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更新日:2018年7月17日
傷病者に「何か詰まったの?」とたずね、声が出ず、うなずくようであれば窒息と判断し、ただちに行動しなければなりません。
傷病者に今から助けることを伝え、後ろに回ります。
腕を傷病者の後ろから抱えるように回し、傷病者のおへそを探します。
片手で握りこぶしを作り、親指側を傷病者の「へそ」と「みぞおち」の間に当てます。
握りこぶしを反対の手で握り、すばやく手前上方に向かって圧迫するように引き上げます。
腹部突き上げ法を行った場合は、腹部の内臓をいためている可能性があるので、実施したことを到着した救急隊に伝えて下さい。また、119番通報前に異物が取れた場合でも、必ず医師の診察を受けて下さい。
妊婦、乳児に対しては、「腹部突き上げ法」は行ってはいけません。下記の「背部叩打法」と「胸骨圧迫」のみを行ってください。
背中をたたきやすいように傷病者の横に回ります。
手の付け根で肩甲骨の間を力強く何度も連続して叩きます。
乳児の場合は、片腕の上にうつぶせに乗せ、手のひらで乳児の顔を支えながら、頭部が低くなるような姿勢にして突き出します。
もう一方の手の付け根で、背中の真ん中(背部叩打法)を5回ほど強くたたきます。
今度は乳児を仰向けにし、胸骨圧迫の要領で胸部突き上げを5回ほど強く行います。
後は、背部叩打法と胸部突き上げ法を異物が取れるまで繰り返します
反応がない場合、あるいは最初は反応があって応急手当を行っている途中にぐったりして反応がなくなった場合には、ただちにそれぞれの年齢に合った救命処置の手順を開始します。
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