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更新日:2024年11月29日

市長コラム(令和6年度)

医師会医療センター

医師会医療センターの新病院が10月末に完成しました。2月の開院に向け、現在準備を進めています。

新病院は、診療科を以前の13科から25科に増やし、特別室を除き差額ベッド代なしの全室個室や、新たにHCU(高度治療室)の設置、手術支援ロボット「ダヴィンチ」や最先端の検査PET-CTも導入します。これまで鹿児島市内まで行かなければ受けられなかった診療や手術の多くを、医療センターで受けられることになり、地域医療にとって大きな前進になります。

ただ、公立病院を取り巻く環境は大変厳しい状況にあります。新型コロナウイルスの影響による患者数の減少に伴い収益は減少、昨今の物価高騰などのあおりも受けています。全国知事会においても、公立病院の経営安定化のための緊急要望がなされました。

救急受け入れ件数も令和5年は3千件を超えた医療センター。PET-CTや人間ドックを積極的に活用いただき、ご自身の健康維持と安定的な経営にご協力いただければ幸いです。

稲刈り

さまざまな要因が重なって、お米の価格が急騰しています。これだけ急に値上がりすると、私たちの生活にも大きな影響がありますが、耕作者の生産意欲が維持できる価格で安定してくれればと思うところです。

本市の学校給食で提供するご飯は、今年度から全て霧島市産のお米を使用しています。来年度はお米の価格も上がることが予想されますが、給食費の値上げをすることなく、地産地消につながるこの取り組みを継続していきたいです。

先日は、わが家でも稲刈りをしました。衆議院の解散をはじめ突発的な業務もあって、田んぼと仕事を行ったり来たりの中での稲刈りでした。近年は父が機械担当、私たちはもっぱらもみを運ぶ係でしたが、先述の理由でなかなかはかどりません。しかし、高校一年生になった息子が、ようやく一人前の仕事をしてくれるようになりました。

刈り取った後のわらは、市内の畜産農家に持っていってもらい、春に堆肥を入れてもらいます。これからも稲作り頑張ります。

元気に迎える1世紀

霧島市で今年度100歳を迎えられる方は73名。そのうち希望された14名のご自宅を訪問し、市からのお祝いをお渡ししました。例年ですと1日で回るところ今年は3日かけて訪問。お元気な100歳の方が着実に増えてきました。

実際にお会いして話を聞くと、今でも畑仕事にいそしむ方、日記を欠かさずつけている方、ご近所さんとカラオケなどを楽しむ方、身の回りのことを全てこなし一人で暮らしている方、家族が止めても自転車に乗る方などなど驚くことばかりで、皆さん姿勢も良く若くしておられます。そのお姿にこちらが元気をもらいっぱなしでした。

これからの時代、健康寿命を延ばすことが重要です。市においても、社会福祉協議会や地域などと連携し、さまざまな施策を進めてまいります。

9月1日現在、霧島市で100歳以上の方は142名。そのうち女性が129名、男性が13名です。私もですが、男性の皆さんも、負けずに元気に長生きできるよう頑張りましょう。

支援に感謝

8月8日の日向灘地震により被災された皆さまにお見舞い申し上げます。本市においては幸いにも重大な被害などはなかったものの、国分台明寺の水源に濁りが生じ、翌9日から16日まで給水活動を実施しました。その際、薩摩川内市、鹿児島市、姶良市からも給水車を含めた支援を、併せて国分駐屯地からは、給水車4台の支援をいただきました。給水活動へのご協力に心から感謝申し上げます。

8月2日には、敷根清掃センターにおいて電気ケーブルが損傷し、運転が停止する事態に陥りました。復旧に時間を要するということで、ごみピット内にごみが収まらなくなることが想定されたため、近隣の自治体に可燃ごみの受け入れを要請。伊佐湧水環境管理組合、姶良市、さつま町、鹿児島市、都城市が受け入れに協力してくださいました。収集業者の協力もあり、おかげさまで、市民生活への影響を最小限に抑える対応を取ることができました。

これらのご恩を忘れることなく、協力し合える関係を今後も築いてまいります。

潜水隊発足

全国各地で水難事故が相次いでいます。本市は長い海岸線や大小多くの河川を有していることから、水難事故が発生しやすい環境にあります。そのため消防局では潜水隊設置の準備を進め、今年度から運用を開始。7月23日に、激励と訓練披露を兼ねた発足式を行いました。潜水隊の発足により、水難事故に対する救助体制が大きく強化されました。

本市では消防力の増強に努めており、他にもさまざまな取り組みを行っています。音声で会話することが困難な人のためのネット119や、外国人からの通報に24時間32カ国語で対応する多言語通訳体制なども整えています。救急現場の情報をスマートフォンから映像で伝えるLive(ライブ)119の活用により、心肺停止状態にある傷病者に対し、現場にいた店員が救急車到達まで消防局の指導に沿って適切に処置を行えたことで、救命に至った事例の報告もありました。

これからも消防局をはじめ関係機関とともに、激甚化・多様化する災害などへの備えを進めてまいります。

新しい家族

以前飼っていた犬との別れから10年余り。なかなか新たな犬を飼うことができずに月日が過ぎました。そんな折、その時の記憶がほとんどない娘が犬を飼いたいと現状打破の動きを始め、「それなら、じいちゃんとばあちゃんにも相談しなさい」と話をしたところ、3人でさっそく行動を開始。あるお店で見た子犬に母までメロメロになってしまい、生後3カ月のオスの豆柴がわが家にやってきました。

飼いたがっていた娘の名前にかけて名前は「サキチ」。以前飼っていたゴールデンレトリバーの「レオ」と比べて大きさは約10分の1ですが、それでも日本犬らしい闘争心を持ったやんちゃな子です。

サキチがうちに来て、まずは娘のYouTubeなどを見る時間が減りました。そして、家族の会話もかなり増えた気がします。睡眠時間は少し減った気もしますが。

本市でも、今年度から地域猫活動推進事業に取り組む予定です。動物に優しいまちをみんなで作っていければと思います。

能登半島へ職員派遣

以前から準備を進めていた能登半島地震の被災地への支援は、総務省からの派遣要請を受け、5月6日から職員を派遣しています。石川県輪島市へは短期の職員を2人ずつ編成して派遣し、同県志賀町へは3カ月の中期派遣を行い、今後も順次交代しながら支援を続けます。

実際に現地で支援業務に従事した職員に話を聞くと、被災家屋の調査では見た目以上に内部の損傷が激しく、まだ水道も8割程度までしか復旧できていないとのことでした。被災地の皆さまが一日でも早く元の生活に戻れるように、今後も必要な支援を行っていきます。

本市においても能登半島地震などの教訓を踏まえた地域防災計画の見直しを行い、多様な主体と連携した被災者支援や実践的な防災訓練の実施などにも取り組んでいく予定です。

水道施設の耐震化など、さまざまな課題が見えた能登半島地震。職員派遣など被災地への支援を通して、今後の本市のまちづくりにも生かしていきます。

国分駐屯地

小学生の時、国分駐屯地内の国分西柔道クラブで柔道を始め、世界的な選手になっても常に謙虚な濵田尚里選手。先日も、本市で開催された小中学生が参加する国分縄文旗柔道大会にゲスト参加してくれました。

東京五輪で金メダルを獲得した後は、なかなか思うような成績を残すことができませんでしたが、4月に開催された全日本選抜体重別選手権で涙の復活優勝。パリ五輪の出場はかないませんでしたが、今月開催される世界柔道選手権アブダビ大会への出場が決定しました。お家芸ともいえる寝技に加え、強化した足技を駆使し、金メダル目指して頑張ってほしいです。

一方、私は先月、陸上自衛隊第八師団の記念行事に出席。村山司令を始め歴代司令のご推挙により八師団長表彰を受けました。これもひとえに、市民の皆さまと国分駐屯地が長年築いてきた絆のたまものです。

国防や災害援助にとどまらずさまざまなイベントで協力いただいている国分駐屯地。今後も良好な関係を築いていければと思います。

桜の咲く季節

先日、久しぶりに娘のピアノの発表会に行きました。娘の名前には「咲」の字が入っています。会場のみやまコンセールでも桜の花が咲き始め、春の訪れを感じさせてくれました。4月から6年生になった娘は、課題曲の難易度も上がり、いよいよショパンの曲。後から聞くと緊張していたと答えましたが、ミスをしても動じることなく最後まで弾き切る姿に、成長を感じました。

この春、長男は高校に進学。電車通学も始まり、わが家の朝はこれまで以上にバタバタすることになりそうです。

桜の季節といえば、別れと出会いの季節でもあります。市議会議員時代より前から、ずっとお世話になってきた山口副市長に代わり、新町副市長が新たに就任しました。

「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」わが家の庭に新しくやってきたしだれ桜も、早速いっぱいの花を咲かせてくれました。令和6年度もたくさんの花が咲き誇ることでしょう。

お問い合わせ

市長公室秘書広報課広報グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0955

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