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更新日:2022年5月11日
昭和47(1972)年の開港から50周年を迎えた鹿児島空港で4月1日、記念セレモニーが行われました。令和3年の乗降人数は全国で9位だった鹿児島空港。県内の離島をはじめとする国内便以外にも、東南アジアなどへの国際線が就航する南九州の空の玄関口です。セレモニーでは霧島九面太鼓の演奏やくす玉割りが行われ、会場には大きな拍手が響きわたりました。空港長の森島隆広さんは「新型コロナの影響で利用は落ち込んだが、気付かされたこともある。今後は利用者のための空港だけでなく、地域の人が集ったり子どもが学んだりできる場所にしていきたい。地元の魅力を発信する拠点にもしていければ」と今後の展望を話しました。
記念イベントは3日まで行われ、展望デッキでは霧島市や県内の産品を紹介するさまざまな出店があり、イベントを盛り上げました。
天降川小学校の保護者有志が、使わなくなったランドセルや制服などを再利用する仕組み作りを始めました。学校を通じて保護者に呼び掛け、4月2日同校体育館には、同校や周辺校の卒業生らからランドセル33個、制服136着、体操服83着などが持ち込まれました。ランドセルは鹿児島市のNPO法人「若者・留学生サポートステーション響」を通し国内の外国籍の子どもに渡され、制服などは学校で物々交換することになります。
ランドセルを持ち込んだ隼人中1年の山口真瑚さんは、「6年間お世話になったランドセル。たくさんの思い出が詰まっているので、大切に使ってほしい」と笑顔で話しました。
発起人の原口直美さん(42)は「学校用品の再利用の需要があるとずっと思っていた。コロナ下でバザーもできない状況だったが、多くの人が協力してくれてうれしい。今後も活動を続けていけたら」と話しました。
九州地区高校野球大会県予選の決勝戦が4月4日、平和リース球場(県立鴨池野球場)で行われ、国分中央高校が神村学園と対戦。延長10回、0対3で敗れはしましたが、見事準優勝に輝きました。
2回戦、3回戦と危なげなく勝利、準々決勝、準決勝では少ない好機を生かして、無失策で勝ち上がりました。決勝も安藤投手の好投で9回まで散発6安打、0点に抑えましたが、延長10回で力尽きました。
3年生で主将の井之上大翔君は「1球の重みを理解し、プレーできた。今回の結果に満足することなく、夏は投手力を上げ、チャンスをものにするため、1球で仕留める野球をしていきたい」と力強く話しました。
岡山県にある川崎医科大学が2023年度入学の入試から霧島市の地域枠を設けることを決定し、4月14日市役所で記者会見が行われました。同大学を運営する川崎学園の創設者・川﨑祐宣(すけのぶ)さんは横川町出身。大隅横川駅近くの生家跡地を市に寄贈したことで交流が生まれ、昨年7月には地域医療発展のための協定を同学園と市で締結しています。
今回の地域枠設置は、後継者不足などで悩む地域医療に携わる人材を育成することが目的で、協定に基づく市町村単位での地域枠設置は全国初。募集は医学部1人程度、今年11月に筆記試験と面接が行われます。
同大学学長の福永仁夫(まさお)さんは「新しい人材を育て、市の医療を支えたい」と話しました。
市は解体業者と施工主を仲介する株式会社クラッソーネ(名古屋市)と「空き家除却促進に係る連携協定」を締結。4月19日、オンラインで締結式を行いました。今回の協定により、市のホームページから同社の解体費シミュレーターや解体工事一括見積もりサービスが利用可能となり、市外に住んでいる人でも手軽に空き家の除却を検討することができるようになります。
クラッソーネ社長の川口哲平さん(39)は「現在全国で25自治体と連携協定しており、鹿児島県内では初の締結。必要経費や相談先が分からず処分できなかったとの声も聞くので、空き家の管理に困っている人の力になりたい」と話しました。
国分基地特攻隊員戦没者慰霊祭が4月22日、国分の特攻記念碑公園と溝辺町の上床公園でありました。出席した遺族や関係者らは戦没者を思い、黙とうと献花をささげました。太平洋戦争中、霧島市内には海軍特別攻撃隊(特攻隊)の基地が2カ所あり、現在の自衛隊国分駐屯地周辺にあった第1国分基地と、鹿児島空港周辺にあった第2国分基地から戦地へ飛び立ち、427人が命を落としました。
福岡県に住む国分基地発進特攻隊員戦没者遺族会会長の中島富士子さん(77)は「平和の大切さを、戦争を知らない世代にも伝えていきたい。戦没者の慰霊が、身近な所でできるようになれば」と話しました。国分南中学校3年の直美弥(なおみみ)さんは「戦争をなくし、世界中の人々が平和で幸せな暮らしができるように努めたい」と慰霊碑に向かって誓いの言葉を述べました。
高校生を対象とした市内企業の合同企業説明会が、4月23日に隼人体育館であり、製造業や小売業など31社が参加。市内外から過去最多となる約200人の高校生が訪れ、各社の業務内容や会社の魅力の説明に、熱心に耳を傾けていました。高校生に地元企業を知ってもらい、市内就職の増加につなげようと、市が平成28年度から毎年実施していている合同説明会。今回は新型コロナ感染拡大の影響で3月から4月に延期し、密を避けるためより広い会場で開催されました。
参加した企業の一つ渡辺藤吉本店の長谷川昭斗さん(26)は「霧島で行われる合同説明会に初めて参加した。今までは会社を訪問してもらい、会社の魅力を説明していたが、コロナ下で高校生に来てもらうのも難しいため、採用活動も苦労している。人柄重視で多くの高校生を採用したい」と期待を込め、国分中央高校3年の岩切るえなさんは「県内の事務系の仕事を希望している。これから面接などの勉強をして、希望する会社に入れるように頑張りたい」と目を輝かせました。
森林環境保全を目的に、株式会社トヨタ車体研究所と市は4月27日、「企業と協働の森づくり事業」協定を締結しました。平成19年から開始し5年を1期とする同協定は、今回の締結で4期目。同社からの寄付金100万円(年額)を活用し、市有林の間伐などの森林整備のほか、同社従業員を対象とした植林などの環境啓発イベントを開催予定です。
同社社長の近藤康夫さん(59)は「環境保全と性能の両立を柱に、地球に優しい車造りに取り組んでいる。今後も豊かな森林づくりに貢献する企業を目指します」と話しました。
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