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更新日:2018年7月24日

まちの話題(平成30年6月)

霧島市内でのイベントや出来事などを、まちの話題として紹介します

 市の未来予想図、学生が彩る

第二次霧島市総合計画の表紙絵を描いた隼人工業高校美術部の3年生5人が6月28日、市役所を訪れ中重真一霧島市長から記念品のボールペンが手渡されました。

絵は「私たちが担う10年後の霧島」をテーマに昨年、市が募集。5人はそれぞれのアイデアスケッチから基礎となるイラストを決め、配置するものや色づかいを話し合って仕上げました。作品は空港、黒酢、茶畑、温泉など霧島市を代表する魅力に加え、大型娯楽施設やヨットハーバー、外国人観光客など自由な発想でまちの将来像が描かれています。

部長の木村美里さんは「10年間残るもので戸惑いもありましたが、夢がある作品になりました。絵のように霧島市が発展してほしい」と願いを込めました。計画書は平成30年4月から10年間使用され、市役所や市ホームページで閲覧できます。

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 霧島の食が持つ魅力を語る

霧島の食が持つ魅力や可能性をテーマに、霧島ガストロノミーブランド認定制度審査委員3人によるトークセッションが6月26日、霧島商工会議所であり地元の飲食店やホテル関係者ら約60人が出席しました。トークセッションを行ったのは、ミス日本コンテスト事務局ビューティープロデューサーの和田あいさん、地域ブランド戦略専門家の本田勝之助さん、キッザニア東京などの施設をコーディネートした中川敬文(けいぶん)さん。地域の「当たり前」が外部には新鮮にうつることや食材の持つ背景を知ることで、食をよりいっそう楽しめることなどを語りました。

隼人町の飲食店に勤める小宮路良さん(29)は「まずは自分たちが地元の食材の良さをもっと学んで、お客様に伝えていくことが大切だと思いました」と話しました。

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 県内最古の駅舎で“ホット”一息

県内最古の木造駅舎である大隅横川駅の雰囲気を楽しんでもらおうと、地域住民が開く「駅カフェ」が6月24日、同駅内であり近所の住民や電車の乗降客などが立ち寄りました。

駅の保存活用実行委員会の提案で平成25年から開始。当初、11年前に埼玉県から横川町に移住してきた福島恭志(やすし)さん(50)が一人で自家焙煎のコーヒーを提供していましたが、福島さんが中学校のPTAを通じて知り合った農家や主婦たち7人ほどが加わり、今は手作りの無農薬野菜や弁当、お菓子などを販売しています。

友人とたまに訪れると言う近所の四元弘子さん(64)は「新鮮な野菜が安くて助かる」と話しました。福島さんは「ペルー産の無農薬豆を使ったコーヒーはまろやかと好評。少しずつ常連さんが増えてうれしいです。今後は持ち寄った本を紹介したり生演奏を聞いたりする機会を増やして、もっとのんびりしてもらいたい」と声を弾ませました。

駅カフェは、毎月第4日曜の午前10時~午後4時に開催しています。

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 生産者から“乳の日”の贈り物

霧島市酪農振興会の酪農生産者約10人が牛乳や乳製品の消費拡大とPR活動のため6月18日、霧島市役所で県産牛乳の試飲会を開きました。

同振興会は、6月1日が国連食糧農業機関の定めた「世界牛乳の日」であることと、6月の「父の日」に合わせ“乳の日”と称してPR活動を実施。溝辺町で約30年、酪農業をしている最勝寺秀子さん(66)は「牛乳を飲んで笑顔になる消費者の顔を見ることができてうれしい。皆さんにもっと牛乳を飲んでもらえるようPRしていきたい」と力を込めました。

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 田舎の田んぼに笑顔咲く

福山町佳例川地区のお田植え祭が6月17日、飯富神社のご神田で行われ、昔ながらの手植えの儀式とウナギのつかみ取りに地域住民らが参加しました。平成9年に地域住民が一丸となり、復活させたこのお田植え祭も今年で22回目。この日は鹿児島大学のボランティアグループ「農援隊」の学生や福山高校の生徒らも早乙女衣装を着て参加し、地元の子どもたちと一緒に田んぼを彩りました。

佳例川地区は高齢化率が5割を超える、いわゆる「限界集落」ですが、毎年この行事を楽しみにしている地区外の人も多く、田んぼの畦は見物客やカメラマンで大渋滞。うなぎを追う泥だらけの子どもたちへの声援や歓声、シャッター音が、熱気を帯びる田園に響きました。

当日、朝から地区内の清掃作業にも参加した鹿児島大学農学部1年で中国からの留学生・姜新煒(キョウシンイ)さんは「初めての参加で緊張しましたが、外国人の私にも地域の方が親切に声を掛けてくださり安心しました。早乙女衣装を着た田植えなど、初体験ばかりで良い経験になりました。また佳例川に遊びに来たいです」と笑顔で話していました。

佳例川

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 横川駅で住民の手作り市開催

大隅横川駅を起点にまちのにぎわいをつくろうとする「ぽっぽ市」が6月17日、同駅内でありました。市は平成23年に駅活用実行委員会の会員を中心に結成され、毎月第1・3日曜の午前10時から午後4時まで開催。現在は地区住民や出身者など約10人が、手作りの田舎料理や手芸作品などを販売しています。

この日は午前11時前に停車した観光列車「はやとの風」から降りてきた乗客や乗務員が商品をながめ、買い求める姿がありました。出品者の一人で溝辺町在住の益山トシ子さん(77)は「なじみのメンバーで集まっておしゃべりできるのが楽しい。この市が少しでもにぎわいの足しになれば」と話しました。

ぽっぽ市

ぽっぽ市2

 溝辺町で大学生が地域と交流

溝辺町竹子(たかぜ)で5月19・20日と6月16・17日の4日間、鹿児島大学の6学部17人の学生が地元民家に泊まり、地域の人との交流や農業体験などをする「竹子の里民泊交流」がありました。大学生は自然や文化などさまざまな学びを深めるため、地域は竹子の魅力を知ってもらうため、昨年に続いて2度目の開催。今回は5組の家庭がそれぞれ2~5人の学生を受け入れました。

6月16日は竹子小学校の児童20人とレクリエーションや田植え体験を楽しみ、地域の人に植え方を教わりながら竹子の自然を満喫しました。同小4年生の仮屋園磨依さんは「大学生と遊べて楽しかった。将来は大学へ行ってみたい」と楽しそうに話しました。

民泊先へ戻った学生は、団らんを楽しんだり、近くの温泉に行ったりして交流を深めました。同大工学部2年生の野口彰宏さんは「竹子の豊かな自然や人の温かさを感じ、この土地が大好きになりました。また遊びに来たいです」と笑顔で話しました。

竹子民泊

竹子民泊2

竹子民泊3

 豊作を祈る伝統の田植え

霧島神宮斎田御田植祭が6月10日、霧島田口の斎田でありました。御田植祭は神に供えるためのコメを作る「斎田」で行われる神事で、秋の豊作を祈願します。

この日は休日と重なったこともあり、例年の倍以上の見物客や写真愛好家が来場。神事の後には、早乙女・早男(さおとこ)衣装に身を包んだ子どもや地域の大人など130人が田植え綱に沿って一列になり、1本ずつ苗を植えました。

霧島小学校4年の後藤大輝(たいき)君は「2回目の参加です。今回は上手に深く植えられた。おいしいお米に育ってほしい」と泥が付いた顔をほころばせました。

霧島神宮

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 中学生が熱く語る弁論大会

市内で唯一の小中学校併設校である国分の木原小中学校で6月9日、弁論大会があり中学生22人が演台に立ちました。年に1回行われ10年以上続いています。同校の児童や生徒、保護者ら約50人が見守る中、将来の目標や家族、社会問題などをテーマに自らの考えや決意を熱く語りました。

初めての弁論大会だった中学1年の德永頼駿(らいと)君は『リセットはできない』と題し、「後悔しない中学校生活を送りたい」と少し緊張しながらも堂々と話しました。

弁論大会

 日本一早い出荷の朝日のモモ

露地ものとして日本一収穫が早いとされる、隼人町朝日地区のモモの収穫が5月中旬から6月上旬にかけてありました。同地区の3農家が、極(ごく)わせ品種の「はつかおり」など4品種栽培しています。

6月6日、生産者の一人・園畑大嘉志(たかし)さんの畑を訪れると、直径7~8センチの赤く色づいたモモの甘い香りでいっぱい。「今年は天候に恵まれ、近年まれに見る豊作」と笑顔を見せながら収穫していました。モモは特産品“朝日の桃”として県外に出荷されるほか、隼人町内のAコープ店頭にも並びます。

朝日

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 求人票の早期提出を要請

霧島市内の高校生と大学生の就職内定者のうち、約半数が県外に就職しています。高校生と大学生に地元企業に就職してもらい、人材確保や地域活性化を図ろうと6月4日、市長、教育長、国分公共職業安定所長が市商工会と霧島商工会議所を訪れ、求人票の早期提出を要請しました。大学生は6月1日から経団連所属企業の面接などが始まり、高校生は求人票を受け取れます。

要請を受けた霧島商工会議所会頭の鎌田善政さん(71)は「早急に対応し、元気ある若者が地元で働けるよう策を尽くしたい」と話しました。

求人要請

 霧島市の川や海の幸が大集合

アユや「霧島あさり」「霧島いわがき」など、地元の貴重な水産資源を味わい、親しんでもらおうと6月3日、日当山温泉公園で第3回霧島市水産まつりがありました。

あさりとかきは販売開始から1時間ほどで完売。あさり汁の振る舞いもあり、隼人町松永から家族で訪れた山下貴史さん(33)は「霧島あさりを初めて食べました。味が濃厚でおいしく、子どもも喜んで食べてくれました」と話しました。鮎めしや鮎の塩焼きコーナーにも長蛇の列ができ、会場は2千人を超える来場者でにぎわいました。

ほかにも地元スーパーの鮮魚担当者によるサバやイワシの魚さばき教室があり、小学生などが挑戦。日当山小学校4年の樋脇香南(かな)さんは「初めてだったけど、教えてもらいながらうまくできました。お母さんに料理してもらうのが楽しみ」と笑顔を見せました。

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