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更新日:2019年3月27日
国分平山地区で毎年1月3日に開催される「鬼火焚き」の準備作業が、12月29日にありました。鬼火焚きは正月飾りについてきた悪霊を追い払い、無病息災を願う伝統行事。この時期、県内各地で行われ、平山地区でも長年続けられています。
平山地区は人口135人、高齢化率51.85%(平成30年5月1日現在)のいわゆる限界集落。年末の帰省シーズンに準備作業を行うことで、出身者やその家族も加わります。さらに若い力を借りたいと第一工業大学に依頼。今年は10人の学生が参加しました。
学生らは、切り出した竹の枝落とし、運搬からやぐらを組み上げるところまで、地域住民に教わりながら慣れない作業に取り組みました。作業後は地域で準備した熱いお茶と弁当で冷えた体を温め、完成した高さ3メートル以上のやぐらを眺めながら「いい経験になった」「地域の方と交流できて良かった」と話しました。
児童がリーダー力や郷土愛、国際理解などを学ぶ2泊3日の宿泊学習『立志塾』が12月26日から28日まで、いきいき交流センターなどであり、市内の小学5・6年生29人が参加。市教育委員会が初開催し、市長や会社社長、ALTの話を聞いたり、野外で霧島の自然や歴史を学んだりして、さまざまな分野に触れました。27日は同センターでホテル京セラ社長の福永健一さん(61)が学生時代の部活動や仕事での体験から、夢や目標に向かって努力することや感謝の心を持つことの大切さを子どもたちに語りかけました。小浜小学校5年の湊絵梨さんは「将来は看護師になりたいので、目標に向かって勉強を頑張りたい」と決意を新たにしました。
「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に伴う募金の贈呈および署名簿の引き渡し式が12月25日、市役所で行われ、中重市長が拉致被害者家族を代表して市川健一さん(73)に783人分の署名簿と8万9千円の募金を手渡しました。署名簿と募金箱は、12月3日から14日まで市役所総合案内前に設置されていました。
市川さんは「署名と支援金のおかげで活動ができており感謝している。これからも全力で闘っていく」と力を込めました。
9月にアゼルバイジャンで開催された世界柔道女子78kg級で優勝した濵田尚里(しょうり)さん(28)が12月24日、国分武道館であった姶良・伊佐地区柔道会の稽古納めに参加しました。国分出身の濵田さんは10歳から国分西柔道クラブで柔道を始め、国分南中学校を卒業後、鹿児島南高校、山梨学院大学に進学。現在は自衛隊体育学校に所属しています。稽古納めには市内外の小学生ら約150人が集まり、濵田さんが得意の内股や寝技のかけ方などを指導し、武道館は熱気に包まれました。
小野小学校1年の山田歩心(あゆみ)さんは「寝技の練習相手になってもらってうれしかった」と笑顔を見せました。濵田さんは「地元での稽古は懐かしく、子どもたちと触れ合えて楽しかった。東京オリンピックに出場するために、まずは2月の世界大会で優勝したい」と力を込めました。12月25日には中重市長を表敬訪問し、霧島市民表彰を受けました。
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と霧島市が12月21日、地方創生に関する連携協定を市役所で締結しました。防災・災害対策や産業・観光・農業振興に関することなど幅広い分野で連携していきます。
鹿児島支店長の松本礼示さん(写真左)は「協定の締結はゴールではなくスタート。連携した取り組みで、市の発展に貢献したい」と力を込めました。
横川町の渕脇久子さん(81)が作成した2019年の干支であるイノシシの置物が12月21日、横川総合支所のロビーに展示されました。還暦を迎える記念にウシの置物を作ったのがきっかけで、今回で作り始めて23回目。スタイロフォームという断熱材でイノシシの形を作り、ヤシ科の植物であるシュロを貼って毛を再現しました。
渕脇さんは「12年前はシュロが足りず、母親のイノシシと子のイノシシ2頭の計3頭しか作れなかったが、今年は父親のイノシシを作って家族の雰囲気が出せた」と満足気に話し、作成を手伝った孫の渕脇昊馬(こうま)くん(10)は「ノコギリでシュロを切るのが難しかったけれど、本物そっくりに作れて良かった」と笑みを浮かべました。イノシシの置物は横川総合支所のロビーに1月31日まで展示されます。
JAあいらが霧島茶と市内産の原木シイタケなどを使って開発した粉末飲料が12月、林野庁の「森のめぐみプロジェクト新メニュー・新商品コンテスト」で大賞を受賞。共同開発した市と第一工業大学、パッケージデザインを担当した隼人工業高校が12月20日、市役所で喜びの報告を行いました。
商品は「Kirishima Tea Join」。シイタケのほか栗、タケノコ味があり「森の三姉妹シリーズ」と銘打ちました。それぞれを乾燥・粉末化し霧島茶と一緒に混ぜており、お湯などに溶かして飲みます。同コンテストの大賞受賞は、平成28年の「霧島さん家のグラノーラ」に続き2度目。産学官連携と素材の組み合わせの独創性などが評価されました。
JAあいらの開発担当・山内里恵さん(29)は「霧島の農産物の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と喜びました。原材料確保のため、来秋の発売を目指します。
近代五種日本代表ナショナルチームの歓迎セレモニーが12月13日、ホテル京セラで行われました。霧島市でのキャンプは初めてで、18日には中重市長を表敬訪問しました。
近代五種競技は、フェンシング、水泳、障害馬術、射撃、ランニングの五種目を一日かけて一人で行う競技で、同チームは13日から20日まで霧島乗馬クラブや陸上自衛隊国分駐屯地などでキャンプを行いました。
鹿児島県出身の岩元勝平さん(28)は「キャンプを通じて近代五種を鹿児島の人にも知ってもらいたい。霧島市は気候もよく食事もおいしい。とてもよい環境で練習できる」と笑顔を見せました。
奈良時代に政争で敗れ大隅国(現在の鹿児島県)に配流された和気清麻呂を祭る牧園町の和気神社で12月18日、大絵馬の除幕式がありました。絵馬は縦8.3m、横12.5m(畳50畳分)。配流の際に道案内したと伝わるイノシシが和気清麻呂を護衛する様子と、背景には犬飼の滝と高千穂がカラーで描かれています。平成19年に同じ絵とサイズの水墨画が奉納されていましたが、亥年の来年は配流1250年の節目に当たることから、同町の有志でつくる和気神社日本一「大絵馬」奉納委員会が地域活性化の一助にと付け替えました。
式には委員会の会員や設置業者、地域住民、歌を披露した中津川保育園児など約50人が参加。除幕した大絵馬を眺めた同町の久保田鶴子(たづこ)さん(76)は「鮮やかで力強い絵に感動しました。参拝者が増えて、地域活性化につながれば」と喜びました。
手作り品が集まるマーケットイベント「ひっ飛べバンバンin霧島」が12月15日、上床ドームで開催されました。毎年6月と12月の2回行っており、10回目の今回は170店舗がドーム内で雑貨や布小物、食べ物などを販売。多くの来場者でにぎわいました。
鹿児島市から訪れた岡元恵子さん(68)は「知り合いに誘われたのがきっかけで、毎年来ています。さまざまな店があって1日いても飽きない」と話しました。
志学館大学(鹿児島市)の学生約40人が五感を使って鹿児島の魅力を学ぶ講座「隼人学」が12月9日、鹿児島空港近くの茶畑とみそめ館であり、霧島茶の魅力を体験しました。
日本茶インストラクターの竹之内裕子さん(50)が講師を務め、茶畑では、霧島茶と漬け物を味わった後、茶葉の摘み取り機の乗車体験をしました。みそめ館では霧島茶結楽(ゆらの)会の6人らの指導の下、フライパンで茶葉をいって、ほうじ茶作りを体験。人間関係学部1年の木村令菜(れいな)さんは「初めて見た茶畑はとてもきれいでした。自分たちで作ったほうじ茶もおいしかった。家でもほうじ茶を作って飲みたい」とお茶の持つ魅力を満喫しました。
霧島森林セラピーガイドクラブの定期イベントが12月8日にあり、霧島神宮や霧島川の渓谷がある神水峡遊歩道を約3時間散策しました。33人の参加者は、ガイドから地形の成り立ちや植物の名前や由来などを聞き、知識を深めました。
鹿児島市の田畑健治さん(73)は「健康づくりのために参加したが、ガイドの話が大変勉強になった。コースを歩いていてとても気分が良くなった」と晴れやかな表情で話しました。
霧島市の女子フットサルチーム「リンドーゼ霧島」が、第9回九州U-15女子フットサル選手権大会で優勝し、全国大会を前に12月6日、中重市長を表敬訪問しました。九州大会には8チームが出場し見事優勝。1月13日・14日に三重県で行われる全国大会には9チームが出場します。
キャプテンで隼人中3年の神水流(かみずる)琴望(ことの)さんは「3年生は最後の大会。悔いが残らないよう頑張り、1つでも多く勝ちたい」と力強く話しました。
11月に指宿市で開催された第31回女子鹿児島県中学校駅伝競走大会で国分南中学校駅伝クラブが5区間12kmを41分44秒のタイムでゴールし、初優勝。12月16日に滋賀県野洲(やす)市で開催される全国大会の出場を決めて12月6日、生徒や保護者ら19人が中重市長を表敬訪問しました。
同クラブは、校内の選抜メンバーで構成され、所属する部活動もそれぞれ違います。練習時間が限られている中、毎朝約1時間の走り込みに取り組んで結果を残しました。
指導する教員の有田雄介さんは「落ち着いて走り、それぞれが持てる力を発揮してくれた」と話し、1区を走った3年の野村優花さんは「優勝できてうれしい。全国大会ではチームで20位以内を目指し、個人的には区間10位以内のタイムで、仲間が楽に走れるよう頑張りたい」と力強く語りました。
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