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更新日:2020年1月9日
豊富な経験と知識を持つ高年齢者の積極的な人材確保・活用を行うため、市はハローワーク国分(国分公共職業安定所)と共同で初の試みとなる「人材確保企業合同説明会」を7月9日、国分シビックセンターで開催しました。
市内企業や高年齢者雇用に積極的な企業の12社がブースを設け、約100人が参加しました。企業からは、「年齢は高くても、やる気と元気がある人はたくさんいる。職種によっては、高年齢者の方が仕事に適している場合が多い」と高年齢者雇用に意欲を見せ、来場者からは、「親の介護があり、フルタイムでの勤務は難しい。個人の事情に合わせて、勤務時間を設定してくれるのがありがたい」と興味を示す声がありました。
令和2年度から小学校で英語学習が本格的に始まるのを前に、タブレットなどによるテレビ会議システムを活用した英語の合同授業が、7月10日、霧島地区の大田小学校、霧島小学校、永水小学校で実施されました。この日は、霧島中学校の英語教諭が霧島小学校で授業を行い、スクリーンを通して、他の2校の児童と一緒に事前に調べたことを英語で発表したり、質問したりしました。
霧島小学校では6年生の4人が参加し、徳田蒼(とくだそう)君は、「他の学校と一緒に授業をすることがないので、貴重な体験になりました。いつもより緊張した」と笑顔で話しました。
鹿児島空港の国内線到着ロビーに7月10日、大型モニターを備えた観光客向けの多機能サービスカウンターが開設されました。地域の活性化を目指す「きりしまミクス合同会社」が運営します。
Wi-Fi(ワイファイ)のレンタルや有料の手荷物一時預かり、外国人観光客が携帯電話の通信に必要なSIMカードの受け取りサービスのほか、現金自動預払機(ATM)も設置。今後は預かった手荷物を有料で宿泊施設に配送する「手ぶら観光」も導入する予定です。
同社代表社員の大山悠さん(32)は「利用者のニーズに合わせ、利便性を向上させていきたい」と力を込めました。
人権を啓発する「わくわく人権ルーム」が7月12日、牧園保育園であり乳幼児16人が参加しました。霧島市、姶良市、伊佐市、湧水町の人権擁護委員でつくる霧島人権擁護委員協議会が主催。子どもへの啓発を担う子ども部会が年に3回程度、幼稚園や保育園で開いています。
この日は、野菜の好き嫌いを通して偏見を理解させる子ども向けDVDの視聴や人権キャラクター「人権まもるくん・あゆみちゃん」との触れ合いがあり、子どもたちは夢中になっていました。ピーマンが少し苦手と話した上井杏莉(あかり)ちゃん(5)は「好き嫌いをしないように、あゆみちゃんと約束しました」と笑顔で話しました。
市は7月12日、市役所でセラテックジャパン㈱と工場新設の立地協定を結びました。長野県に本社があるセラテックジャパン㈱は、スマートフォンや家電製品、電自動車などの電子部品に使われるファインセラミックスの精密加工を行っています。長野県外への進出は初めて。
工場の用地面積は約6800㎡、建物面積は1200㎡。投資額4億9300万円で、初年度は約1億5千万円の売り上げを見込みます。令和2年4月に着工し令和3年1月に操業、地元を中心に13人を採用予定です。今後、納期短縮や営業拠点の拡大を図ります。代表取締役社長の平林(ひらばやし)明さん(39)は「インフラや交通アクセスが魅力的。この地に貢献できれば」と話しました。
今年で40周年となる霧島国際音楽祭を盛り上げようと開催してきたPRコンサートの最後のイベント「ロビーコンサート」が7月13日、14日の2日間、霧島市民会館ロビーで開催されました。霧島国分夏まつりと同日に開催し、2日間で延べ約200人が来場しました。
霧島国際音楽祭マスタークラスの修了生であるピアノ奏者の入来慶子さん、ソプラノ歌手の瀬戸口美希代さん、バイオリン奏者の黒田印南(いなみ)さんの3人が演奏。音楽祭の魅力について紹介しながら、『サウンド・オブ・ミュージックメドレー』や『西郷どんのテーマ曲(2日目のみ)』、映画『アラジン』で話題の『ホール・ニュー・ワールド』などさまざまな楽曲を披露し、来場者は美しい音色に酔いしれていました。
畜産農業への理解を深めようと牧之原小学校5年生で結成する「福山町和牛少年隊」の28人が、7月16日、3班に分かれて福山町の畜産農家3軒で体験学習を行いました。
300頭を飼育する東村文弥さん(57)の牛舎では、9人が子牛への授乳や親牛への餌やりを体験。同校の立和田紗佳(さやか)さんは「草をあげるのは大変だったけど、牛がかわいかったので頑張れた」と満足そうな表情で話しました。
世界各地で活躍する音楽家たちが年に一度霧島に集い、受講生も交えて2週間に渡り繰り広げられる音楽の祭典「霧島国際音楽祭」が7月18日、開幕しました。7月21日には音楽祭の主会場となる牧園町のみやまコンセールで、アニバーサリー・ガラコンサートが開催され、多くの観客が世界トップレベルの音楽を堪能しました。
アニバーサリーコンサートの後に毎年行われるビュッフェパーティーも大盛況。当日はあいにくの天気で、ロビーでの開催となりましたが、音楽家や観客など約300人が参加。地元の人たちがおもてなしの心で準備したさまざまな料理を味わったり、交流を楽しんだりしていました。今年は霧島市歌をアレンジした曲でフラダンスも披露され、40周年を迎えた霧島国際音楽祭の開幕に花を添えました。
リノベーションまちづくり講演会が7月20日、国分シビックセンターであり市民など約80人が参加。全国で都市再生を手掛ける専門家・西村浩さん(52)が、成功事例を基に空き店舗などを戦略的に活用する手法を紹介しました。
鹿児島市から参加した坂口喜代美さん(57)は「西村さんの話を聞いてとても刺激になった。日常的にできるマルシェなどを企画していきたい」と意気込みました。
一日縄文人体験が7月20日、上野原縄文の森体験学習館であり、児童や保護者など約40人が参加しました。
講師は縄文土器のレプリカなども製作する国分の陶芸家・四元誠さん(46)。なるべく本物に近い物が作れるようにと、この日のために上野原の土から作った粘土を用意しました。棒状に伸ばした粘土を重ねて筒型にし、貝殻で模様を付ける円筒土器作りに、大人も子どもも熱中しました。
真剣な表情で作っていた国分南小学校2年の中間瑠梨(るり)さんは出来上がると「粘土を重ねていくのが楽しかった」と笑顔を見せました。土器は後日乾燥させた後、縄文時代と同じ「野焼き」で800℃、2時間ほどかけて焼き上げ完成します。
理工系分野に興味がある女子中高生などの進路選択を応援する「理工チャレンジ(リコチャレ)」が7月24日、国分の㈱トヨタ車体研究所でありました。内閣府男女共同参画局が中心となって取り組んでおり、リコチャレ応援団体として参加しているのは、県内企業では唯一同社のみ。昨年度から車造りに関する体験などのイベントを実施しています。
イベントには、市内外の中学・高校から22人が参加。ワイパーリンクの模型作成やワイヤーハーネスの仕組みなど車造りに関することや、コンピューターのプログラミングなどを体験しました。参加した国分高校1年の出水田莉緒(いずみたりお)さんは「苦手な理系教科克服のきっかけになればと思い参加しました。地元の企業を知ることができ、ものづくりに興味が出てきました」と話しました。
国分高校理数科の生徒3人が7月25日、中国のマカオであった国際大会「青少年科学技術イノベーションコンテスト」で県内初となる最高賞の一等賞を獲得しました。大会は7月21~25日に開催され、英語で発表や質疑応答します。中国以外が参加する部門に世界52カ国92チーム、(写真右から)3年の平田啓晃(ひろあき)君、米倉咲良(さくら)さん、2年の持永更紗さんが日本代表として参加しました。英語で研究成果を発表します。
同校は、文部科学省が先進的な理数系教育を実施するSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校。昨年度は指定校で競う研究発表会で、大隅諸島に分布するコガネムシと7300年前の幸屋(こうや)火砕流の関わりを発表し、最高賞を受賞しています。今回は同研究を取り上げ、地理と生物の密接な関わりを実地調査した点が評価されました。平田君は「思いがけない結果で驚いた。進学しても理科系の研究をしたい」、持永さんは「人に分かりやすく説明する力が付いた。来年の研究に生かしたい」と受賞を喜びました。
全国高校野球選手権鹿児島大会の準決勝が7月26日、鹿児島市の平和リース球場であり、国分中央高校が神村学園高等部と対戦。四回戦、準々決勝で、シード校との接戦を制した勢いそのままにホームランで先制するも、徐々に調子が上がってきた相手投手と打線に力負けし、6-1で敗れました。目標としていた優勝には届かなかったものの、5年ぶりのベスト4。球場には多くの生徒や市民が駆け付け、球児の奮闘をたたえました。
同校3年、野球部主将の桑原航汰君は「一戦一戦、集中して挑んだ。負けた悔しさはあるけど後悔はありません。後輩たちにはこの結果を超えてほしい」と期待を込めました。
市防犯少年少女のつどいが7月27日、陸上自衛隊国分駐屯地であり、市内の児童や保護者など約150人が参加。高機動車の試乗やロープ訓練、防犯講座、救急救命講習などを通して自衛隊員との触れ合いを楽しみました。
ロープ訓練に挑戦した向花小学校5年の岡村優汰君は「バランスを取るのが難しかった。でも隊員さんが優しく支えてくれてくれました」とうれしそうに話しました。
鹿児島県少年少女合唱連盟が毎年開催する県少年少女合唱祭が7月25日、出水市文化会館で開催され、霧島市からは霧島市少年少女合唱団が出演しました。
連盟に加盟する団体が日頃の練習の成果を発表し交流を図る合唱祭で、今年は10の団体が出演。霧島市少年少女合唱団は、『わたしは こねこ』『アンパンマンのマーチ』『ビリーブ』の3曲を披露し、県内各地から訪れた合唱団員や観客らは熱心に聴き入っていました。最後は出演者全員の合同合唱。ステージと観客席に分かれ、総勢約250人の歌声が会場いっぱいに響き渡りました。
鹿児島神宮の参道灯籠まつりが7月28日にあり、ずらりと飾られた灯篭、約500個が参道を灯しました。幻想的な雰囲気を醸し出す中、訪れた多くの人々は灯篭を見つめたり、写真を撮ったり思い思いに楽しんでいました。
特設舞台ではフォークソングのギター弾き語りや抽選会があり、宮内小学校2年玉泉咲空(さく)さんは、自分で作った灯籠を見つめ、「作ることが楽しかった。きれいに仕上がってうれしい」と満足そうな表情を浮かべていました。
期間限定の「湯けむりビアガーデン」が、7月26日~28日、8月2日~4日、牧園町丸尾の霧島温泉市場で開かれました。温泉街をにぎやかにしようと市商工会青年部牧園支部が企画したもので、今年で2回目。毎日県内外から多くの人が訪れました。
アルコールの飲み放題や地元の飲食店が料理を出店。霧島九面太鼓や高千穂小学校金管バンドの演奏が日替わりでありました。国分新町から家族で訪れた古一紬希(ふるいちつむぎ)さん(10)は「にぎやかな雰囲気で楽しい。料理もおいしくて、また来年も来たい」と喜んでいました。
市が初めて実施する安全運転サポート車の体験講習が7月30日、市役所お祭り広場でありました。国分地区の50代~80代の約60人が参加し、ネッツトヨタ南九州㈱国分隼人店が車両を提供しました。
安全運転サポート車とは、前方の車両や歩行者と衝突の可能性が高いときは自動でブレーキが作動する機能や、ブレーキとアクセルを踏み間違えた際の急加速を抑制する機能などが付いた車のことです。全国的に前方不注視や踏み間違えによる高齢者の交通事故が増加していることから、官民が連携して普及を進めています。
この日は参加者が助手席と後部座席に座り、駐車場での事例を体験。アクセルを踏み込んでも車止めを乗り越えないことや障害物に近づいても自動で停車することを確認しました。ネッツトヨタの営業主任・左近充裕貴(さこんじゅうひろき)さん(29)は「顧客からの相談が増えている。サポート車への乗り換えも選択肢の一つに加えてもらえたら」と話し、参加者の松元廣美さん(77)は「そんなに衝撃を感じなかった。あくまでも補助機能だと学んだので、あらためて気を引き締めてハンドルを握ろうと思いました」と話しました。
7月30日、平和への思いをはせる大隅横川駅平和コンサートが県内最古の木造駅舎である大隅横川駅前であり、約300人が来場しました。同駅の柱には米軍機の機銃掃射痕が今も残っており、攻撃を受けた7月30日に毎年コンサートを開催。今年で12回目となります。
当日は、横川町内の保育園児による歌の発表や小中学生による平和の大切さを書いた作文の朗読、霧島国際音楽祭マスタークラス受講生によるホルンの演奏などがありました。
近所に住む﨑元洋子(ひろこ)さん(74)は「子どもたちの平和に対する思いや生演奏が聴けるので毎年楽しみにしている。このイベントで地域が活気づいてくれたらうれしい」と期待を込めました。
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