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更新日:2024年12月10日
メス猫は環境がよければ1年間で発情・妊娠・出産を2、3回繰り返します。毎年出産したとすると、1匹のメス猫があっという間に数十匹に増えてしまいます。また、大人のオス猫は、非常に強い臭いのする尿をあちこちに吹きかけるマーキング(スプレー行動)をしますが、去勢手術すればしなくなり、室内飼育しやすい猫になります。
飼っている猫の出産を望まない場合や子猫たちをきちんと飼う余裕がない場合は、不妊・去勢手術を受けさせましょう。不妊・去勢手術は、猫が大人になる(生後6ヶ月くらい)までに行うと、オスやメスとしての行動を起こさず、室内飼育に適した猫になってくれます。
外に出る猫は、交通事故や病気のリスクが高く、その寿命は室内飼育の半分位とも言われています。放し飼いの猫は、交通事故やケンカでのけがにより感染症にかかるリスクが大きくなり、他の家の庭や畑を荒らしてしまうことも少なくありません。
猫は狭い縄張りでもストレスなく生きていける動物ですので、猫の健康や周囲の環境を考え、室内で飼うことを心がけましょう。
猫が好きな爪とぎを用意すれば家具が傷つけられるリスクも下がります。また、登り降りの運動ができる場所と外が見える窓が大好きですのでそんな場所を用意してあげてください。
「着けなくても外に出さないから大丈夫!」という飼い主の方もいるかもしれませんが、もしも迷子になったり、外でケガをして保護された場合に飼い主がわからずに家に戻れない場合もあります。
もしもの時のために迷子札を着け、飼い主の名前と連絡先がわかるものを猫につけてあげましょう。
飼い主のいない猫にエサをあげることは、身近にいる小さな命に対する優しい心の現れだと考えられます。しかし、地域には、猫の嫌いな方、田畑を荒らされたりふん尿を好き勝手にされたりと困っている方が大勢いるかもしれません。
猫にエサをあげるやさしい心で、地域住民のこと、猫のこと、新たに生まれる子猫のことも考えてみましょう。
(放置するとカラスが寄ってくる、ゴキブリやハエを発生させるなど問題が生じる原因ともなります)
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