ホーム > 市政情報 > 広報・皆さまの声・出前講座 > まちの話題 > まちの話題(平成31年度、令和元年度) > まちの話題(令和2年2月)
ここから本文です。
更新日:2020年3月9日
災害への備えや避難生活での過ごし方を学ぶ防災講座が2月2日、国分公民館であり、市民約50人が参加しました。国の防災計画策定に携わっている「減災と男女共同参画研修推進センター」共同代表(東京都)の浅野幸子さん(46)が妊婦や子ども、高齢者、障がい者など災害弱者といわれる人たちへの配慮や避難所運営の仕方について話し、グループワークで理解を深めました。
受講した牧園町の民生委員・川越貞夫さん(66)は「近くには新燃岳もあるので、日頃から地域の役員と災害発生時の話をしている。今回の講座で避難所での役割分担など多くのことを学べた」と話しました。
県に23ある伝統野菜の一つで、今ではほとんど作られていない国分大根。国分中央高校園芸工学科が復活に向け研究中です。国分大根は根部が赤紫で、桜島大根をやや小さくした形。大きな物で6~7kgになり、むくと身は白く、苦味が少ないのが特徴です。収穫までが約80日と青首大根より20日以上長くかかり、形や色にばらつきが多いため、生産者がほとんどおらず市場にも出回っていません。
復活に取り組むのは同科野菜専攻班の13人。2年前に生徒が国分大根の存在を農家から聞き、同班で生産に挑戦。鹿児島大学、若手農家グループの協力を得て実験的に栽培を始め現在、同校の農園約20坪で育てています。
地元の子どもたちに国分大根を知ってもらおうと、2月4日と14日、収穫した50kgを上小川、国分西、天降川、川原小学校と木原小中学校の給食に初めて提供しました。収穫した2年の鹿倉梨瑚(かくらりこ)さんは「栄養が多いので、たくさん食べてほしい。今後は調理法や形をそろえる方法を研究できたら」と笑顔で話しました。給食ではけんちん汁で出され、上小川小学校6年の池田海璃(かいり)君は「初めて食べたけど、少し甘く感じておいしい」と頬張っていました。
市は2月5日、市役所で水産・農産物の輸送、加工、保管を行う二幸(にこう)冷蔵運輸(鹿児島市)と事業所設置の立地協定を結びました。今回の事業所設置は、焼酎用甘藷(かんしょ)の保管施設を整備し、物流業務の需要増に対応するためのもので、本社以外の営業所設置は初めてです。
建物面積は851.36平方メートルで6月に着工し、9月から操業、5人を新規雇用予定。投資予定額は約15億円で、初年度は約10億円の取引高を見込んでいます。
取締役兼副社長の成(なり)謙二さん(60)は「高速道路のインターチェンジも近く、交通の便に優れているので霧島市に決めた。将来的には加工場も造り、雇用などで貢献したい」と話しました。
葉タバコの生産が盛んだった明治末期から続く、伝統の催し「こくぶ初市」が2月8・9日、国分市街地でありました。歩行者天国となった旭通りには、花木や市内外の特産品など約100の露店が並び、多くの家族連れなどでにぎわいました。
近所に住んでいる岩城三義(70)さんは「お客さんや露店の人などとの出会いがうれしい。毎年楽しみにしている」と話しました。友達と訪れた、国分小学校4年の熊谷ジェイデンマイルス君は「食べ物を楽しみにして来た。いろいろなお店があってうれしい」と喜びました。
地域の自然や歴史を楽しむトレッキングイベント「九州オルレフェア」が2月9日、牧園町の宿窪田や中津川周辺であり、九州一円から109人が参加しました。オルレは韓国が発祥で、霧島市でも平成23年から開始。妙見温泉から犬飼滝、和気神社を経て塩浸温泉龍馬公園までの11kmがコースに指定されています。
イベントではガイドが犬飼滝や和気神社の歴史のほか、植生や地質の特徴を解説しながら案内。参加者は途中、咲き始めた梅の花や清流を眺めながら「きれい」とため息をもらしていました。福岡県から帰省し父親と参加した井立田茉乃(いたちだまの)さん(23)は「武雄市のオルレが楽しかったので参加しました。川の水がきれいで、静かに自然を楽しめ、父との会話も弾んだ」とさわやかに汗をぬぐいました。
霧島市健康福祉まつり・市民表彰・道義高揚豊かな心推進大会が2月9日、市民会館や国分シビックセンターであり、約4,000人が訪れました。シビックセンターでは健康や福祉の相談など、子どもから高齢者まで楽しめる40団体のブースが出展。国分福島の関遥さん(26)は「0歳と2歳の子どもと初めて参加した。フリーマーケットで古着をもらうことができ、ふわふわ遊具で遊べて楽しかった。来年もぜひ参加したい」と話しました。
市民会館では、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会副会長の清宮克幸さん(52)が、昨年日本で開催されたラグビーワールドカップの裏話や大学、社会人チームの監督時代の体験を交えた講演をしました。そのほか社会福祉功労者や健康づくり功労者、市民表彰、善行表彰、花いっぱいコンクールなどの表彰がありました。
日本女子ソフトボールリーグで優勝6回、準優勝4回を誇る太陽誘電女子ソフトボール部が、2月7日から17日まで国分球場でキャンプイン。本市でのキャンプは、平成16年から17年連続です。11日には県内の中高生を対象にした講習会がありました。同部監督の山路典子さん(49)は「実業団の選手と練習することで、ソフトボールの楽しさを再発見してほしい。スポーツを通じて、チームメートや試合に出場しない裏方の人とのつながりについても学んでほしい」と話しました。
講習会では投手や捕手、内野手、外野手に分かれ、ボールを投げるときの腕の振り方やバットスイングの基礎について指導があり、受講生は熱心に聞き入っていました。参加した隼人中学校出身で鹿児島女子高校1年の織田咲来(さくら)さんは「日頃の練習でおろそかにしがちな基本的なことを教わって、初心に帰ることができた。守備でボールを捕ってから投げるまでの流れを確認できたので、試合に生かしたい」と話しました。
南九州に春を告げる伝統行事「初午祭」が2月16日、鹿児島神宮とその周辺でありました。五穀豊穣と無病息災を願い、太鼓や三味線の音に合わせて鈴を鳴らす鈴掛け馬と踊り連が踊り歩き、約5万人の見物客でにぎわいました。
会場の一角では、北朝鮮による拉致被害者と拉致の可能性が否定できない特定失踪者の家族ら5人が署名と募金を呼び掛けました。拉致被害者家族会の市川健一さん(74)は「皆さんが応援をしてくれている。私たちには時間がないので、肉親との再会が早くできるよう頑張りたい」と力を込め、特定失踪者家族で市在住の村岡育世さん(69)は「新型コロナウイルスなど感染症も流行しているので北朝鮮が心配。早く解決してほしい」と訴えました。署名をした隼人町の吉永久美子さん(61)は「一刻も早く救出されることを願っている。国は交渉の状況だけでも拉致被害者のご家族に伝えてほしい」と話しました。
国民体育大会と全国障害者スポーツ大会の開催に向け、市実行委員会では広報啓発や歓迎・装飾に使うもののほか、運営に必要な用具などの協賛を募っています。令和元年には市内外12団体からの協賛があり2月18日、国分シビックセンターで感謝状贈呈式がありました。
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社鹿児島テクノロジーセンター・鹿児島TEC(テック)長の古賀慎一さん(56)は「女子ハンドボールチーム・BLUESAKUYA(ブルーサクヤ)やそのジュニアチームがある。一生の思い出になる、地元での国体開催を盛り上げるため協力しました。チームとしても優勝できるよう頑張ってもらいたい」と力を込めました。
県本土を舞台に各地区がしのぎを削る県下一周市郡対抗駅伝競走大会が、2月15日から19日にかけて全距離584.1キロ、53区間で行われました。出場23回を誇るベテランから高校生までさまざまな年代の選手がたすきをつなぎ、沿道には地域住民や幼稚園児、小学生、中学生ら大勢の人が駆け付けました。地元・姶良チームは、5日間トータルで総合優勝、見事3連覇を達成しました。
3日目9区の霧島温泉駅で応援した吉海(よしかい)正子さん(83)は「毎年頑張っている選手の姿を見ると元気が出る。また来年も応援したい」と話しました。
スポーツ活動を促進し、職場や地域の親睦を図るための横川町職場職域対抗駅伝競走大会が2月23日、横川総合支所周辺でありました。35回目の今回は、20チーム120人が6区間8.2kmを走り、沿道では参加者の家族や地域住民らが声援を送っていました。
横川中学校3年の原口いちかさんは「小学校の頃から参加している。走るのはきつかったけど沿道の応援で頑張れた」と笑顔を見せました。
日本ハンドボールリーグ女子のソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(以下、ソニー)の公式戦が2月22・23日、国分体育館であり2連勝。今季ホームで5戦全勝、2位以内を確定させ、すでに出場を決めているプレーオフに弾みを付けました。
22日は9位の大阪ラビッツに32対25、23日のホーム最終戦は6位のプレステージ・インターナショナル・アランマーレに24対21で快勝。何度も好セーブを見せたゴールキーパーの飛田季実子さん(42)は「地元で勝てて良かった。残り2試合も勝利を目指し、プレーオフで優勝したい」と力強く話しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、会場ではアルコール消毒などの協力が呼び掛けられ、選手とファンの触れ合いは中止に。それでも客席からは熱戦を後押しする大きな声援が届き、盛り上がりを見せました。熊本から夫婦で訪れた松村純世さん(50)は「初めての観戦。試合展開が早く面白く、選手も気さくでソニーチームのファンになりました」と声を弾ませました。ハーフタイムには、国分南中学校ダンス部による国体ダンスの披露もありました。
県の無形民俗文化財で、五穀豊穣を祈る霧島神宮御田植祭が2月27日、霧島神宮であり約50人の写真愛好家や見物客が見守りました。見せ場は、神宮の祭神であるニニギノミコトが天から稲の種を授かり耕作した神話を基にした農耕劇。おきなとおうなが暴れ牛にてこずりながら田を耕した後、大きなしゃもじを手にした田の神が方言で口上を述べながら舞うと、見物客からは笑いや拍手が起こりました。
毎年見物に訪れている霧島の野元チヅ子さん(80)は「いつ見ても劇のやり取りが面白い。お米が採れることのありがたさを感じます」と話しました。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください