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更新日:2020年1月9日
きりしま美術大賞展の展示が10月5日、国分シビックセンター1階で始まり、同日表彰式が行われました。今年は一般部門に186点、高校生限定の特別部門に7点、幼児から中学生までのジュニア部門に2,798点、合計2,991点の応募があり、入賞した147点の作者に表彰状が贈られました。
一般自由部門の最高賞「きりしま大賞」に輝いた鹿屋市の吐師良子(はしりょうこ)さんの作品は、フェリーの双眼鏡をのぞきこむ娘の姿を描いたもの。式の最後に娘と一緒に舞台に上がり、「感じたものをいつも必死に描いている。それが伝わってうれしい。これからも自分らしく描いていきたい」と喜びを語りました。
会期は10月18日まで。入賞・入選作品534点が会場いっぱいに展示されています。
10月22日から11月4日までは、一般上位42作品を展示する巡回展を、福山町の松下美術館で行います。
霧島市と縁深い戦国武将・島津義久の講演会と史跡巡りが10月5日と6日に、国分郷土館でありました。
各日、市内外から約30人が参加し、義久にまつわる史跡を巡りながら、市と島津義久の関係について学びました。参加した隼人町の古川正彰さんは、「普段から見ている場所も、改めて説明を聞くことで発見があって勉強になった」と話し、歴史と地域のつながりを再確認しました。
結婚50年目の夫婦を祝う霧島市合同金婚式が10月8日、霧島町田口のホテルであり、参加を希望された夫婦80組のうち76組が出席しました。
祝杯のときには、「乾杯」の代わりに、夫婦が向き合って「ありがとう」と発声し、グラスを交わし50年間の感謝を伝え合いました。隼人町の田中光晴さん(72)、勝惠さん(70)夫婦は「結婚50周年を2人で無事に迎えられたことがうれしい。病気になって心配させてしまったこともあるが、これからも健康に気を付けて頑張っていきたい」と満面の笑みを浮かべました。
市は10月9日、市役所で日本エア・リキード㈱と鹿児島オキシトン㈱(両社とも東京都港区)の2社と工場増設・更新の立地協定を結びました。
今回の工場増設・更新は、老朽化した製造プラントの改修と液体アルゴンの製造などに関する事業拡大に伴うものです。建物面積は1,763m2で10月に着工し、令和4年1月に操業予定。投資予定額は52億円で、初年度は18億円の生産売り上げを見込んでいます。
日本エア・リキードの代表取締役・矢原史朗さん(57)は「エネルギー消費量を抑え、更なる安全・安定供給につながる」と話し、鹿児島オキシトンの代表取締役・杉山光さん(57)は「地域の産業振興に貢献していきたい」と話しました。
9月からレストランと物産館が休業している日当山西郷どん村の空きスペースを活用しようと10月6日、市が農産物の直売会を開催。市内の新規就農者グループ・霧島NEO(ネオ)-FARMERS(ファーマーズ)!をはじめとする農家19人が作った野菜、果物、霧島茶、肉など約50種が並びました。そのほか和服の着付け体験や霧島茶の野だてもあり、近隣や市内外から千人以上が来場しました。
新規就農者の武安拓海さん(30)は「普段、作物は組合に下ろしているので、お客さんの反応が見える直売はいい機会。これからも時期を見て続けていけたら」と期待し、近くの主婦・川添清子さん(73)は「ここがにぎやかになることを期待しています。肉や惣菜などは食べきれる量に小分けにするなど、住民の希望を反映したらもっと良くなるのでは」などと提案しました。
国分高校ハンドボール部1年でゴールキーパーの久木﨑匠(くきざきたくみ)君が県内男子で初めて16歳以下の日本代表選手に選ばれ、8月25日から9月3日までハンガリーであったNTA(ナショナルトレーニングアカデミー)ジュニアアカデミー欧州育成合宿に参加しました。10月10日から15日には熊本県の日韓交流戦に出場しました。
NTAは世界で通用する選手の育成を目指し、日本ハンドボール協会が主宰。ジュニアアカデミー生は全国から25人が招集され、久木﨑君は今年1月、県内で唯一選ばれました。16歳以下代表は欧州合宿や日韓交流戦に合わせ、ジュニアアカデミー生の中から16人が選ばれます。
久木﨑君は合宿での体験を振り返り、「海外の有名なコーチの指導が大きな刺激になった。もっと成長して、来年のかごしま国体で成果を見せたい」と力強く話しました。
霧島市霧島の永水地区と永水小学校が毎年開催するオータムコンサートが10月12日、永水小学校でありました。
吹奏楽団や音楽家を招待して行われるこのコンサート、今年は霧島市少年少女合唱団が招待され、美しい歌声が披露されました。途中、永水小学校の児童も加わって合同演奏。身近なコンサートに、訪れた約100人の地域住民らは楽しいひとときを過ごしていました。
同校の名越(なごし)秀人校長は「美しい歌声に癒やされた。永水の子どもたちにも素晴らしい機会を頂いた」と喜びを語りました。
高齢の家族を介護している人同士が介護の悩みや喜びを語り合う交流会が、10月12日多目的ホールであり、介護中の人など約60人が参加しました。
会場では、耳つぼマッサージの講演会や介護食の試食、福祉用具の展示、介護相談があり、参加者が熱心に耳を傾けていました。
自身の介護経験が少しでも参考になればと参加した下深迫市子さん(70)は「13年間介護をしてきた。介護保険制度を上手に活用して、介護うつにならないようにしてほしい」と介護中の参加者にアドバイスをしていました。
国分高校の生徒による物理や化学などの出前授業が10月12日、国分小学校でありました。
国分高校は、国が科学技術や理科、数学教育を重点的に行うSSH(スーパーサイエンスハイスクール)として指定されており、地域貢献活動の一環として実施されました。
授業では、液体窒素を使って花やゴムボールが瞬時に凍る実験やカブトムシの幼虫を触るコーナーがありました。
児童に授業をした同高2年の有村七海(ななみ)さんは「化学が嫌いな子どもも多いので、化学は楽しいと思ってもらえたらうれしい」と話し、同小6年の池田光幸(みつき)君は「液体窒素が机に流れる様子が楽しかった。もっと化学を勉強してみたい」と声を弾ませました。
木のことが分かる催し「森林のまつり」が10月12日、国分シビックセンター前お祭り広場でありました。
会場では木工教室や丸太切り競争、チェンソーアートなどがありました。天候にも恵まれ、多くの家族連れが訪れて、思い思いに楽しむ姿が見られました。
息子と孫の3人で訪れた国分在住の栄勇(さかえいさむ)さん(66)は「孫と作ったツリーを玄関に飾りたい。楽しかったので来年も来たい」と笑顔を見せました。
高齢者自らが作ったグラウンドゴルフ場に高齢者が集い、地域の病院が「高齢者の健康増進のためなら」と協賛したグラウンドゴルフ大会が10月16日、霧島田口の野上地区でありました。大会は今回が3回目。協賛した霧島杉安病院院長の杉安浩一郎さん(75)は、「高齢者が集まって好きなことをすることが、認知症予防にもつながるのでは」と話しました。
参加者の中で最高年齢の溜シヅエさん(91)は、「毎回この大会を楽しみにしている。地域の人とグラウンドゴルフをすることで大きな病気もない」とほほ笑みました。
空港を身近に感じてもらうことを目的に「空の日フェスティバル」が10月19日、鹿児島空港でありました。機体見学会や制服着用体験、歴代客室乗務員の制服紹介など多数の催しがあり、多くの家族連れや写真愛好家でにぎわいました。
フジドリームエアライン(FDA)の制服着用体験をした熊本県人吉市の菖蒲遥(しょうぶはるか)さん(5)は、「飛行機の操縦シュミレーションが楽しかった」と笑顔で話しました。
サッカーJリーグ傘下に二つしかない知的障がい者チーム「鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ」と「横浜F・マリノスフトゥーロ」が10月19日、国分陸上競技場で初めて対戦しました。
フューチャーズは、障がい者がサッカーを楽しめる機会を作ろうと今年2月に発足。県内の13~29歳の約30人が所属しています。対戦は、2004年に発足し約80人が所属する“先輩”のフトゥーロが、フューチャーズ発足をきっかけに呼び掛け実現しました。試合時間が通常、前後半60分なのを今回初めて90分で実施。試合はフューチャーズが前半互角の戦いを見せ、後半8分に先制。その後、運動量が落ち自陣でのプレーが増える中、フトゥーロに2点を決められ逆転負けとなりました。
フューチャーズ総監督の西眞一さん(46)は「障がい者でもレベルの高いプレーができることを多くの方に知ってほしい。これからJリーグにチームが増えて全国でリーグ戦ができれば」と前を向きました。両チームは翌日20日、鹿児島ユナイテッドの前座試合として鹿児島市の白波スタジアムで再び対戦し、フューチャーズが2-1で勝利しました。
秋晴れの中、「第16回縄文の森秋まつり」が10月19日、20日の二日間、上野原縄文の森でありました。
祭りは、子どもから大人まで楽しめる火おこし大会や、今回の祭りでしか体験できない竹細工の縄文体験、音楽やダンスなどのステージパフォーマンスのほか、もちもちとした食感が人気のどんぐりうどんの販売などで大盛況でした。
五穀豊穣や地域の安全などを祈願する隼人浜下りが10月20日にあり、ご神体を乗せたみこしやよろい武者、神官、稚児行列など約350人が鹿児島神宮から浜之市までの4kmを練り歩きました。約1300年前に大和朝廷に反乱を起こし、犠牲となった隼人族の霊を供養するために始まったといわれる伝統行事。沿道では多くの市民や写真愛好家が行列を見守りました。
文化財少年団の一員として参加した宮内小学校5年の木戸翔真君は「みんなとよろいを作って、行列に参加して楽しかった。いつかは本物のよろいを着て参加したい」と笑顔を見せました。
鹿児島市に事業所を置く平和リース㈱から高規格救急自動車の購入を目的に1,100万円の寄付があり10月24日、国分シビックセンターで同社へ感謝状の贈呈と購入した車両のお披露目がありました。同社は事業を展開している宮崎、鹿児島県内で社会貢献の一環として救急車の購入に寄付を行っており、本市への寄付は平成27年度に続き2回目。
社長の松田真義さん(51)は「救急車の整備で尊い命が一人でも多く助かれば」と思いを込めました。
市は10月25日、市役所で株式会社ウェルファムフーズ(東京都千代田区)と工場増設の立地協定を結びました。
今回の工場増設は、量販店売場での人手不足が深刻化している状況の中、売場にそのまま並べられる商品を提供するため、霧島事業所の敷地内に新たにパック包装までを行う専用工場を建設するものです。建物面積は1,653㎡で11月に着工し、令和2年9月に操業、50人を新規雇用予定。投資予定額は約12億円で、初年度は約4億円の生産売り上げを見込んでいます。
代表取締役の観音堂靖さん(61)は「鶏肉の生産、パック包装、販売まで一貫してできるようになり、消費者に鮮度の良い商品を提供できる」と話しました。
鹿児島空港近くにある溝辺町崎森の十三塚原公園前の畑で10月下旬、コスモスの花が満開になり多くの見物客が訪れました。十三塚原環境保全協議会が地元の高齢者グループの協力を得て、約3,400mの敷地に種から植えています。夏にはヒマワリを植え、今年で13年目になります。
25日の昼すぎには5組ほどがコスモス畑を背景に撮影を楽しんでおり、中には高速道路から畑が目に入り立ち寄った人も。国分から家族5人で訪れた渡辺稔さん(45)は「ピンクや紫、白色が映え、すごくきれい。妻も喜んでくれ、来て良かった」と声を弾ませました。
市公共施設マネジメントシンポジウムが10月26日、国分シビックセンター多目的ホールでありました。平成27年3月に「市公共施設管理計画」を策定し、今年で5年目を迎えることから、さらなる計画の推進を図るため実施したものです。
東洋大学客員教授の南さんの講演や神奈川県秦野市、鹿屋市の事例発表がありました。
講演後、中重市長も参加して「公共施設の再編からみえてくる、これからの霧島市」と題したパネルディスカッションもあり、新たな公共施設のあり方を考えました。
上野原縄文の森で10月26日、秋の星座を眺めながら、縄文時代の人々の生活に思いを巡らす観察会がありました。
天体望遠鏡を使って星空を観察したり、シートを広げて夜空を見上げる体験に、市内外から参加した17組52人の親子連れは大喜び。
参加した日当山小学校5年の花山結菜(ゆな)さんは「日頃から星を見るのが好きです。カシオペア座の美しさや北の方角を探す目印になるということを聞きました。今日のことを思い出してまた星を見たいです」と話しました。
ハロウィンの仮装をして列車旅を楽しむ「ハロウィントレイン」が10月27日、JR国分駅・大隅横川駅間でありました。利用者が減る肥薩線の利用促進を図ろうと、同日に国分であるイベント「霧島ハロウィン」の実行委員・永吉大希(たいき)さん(41)が企画し、今年で2回目です。
イベントにはドラキュラやシンデレラ姫、映画の人気キャラクターなどに扮した市内外の親子ら27組107人が参加。車内ではクイズやビンゴを楽しみ、途中の嘉例川駅では地域住民によるお茶や手料理のおもてなしを受け、大隅横川駅のハロウィン仮装コンテストにも参加するなど、ハロウィンを満喫しました。
「今年が念願の初参加」と話す鹿児島市の大野あゆみさん(42)は「娘がすごく楽しんでくれました。普段列車に乗らないので、車窓の景色も楽しめた。今後も機会があれば肥薩線に乗ってみたい」と笑顔を見せ、永吉さんは「列車に乗ったことがない子どもたちが多いと知り始めた企画。楽しい思い出が郷土愛を育み、列車に乗るきっかけになれば」と話しました。
国分地区にある東公園近くの介護施設「リハケアガーデン国分」の利用者が、毎日公園のごみ拾いや落ち葉清掃を行っています。介護予防のリハビリの一環で始めた散歩で、空き缶やタバコの吸い殻が落ちているのを見て、小さな子どもたちが安全に遊べるようにと始めたのがきっかけ。
毎回参加するのは、8人程度。それぞれがごみ袋、ごみはさみ、ほうきを持って参加します。国分上井在住の室屋昇さん(86)は「公園がきれいになって気分がいい。昼からきれいになった公園でグラウンドゴルフをするのが楽しみ」と笑顔を見せました。
国分地区の上小川地区館長池田まゆみさん(63)が地域社会のニーズに適合した地域密着型のボランティア活動を継続的に行い、誠実に責任を果たしている人をたたえる、公益財団法人ソロプチミスト日本財団の「2019年度社会ボランティア賞」を10月に受賞しました。
13年前から小中学生の登下校の見守り活動を始め、11年前に学童保育を開設、その後子育てサロンや高齢者支援のための団体を設立、惣菜作りや販売、配達を行い、高齢者の安否確認の役割を担っていることなどが高く評価されたものです。
池田さんは「自分一人だけではこれだけの活動はできかった。地域の皆さんの協力があったからこそいろいろな取り組みができた。今後も新しいメンバーを増やして、活動を継続していきたい」と受賞を喜びました。
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