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更新日:2020年10月30日

まちの話題(令和2年8月)

霧島市内でのイベントや出来事などを、まちの話題として紹介します

 熟練の技光る盆明け行事

江戸末期に始まった盆明けに行われる伝統行事「はんぎり出し」が8月16日、国分広瀬の干拓潮遊池でありました。「はんぎり」とは馬のえさを入れる底の浅い木おけのことで、竹2本と板で作ったいかだに「はんぎり」を取り付け、取れた魚を入れていきます。広瀬魚獲うおとり組合の7人は、不安定ないかだの上からとは思えない熟練の技で弧を描くように網を投げ入れ、エッナ(ボラの子)やコノシロといった魚を捕らえました。

広瀬魚獲り組合の塩川さん(68)は「例年より魚が小さく、数も少なかった。伝統ある行事なので、今後も楽しんでもらえるよう対策を考え、続けていきたい」と話しました。

取れた魚はその場でさばかれ、訪れた見物客や住民に酢みそで振る舞われました。

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横川中通学路に安全灯設置

市内の電気工事事業者17社で構成する霧島市電設会から、LED照明10基の寄贈がありました。寄贈された照明は8月22日、横川中学校の通学路である県道55号・栗野加治木線沿いに設置され、地域や生徒下校時の安全性が高まりました。

安全灯寄贈

 言葉にする大切さを訴える

中学生が日頃抱いている思いや考えを発表する「少年の主張」鹿児島県大会が8月2日、鹿児島市でありました。3,000点を超す応募の中から選ばれた10人が発表し、横川中学校3年の池島音羽(いけじまおとわ)さんが最優秀賞を受賞。池島さんは、友人関係のトラブルが起きたときにLINEでつらい気持ちを言葉にして伝えたところ相手に思いが通じた自身の経験を発表しました。10月下旬には九州大会がテープ審査で行われ、上位2人が12月にある全国大会に出場します。

8月26日に市役所を表敬訪問した池島さんは「先生に指導をもらい、最優秀賞を受賞できて良かった。自分の経験を一人でも多くの人に伝えるため、全国大会に出場したい」と意気込みました。

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 精密金型製作会社と立地協定

市は8月27日、市役所で八幡(やわた)金属株式会社と工場増設の立地協定を結びました。八幡金属は自動車部品の製造や精密金型製作加工を行っており、国分上野原テクノパークで平成4年から国分工場を操業開始。ほかにも長崎工場、北九州工場、北九州若松工場があります。

今回の工場増設で、金型製作からプレス部品加工までの一貫生産体制を強化し、生産効率の向上が期待されます。建築面積は717平方メートル、投資額約3億4千万円で、初年度は2億5千万円の生産を計画しています。10月に着工し令和3年2月に操業、地元を中心に11人を採用予定です。八幡金属の代表取締役社長・河木徳夫さん(67歳、左から2番目)は新型コロナウイルスの状況下での工場増設について、「金型製作は人材が重要。鹿児島県の人は、追求心が深く、粘り強く仕事をする人が多い。将来を見据えた投資で、他地区ではなく、霧島に工場増設を決めた」と話しました。

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