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更新日:2018年9月7日

まちの話題(平成30年8月)

霧島市内でのイベントや出来事などを、まちの話題として紹介します

 国分高校が科学研究で最高賞

8月に兵庫県神戸市で行われた平成30年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会で、国分高校が最高賞となる文部科学大臣表彰を受賞しました。その報告のため、8月21日、同校サイエンス部の5人や教諭が市役所を表敬訪問しました。SSHとは、国と研究機関が将来の国際的な科学的人材を育成するため、指定した高校などを支援する制度。県内では国分高校を含む4校が指定されています。

研究は同部の生物班9人が昨年7月から1年かけて実施。7300年前に喜界カルデラで起きた幸屋(こうや)火砕流が周辺のコガネムシの生態に与えた影響を調べるため、屋久島などの現地で虫を採取・観察し、DNA解析を行ったことなどが高く評価されました。

発表した3年の牧瀬桃香さんと永田梨奈さんは「頑張りが評価され、結果を聞いたときは信じられないくらいうれしかった。進学して、いろいろな研究に挑戦したい」と声を合わせました。

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 北の人権侵害、苦難を吐露

市民が人権について学ぶ「みんなのじんけん講座」が8月16日、国分シビックセンターであり、北朝鮮による拉致被害者で平成14年に帰国した蓮池薫さん(60)の話に来場した350人が耳を傾けました。

講演では、昭和53年に故郷の新潟県柏崎市の海岸で妻・祐木子さんと共に北朝鮮の工作員に拉致された状況を細かく説明し、「1億人の中からなぜ自分なのか」と心情を吐露。24年にわたる拉致生活で「家族に生きていることを伝えられない苦しさ」「夢を一瞬で絶たれた悔しさ」を味わい、人権侵害の恐ろしさと人権の大切さを訴えました。

講演後、来場者から拉致問題について市民ができることについて尋ねられると「米国と歩調が合わなくなったとき、国は拉致問題解決を主張し続けることが大事。そのためには国民の支持が欠かせない。署名でも十分。関心を持ち続けてほしい」と訴えました。

北朝鮮に拉致された可能性を排除できない「特定失踪者」の家族で、市内在住の村岡育世さん(68)は「兄が今、どんな生活をしているのか心配。国の努力と裏腹に、成果が出ないことがもどかしい」と声を落とし、隼人町から訪れた立石章子(ふみこ)さん(75)は「24年間の苦労を聞き、拉致問題が解決するようあらためて強く願いました」と話しました。

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180816蓮池さん

 公民館教室で大学生と交流

地域住民らが生活の知恵や勉強を児童に教える夏休み子ども公民館教室が8月7日、隼人姫城地区公民館でありました。この日は社会教育分野で学習交流をするため霧島市を訪れた鹿児島大学と筑波大学の学生16人が講師に。家族などに感謝を伝えるメッセージカードを地区の児童9人と作りました。

最初は緊張した表情を見せた児童たちは、班に分かれて一緒に話したり工作したりすると笑顔に。色紙や紙皿を使って中身が飛び出すポップアップカードと造花を作り、メッセージや絵を描きました。

鹿児島大学3年の丸山勇樹さんは「児童と触れ合える貴重な機会。同じ目線で話をするよう心掛け、楽しく交流できた」と話し、亡くなった祖父母と飼い犬に「これまでありがとう」と書いた日当山小4年の清原由琳(ゆりん)さんは「お姉ちゃんが優しく手伝ってくれた。クイズを出し合ったりして仲良くなれました。カードは仏壇に供えたい」と話しました。

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 南中の縄文史跡ガイドが20年

国分南中学校の生徒が上野原縄文の森の来訪者を案内する史跡案内ボランティアが8月2日~5日にあり、今年で20周年を迎えました。今年は昨年の約10倍となる49人が参加。昨年校内で始めた、生徒同士が褒めたり感謝したりする気持ちを書く「ハッピーツリー」活動により「積極性が高まり、参加者が増えた」と担当の正竹徹哉教諭は力を込めます。

まちの魅力を自主的に広める同校の活動が市の進める「キリシマイスター」と合致するとして、初めて市が連携を呼び掛けました。7月19日には、市の担当者がキリシマイスターバッジを参加者に配布。生徒らは縄文の森の職員から1日間実地研修を受け、本番に臨みました。

4日には3年生14人がガイドを担当。薩摩川内市から家族3人で訪れた出籠(いでごもり)弘道さん(45)は「具体的な数字で説明があり、分かりやすかった。ここの秋祭りを案内されたので、どんぐりうどんを食べに来たい」と話しました。相手の時間を気にしながら、なるべく日陰を案内した黒木聡華(さとか)さんは「ハッピーツリーで人の気持ちを気に掛けるようになった。縄文の森が地元にあって誇らしい。いろいろな人に知ってほしくなった」と顔をほころばせました。

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180802縄文ガイド

 薩摩国分シニアソフト全国へ

薩摩国分シニアソフトボールクラブが、6月に行われた九州シニアソフトボール大会鹿児島県予選会と、7月に行われた全日本シニアソフトボール選手権大会鹿児島県予選会で優勝し8月2日、市長を表敬訪問しました。

10月に長崎県で九州大会、山梨県で全国大会が開催されます。同チーム監督の沢田克己さん(71)は「両大会とも強豪チームが対戦相手になる。一戦必勝で戦いたい」と意気込みました。

同チームは霧島市を本拠地とする60歳代のチームで16人が所属。毎週日曜に国分海浜公園などで練習しています。

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 小学生陸上2種目で全国へ

国分ジュニア陸上スポーツ少年団の6人と保護者らが8月2日、18日に横浜市で行われる第34回全国小学生陸上競技交流大会出場を前に市役所を表敬訪問しました。同少年団は6月の県予選で上小川小学校の山田蒼士(そうじ)くんが小学5年男子100mで優勝、国分西小学校の吉屋優希乃さんが小学5年100mで優勝、吉屋さんと国分西小学校6年の井村ハルカさん、天降川小学校6年の竹村紗希さん、同5年の濵田彩華さん、国分小学校6年の細川友愛(ともあ)さんが女子4×100mリレーで優勝しました。全国大会では1人1種目のみ参加という大会規定のため、小学5年男子100mと女子4×100mリレーの2種目に出場します。

井上ハルカさんは「県予選で戦ったライバルや応援してくれる人たちの思いを背負って、上位入賞を目指します」と力強く決意を述べました。

180802国分ジュニア陸上

 水道水のおいしさ再確認

水の貴重さや水道水の安全性を知ってもらう「水フェスタ」が8月1日、国分シビックセンターでありました。水道水と市販の水の飲み比べや、水道水や炭酸飲料などにリトマス紙を付けて色の変化を見る実験、給水車の展示などが行われました。

水の飲み比べには336人が参加し、日当山小学校5年の小濵有貴くんは「霧島市の水道水が一番おいしかった」と笑顔で話しました。

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 霧島市初の地域おこし協力隊

霧島市初の地域おこし協力隊員に山口翔子さん(25)が任命され8月1日、委嘱式が市役所でありました。山口さんは鹿児島大学法文学部でマーケティングなどを研究。在学中にはブラジルに1年間留学し、サンパウロ新聞社で社会部記者(実習生)も経験しました。卒業後は東京に本社を置くITベンチャー企業に勤務するなど、幅広い分野で活躍しました。

「まずは霧島市のことをよく知り、楽しみながらまちの魅力を発信していきたい」と満面の笑みを見せた山口さん。今後は、農林水産物などの生産・加工・販売までを一貫してプロデュースし、地域資源のブランド化を推進する「一般社団法人霧島商社」の一員としてウェブサイトやSNSを活用した情報発信、クラウドファンディングサイト運営などの業務を行います。

180801地域おこし協力隊

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