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更新日:2022年12月6日

まちの話題(令和4年11月)

霧島市内でのイベントや出来事などを、まちの話題として紹介します

縄文遺跡の活用法を探る

縄文遺跡を持つ都市が集まり、遺跡の魅力や活用について話し合う「縄文サミットinきりしま」が11月5日、国分シビックセンター多目的ホールで開催されました。縄文遺跡を持つ全国16の都市のうち10都市が参加し、それぞれが抱える課題やまちづくりへ生かすための方策について意見を出し合いました。講師を務めた同志社大学文学部教授の水ノ江和同(かずとも)さん(59)は「発掘技術や科学技術が進歩しているため、一度発掘した場所をもう一度掘るだけでも新しい発見がある。遺跡を活用するにも、内容を更新していくことが大切。霧島市には上野原遺跡という素晴らしい財産があるので、多くの人に現地を訪れてもらいたい」と話しました。

サミットに参加した肝付町の松宮琉太さん(16)は「後世に伝えるために、まちづくりの資源として縄文遺跡の活用方法を協議する取り組みがあることに驚いた。遺跡を将来に残していくためにも、教育に活用するなどの活動を進めてほしい」と話しました。

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縄文文化に触れる秋祭り

開園20周年を記念した上野原縄文の森秋まつりが11月5日・6日、体験広場と祭りの広場で開催されました。弓矢作りやアクセサリー作りといった例年の秋祭りのイベントに加え、体験広場では県外の博物館などが、VRを活用した古代体験や石包丁作り、鋳込み体験など、特別体験ブースを開設。祭りの広場には約30の出店が並び、市内外から訪れた多くの家族連れでにぎわいました。

鋳込み体験や弓矢作りに参加した天降川小学校6年生の新垣未来君(12)は「鋳込み体験が1番楽しかった。展示も面白いものが多く、本物の土偶を見ることができて良かった。アスレチックでも遊んで帰ります」と笑顔を見せました。

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市の特産・農産物が勢ぞろい

市の特産品や農産物、産業技術などの展示・販売を行う霧島ふるさと祭が11月6日、国分シビックセンターお祭り広場でありました。約50軒の出店が並び、多くの人が購入した食べ物や飲み物に舌鼓を打ちながら、ダンスや空手演舞などのステージパフォーマンスを楽しみました。

親子で訪れた国分の岡元舞花さん(25)は「義父母が出店しているので遊びに来た。久しぶりのイベントなので、子どもと一緒に飲食や体験ブースを楽しみたい」と笑顔で話しました。

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歴史も学べる祭りが初開催

地域活性化を図ろうと11月6日、隼人塚公園で神宮通り会主催の「隼人塚ふる里フェスタ」が初めて開催され、多くの家族連れでにぎわいました。

約10の飲食ブースが並んだほか、隼人塚にまつわる歴史クイズ、駅長服の試着体験、初午祭(はつうまさい)に出演するポニーとの写真撮影など、隼人地区ならではの催しも。同会会長の徳田浩一さん(70)は「鹿児島神宮や隼人駅、史跡など地域の魅力を生かしたイベントを開催し、地域が盛り上がるきっかけになれば。親子で楽しめるクイズなどを通して、歴史も学んでもらえたらうれしい」と話しました。

歴史クイズ巡りに挑戦した向花小学校6年の堂下凛々花さんは「隼人塚は遠足で来たことはあったが、歴史は知らなかったので楽しかった」とほほ笑みました。

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絶景の紅葉まつりが開催

色づき始めた紅葉を楽しんでもらおうと11月6日、きりしま紅葉まつりが霧島神話の里公園で3年ぶりに開催。行楽日和となったこの日、桜島まで一望できる絶景を背に、迫力ある霧島九面太鼓演奏が披露されました。他にも弦楽四重奏の演奏が行われ、訪れた人たちは郷土料理「ねったぼ」のふるまいに舌鼓を打ちながら演奏に聞き入りました。

霧島九面太鼓を最前列で鑑賞していた牧園町在住の浜田優(まさる)さん(73)・成子(しげこ)さん(71)夫婦は「九面太鼓があるイベントにはほとんど参加しているが、神話の里の絶景の中での演奏は最高でした」と笑顔で話しました。

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九面太鼓保存会がダブル受賞

12月で発足から50周年を迎える天孫降臨霧島九面太鼓保存会。10月に令和4年度MBC賞、令和3年度高円宮殿下記念地域伝統芸能大賞地域振興賞を受賞し、報告のため11月7日、市役所を表敬訪問しました。地域固有の歴史や文化を色濃く反映した芸能活動によって、観光や商工業などの振興に大きく貢献したことなどが評価されました。

同会会長の修行兼一郎さん(71)は「歴史ある賞をもらえて何より。保存会として、担い手を絶やすことなく、伝統芸能を継承するという務めを果たしていきたい」と力を込めました。

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秋晴れの下スポーツに親しむ

運動への興味や関心を高めてもらおうと11月12日、国分運動公園や国分武道館、国分総合プールで「霧島スポーツまつり2022」が開催されました。市スポーツ協会加盟の19団体や総合型スポーツクラブなど28団体が、さまざまなスポーツ体験コーナーを準備。訪れた多くの家族連れがトランポリンやカヌーなどを体験し、楽しく体を動かしました。

トランポリンを体験した国分在住の後藤由紀子さん(31)は「幼児参加型のイベントもあり、親子一緒に参加できるのが良かった。春にも実施してほしい」と笑顔を見せました。

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地元で継承される太鼓を学ぶ

高千穂小学校で11月18日、ミニ太鼓作り教室が開催。地元で太鼓専門店を営む橋元真由美さん(48)を講師に招き、4年生22人が参加しました。太鼓をひもで絞め込み、その強さで音の響きを実感したり、ミニ和太鼓作りを体験したりしました。授業の終わりに、橋元さんが和太鼓を演奏すると、子どもたちはその迫力に大喜びでした。

小林依央(いお)さんは「太鼓にひもを通すのが思ったより大変だった。機会があれば太鼓を習ってみたい」と笑顔を見せました。

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戦没者と平和に思いはせる

霧島市戦没者追悼式が11月18日、隼人農村環境改善センターであり、市関係者や遺族ら120人が参列しました。市遺族会連合会会長の安栖(やすずみ)恵さん(81)が「遺族会も2,000人をきったが、絆をさらに強め戦争をしないと固く誓う」と追悼の言葉を述べ、参列者全員が戦没者へ哀悼の意を表して献花台に菊を供花。陸上自衛隊国分駐屯地音楽部による祈念演奏も3年ぶりに行われました。

5歳上の兄が20歳で戦死したという福山町の豊平冨春さん(94)は「毎年参列している。ここに来ると兄貴に会えたような気持ちになる」と話しました。

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まちなか歩行者天国初開催

市街地の来客者の増加を図るため、毎月開催されているまちなかマルシェ。回遊性を向上させようと11月19日・20日、国分中央通り会と連携して「きりしまストリートテラス」が国分市街地で開催されました。毎月別々の日に開催されていたマルシェが同日開催されたことで、約30店舗が参加。宮崎太陽銀行からアーバンホテル駐車場前(町の下2号線)も初めて歩行者天国となり、あいにくの天気にもかかわらず多くの人でにぎわいました。

歩行者天国でアルコールインクアートを体験した玉井妙さん(28)・灯(ともる)ちゃん(3)親子は「インクが広がっていく様子が不思議だった。いろいろなお店があり、楽しかったので、これからも街中を盛り上げてほしい」と笑顔を見せました。

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オンラインでまちの魅力発信

地方での生活に興味がある人に市の魅力を知ってもらおうと11月20日、霧島オンラインツアーが開催され、首都圏や中国地方などから18組22人が参加しました。

参加者らは、霧島市に移住した人たちによるトークセッションや観光スポット・温泉宿巡りをオンラインで視聴。トークセッションでは、参加者らが「都市部と地方との物価の違いは」「移住してからの仕事に対する価値観に変化があったか」など、移住に対する疑問や不安をチャットで質問していました。

霧島オンラインツアーは12月25日、1月22日も開催され、市ホームページから申し込みができます。

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南中男子駅伝が初の全国出場

11月10日に開催された第71回男子県中学校駅伝競走大会で国分南中学校駅伝クラブが6区間20kmを1時間3秒41のタイムで、初優勝。12月3日に沖縄県で開催される九州大会、18日に滋賀県で開催される全国大会出場を前に11月25日、生徒・指導者17人が市役所を表敬訪問しました。

校内の選抜メンバーで構成された同クラブ。所属する部活も異なるため、毎朝7時から走るなど練習に励んできました。3年でキャプテンの前田陽向さんは「昨年は1秒差で優勝を逃したので、悔しさをばねに夏休みから練習に取り組んできた。九州では優勝、全国では入賞を果たしたい」と意気込みました。

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和牛に触れ、味わう体験活動

10月に開催された全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を獲得するなど、盛り上がりを見せる霧島市の畜産業。繁殖牛の飼養頭数が市内2番目の規模を誇る横川地区で後継者育成などを目的に結成され、地区内の小学6年生を中心に活動する「よこがわ牛援隊」が11月26日、ブラッシングや子牛のミルクやりなどの体験学習を行いました。

参加した13人が2班に分かれ、地元の森元畜産と久留須重義さん(68)の牛舎を訪問。獣医やJA職員の指導の下、牛の鼓動を聴診器で聞いて心拍数を測ったり、牛の個体を判別するための鼻紋(びもん)を採取したりといった作業を体験しました。昼食では「ぼっけ鍋」を試食。通常使用する豚肉に替え、市内産の牛肉を使用した特製の鍋に、児童は舌鼓を打ちました。

安良小学校6年の湊颯馬(そうま)君は「牛によって毛の柔らかさが違った」と話し、横川小学校6年の佐野拓美君は「最初は怖かったけど、おとなしくてかわいかった」と笑顔で話しました。

よこがわ牛援隊の活動を支援する横川町肉用牛振興会会長・久留須重義さん(68)は「子どもたちの体験活動の機会が少ない中、牛と触れ合うなどの経験をすることが大切。畜産のことをもっと知ってもらい、地域の盛り上がりにつながれば」と話しました。

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鳥インフル防止に消石灰配布

県内で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受け、市は鳥インフルエンザウイルス侵入防止緊急対策の実施を決定。防疫意識の向上を図るため、11月29日から12月9日にかけて、市内に75ある養鶏農場に消石灰と消毒液の配布を行いました。

29日に姶良中央家畜市場で配布を受けた株式会社霧島エッグ霧島育雛(いくすう)場長の大酉(おおとり)昭さん(52)は「早い時期から鳥インフルエンザの感染が報告されており、いつ発生してもおかしくないという危機感を持っている。引き続き、消石灰の散布など侵入防止対策を徹底したい」と話しました。

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今年も赤い実が鮮やかに

正月飾りの縁起物として知られるセンリョウ。12月の出荷を控えた11月29日、作業の安全を祈るはさみ入れ式が国分川内でありました。15人の会員で組織する国分センリョウ生産振興会では、2.5haの畑で約6万本を栽培。収穫したセンリョウは、12月13日に鹿児島市で、17日に宮崎市で開かれる園芸市に出荷予定です。

振興会会長の佐々木利則さん(60)は「例年より数は少ないが、いい実が育った。赤い実はきらびやかで、正月がやって来たという気持ちになる。水切りをすれば2~3カ月持つので、玄関に飾ってほしい」と話しました。

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ポムフードと立地協定締結

市は11月30日、市役所で県立ち合いの下、創作オムライス・ポムの樹を中心とした飲食店を展開する株式会社ポムフードと、工場建設の立地協定を結びました。

姶良市に本社を置き、創作オムライスレストランの運営やフランチャイズ事業以外に、小売り事業にも力を入れている同社。オムライスといえばポムの樹というブランドを確立するために、200を超えるオムライスの豊富なバリエーションや独自の食感・味わい、食材へのこだわりを武器に、現在ではオムライス業界で国内トップシェアを誇ります。

新設工場の建物面積は1,385平方メートルで投資予定額約10億円、令和5年8月に操業予定。15人の新規雇用を予定しています。

同社代表取締役社長の出原(いではら)孝雄さん(72)は「空港などがあり交通アクセスが良好な点が決め手で、東南アジアへの展開も視野に入れている。工場は見学通路などを設ける予定なので、地域の人に見学に来てもらいたい」と話しました。

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全国大会に向け意気込み語る

10月8日~10日に熊本県で行われた第23回ジュニア・ラグビー九州ブロック大会で3位になり、12月に東京都で開催される全国大会への出場を決めたラグビーの鹿児島県中学選抜チーム。その報告と全国大会への意気込みを話すため11月30日、チームに選出されている市内在住の選手3人が霧島市役所を表敬訪問しました。

隼人中学校3年の奥浜大翔さん(写真左)は「先発出場し、できる限り活躍したい」、舞鶴中学校3年の山口遥輝さん(同中央)は「試合に出られたらチームを勝利に導けるよう頑張りたい」、隼人中学校2年の宮之前佑人さん(同右)は「しっかりと練習をこなして、まずは登録メンバーに選ばれるように頑張ります」と話しました。

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