6年1月に操業、地元を中心に50人を採用予定です。
同社の代表取締役・髙木治邦さん(左から2番目)は「工場増設は大きな決断だったが、しっかりとした中・長期計画を作成している。新型コロナで社会が大変な時だが、私たちにできることを実践し、地域の発展に貢献したい」と力強く話しました。
霧島地区グラウンドゴルフ大会が10月21日、霧島田口・野上地区のグラウンドゴルフ場であり、霧島地区全域から競技愛好者約70人が参加しました。「地域の高齢者健康増進のために」と霧島杉安病院の協賛で始まった同大会は今回で4回目。開会式では、今年で創立50年を迎えた同病院から参加者に記念品が配られ、参加者からは感謝の意を込めた花が贈られました。競技が始まると参加者は他の参加者との交流を楽しみながらはつらつとプレーしていました。
霧島地区グラウンドゴルフ協会会長の崎山英雄さん(80)は「毎年みんなが楽しみにしているこの大会を開くことができて良かった。今後もぜひ続けていきたい」と笑顔を見せました。
新燃岳の大規模な噴火からまもなく10年を迎えるに当たり、霧島ジオパーク友の会が主催する火山防災シンポジウムが10月24日、国分シビックセンターで開かれました。平成26年、50人以上の犠牲者を出した御嶽山(おんたけさん)の噴火時に、頂上付近に居合わせた山岳ガイドの小川さゆりさんが当時の状況を詳しく話しました。
小川さんは「助かったのを運が良かっただけで済ませてはいけない。自然に足を踏み込むからには、危機意識を持ち、自分の命は自分で守る意識が必要」と訴えました。
講演会に参加した宮崎県日向市の末澤大悟君(13)は、「危ないと思っても、その場面になったら、きっと何もできない。怖いとは思うが、火山と共存して山登りを楽しみたい」と話しました。
福山町の下牧之原地区にあるコスモス畑が身頃を迎え10月25日、コスモス祭がありました。畑の真ん中で歌うカラオケ大会や子どものスタンプラリーなどが行われ、多くの見物客でにぎわいました。同イベントは地域を盛り上げるため、地域住民らが3年前から実施。コスモスは同地区まちづくり委員会と同地区自治公民館が約1haの敷地に種を植えています。
同地区自治公民館長の高田孝志さん(64)は「コロナの影響でイベントを縮小した部分もあるが、多くの人に来てもらえて良かった」と話しました。
宮崎県三股町から見物に訪れた鹿屋麻衣さん(28)は「とても広くて驚いた。きれいだったので何枚も写真を撮りました」とほほ笑みました。
宝暦5(1755)年に薩摩藩が成し遂げた治水工事を縁として、海津市との姉妹都市盟約を締結してから50年目を迎えることを記念した焼酎が10月26日から発売になり同日、開発に携わった(有)中村酒造場、(株)サンフレッシュ海津、焼酎ボトルデザイナーと海津市関係職員が霧島市長を表敬訪問しました。海津市産の米「しきゆたか」と霧島市産のサツマイモを使用した記念焼酎「海と霧」は限定2千本製造され、両市でそれぞれ千本ずつ販売されます。
焼酎を製造した(有)中村酒造場の杜氏(とうじ)・中村慎弥さん(34)は「両市の歴史を未来につなぎ、良好な関係を続けていくための一助となれば」と話し、海津市産の米「しきゆたか」を生産する(株)サンフレッシュ海津の代表取締役・髙木健一さん(46)は「広く両市の交流を知ってもらうきっかけの一つになってほしい」と話しました。
牧園町麓地区街づくり促進会は物産館・霧島ふもとの駅や牧園地区の活性化のため、新たな名所にと物産館に巨大な壁画を設置。その除幕式が10月31日、同物産館でありました。壁画の大きさは縦2メートル、横6メートルで地元の霧島高校美術部員など12人が約4カ月かけて制作。霧島の山々とミヤマキリシマ、霧島を訪れた坂本龍馬の妻・お龍(おりょう)を描いた壮大な壁画が披露されると、会場から歓声が上がりました。
壁画を制作した同校2年で美術部の立山愛希子さんは「霧島の雄大な自然と歴史を表現しました。訪れた人に写真を撮って楽しんでもらえたらうれしい」と話しました。
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