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更新日:2025年11月11日
市と長崎県雲仙市は大規模災害に備え5月1日、市役所で「災害時における相互応援に関する協定」を締結しました。この協定は、大規模災害が発生した場合に、相互に応援、協力して応急対応及び復旧対策を遂行するものです。
本市と雲仙市は、共に日本最初の国立公園に指定されたことをきっかけに平成18年4月27日に観光姉妹都市盟約を締結。共に活火山を有し、ジオパーク認定の地としても交流を深めています。
雲仙市長の金澤秀三郎さんは、「遠方の市同士であり大規模災害が同時に発生するリスクは少なく、互いにメリットがある。平時においてもさらに交流を深めていきたい」と話しました。

縄文時代の歴史や文化を体験できる縄文の森春まつりが5月3日から5日までの3日間、国分の上野原縄文の森で行われ、市内外から多くの方が訪れました。
会場では、弓矢づくりなどの各種体験ブースや、中高生の吹奏楽・ダンス、プロのパフォーマーによるステージショーを開催。他にも、屋台村では縄文の森名物のどんぐりうどんなどが販売され、家族連れなどが春まつりを楽しみました。
5日に行われた火おこし大会の小学4~6年生の部で、記録1分28秒で優勝した都城市の小学6年・鎌田悠李君は「火おこし大会には初めて参加した。火を付けられてとてもうれしい」と笑顔で話しました。

これから高校進学を迎える中学生に向けて、市内五つの公立高校が学校の魅力などを紹介する、霧島しごと維新「君の夢を叶える高校フェア」が5月10日、国分ハウジングシビックホールで開催され、生徒や保護者など187人が参加しました。
学校紹介のコーナーでは、各高校の生徒らがステージ上から自校の魅力や特徴などについてプレゼンテーションを行い、中学生からは在学中に取得できる資格や高校卒業後の進路状況やについて質問がありました。学校紹介が終わると高校ごとにブースが設けられ、中学生は自分の興味がある学校や進学を希望するブースを訪れ、高校生や先生の詳しい説明にメモを取ったり質問などをしながら熱心に聞き入っていました。
霧島中学校3年生の苅屋樹さんは、「今歴史に興味がある。今日はいろいろな高校の話を聞くことができたので進路を決めるときに役に立つと思う」と笑顔で話しました。


牧園みやまの森運動公園(愛称:ユピテルフィールドパーク霧島)のネーミングライツ(命名権)・パートナー企業であり、男子プロバレーボールチーム・フラーゴラッド鹿児島のスポンサーでもある(株)ユピテル。霧島市に拠点を置く子会社・(株)ユピテル鹿児島が、日頃の体育の授業や部活動などで役立ててもらおうと、市教育委員会にバレーボール公式試合球(検定球4号)50個を寄贈し、5月14日、市役所で寄贈式がありました。
株式会社ユピテル鹿児島の代表取締役社長・髙木紀(ただし)さん(68)は、「公式試合球に日頃から慣れ親しみ、バレーボールへの興味をもってほしい。霧島市とはご縁があり、今後もバレーボールをはじめとしたスポーツ振興に貢献していきたい」と笑顔で話しました。寄贈されたバレーボール公式試合球は、市内中学校に配られます。

修学旅行で長崎原爆資料館を訪れたことをきっかけに、平和学習に取り組む牧園中学校2年生。4月23日、戦争を体験した牧園町在住の宮原アイさん(88)、下原邦義さん(105)を同校に招き、平和講話が開かれました。命が軽んじられていた当時の生活や終戦後の暮らしに翻弄された体験談に、生徒たちは沈痛な表情で聞き入りました。
同校の武田実希さんは「私たちの世代は戦争を経験していないが、その悲惨な経験を語り継いでいくことはできる。戦争をしてはいけないという体験者の思いを、絶やしてはいけない」と神妙な面持ちで言葉を紡ぎました。

霧島茶のおいしさやお茶を飲む楽しさを知ってもらおうと企画されている「霧島茶庭」。新茶シーズンを迎えた5月24日と25日に日当山西郷どん村で開催され、市内外から90人が訪れました。参加者は霧島茶を3種類と季節のお菓子2つを選び、のどかな風景を眺めながら新茶を味わいました。友人と参加した国分在住の大平時也さん(29)は「お茶が好きで、今回もこの企画目当てで来ました。なかなか飲み比べることがないので面白い。適した温度で入れたお茶はとてもおいしいです」とほほ笑みました。


身近な「景観」から地域の魅力や課題を発見する「景観学習」に高千穂小学校は昨年度から取り組んでいます。5月27日の授業では、NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会の東川隆太郎さんを講師に招き、景観や霧島ジオパークについて学びを深めました。
5年生の廣池椋君は、「日本のカルデラ九つのうち四つが鹿児島に集中していることや活火山の近くに多くの人が住んでいるのは珍しく、すごいことだということを知った。もっとこのまちのことを勉強していきたい」と目を輝かせました。


隼人町で50年以上にわたり原木シイタケを生産する松下実雄さん(71)が、日本特用林産振興会主催の特用林産功労者賞を受賞。5月30日、妻のさえ子さんと市役所を訪れ受賞の喜びを報告しました。
栽培用の原木には自ら植栽し育てたクヌギを使い、水も自然水のみ、農薬や除草剤も使わないという自然栽培が生み出す高い品質や、新規就農者への栽培指導や助言を積極的に行うなど担い手の確保・育成、指導林業士や市間伐推進員として地域の森林・林業振興に貢献をしてきたことなどが高く評価されました。
松下さんは「これまで妻と一緒に頑張ってきました。年齢的なこともあり規模を縮小しようかと考えていた矢先に、まさかこのような表彰を頂けることになりとてもうれしい。温暖化などシイタケ栽培にとって厳しい問題もあるが、これからも自分がおいしいと思える物を作り続けていきたい。今後は、今まで以上に後進の育成に取り組んでいきたい」と胸を張りました。

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