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更新日:2024年6月11日
【お知らせ】 令和6年(2024年)3月16日に、国立公園「霧島」指定90周年を迎えました! |
昭和9年、雲仙、瀬戸内海とともに日本で初めて国立公園に指定されました。その後、昭和39年屋久島、桜島、指宿、佐多が加わり、霧島屋久国立公園となりました。そして、平成24年3月16日に霧島錦江湾国立公園として生まれ変わりました。本市の素晴らしい景観と自然環境は、鹿児島市、指宿市と並ぶ鹿児島県の主要観光地の一つに挙げられています。鹿児島・宮崎両県にまたがる霧島山を中心に、その山麓を包括して、霧島と呼称され、鹿児島県霧島市・湧水町・宮崎県えびの市、小林市、都城市、高原町などで霧島地域を構成しています。また、我が国随一の海域カルデラとしてその周辺海域を包括して、錦江湾と呼称され、姶良カルデラの南縁に位置する桜島を中心として、佐多岬、指宿などで錦江湾地域を構成しています。山紫水明、風光明媚、また温泉の地として多くの観光客がこの地を訪れています。
霧島山はその山肌を7色に変化させると言われ、「韓国岳」「高千穂峰」に代表される20数座の火山群と、日本でも比較的高い位置にある「大浪池」を筆頭とする6つの火口湖を擁し、世界でも珍しい名所としてその名を馳せています。火山のほとんどは現在休止中ですが、新燃岳、硫黄山、高千穂峰に見られるように活動を続けているものもあります。これらの山々は、春はミヤマキリシマのピンク色、夏は新緑の緑色、秋は紅葉の赤黄色、冬は霧氷の白色と、四季折々に姿を変え、季節の移り変わりを全身で表現します。
春
夏
秋
冬
錦江湾地域の中で、若尊鼻、神造島、霧島市に接する海域全てが平成24年に新たに編入されました。霧島市福山町沖のたぎりと呼ばれる場所は全国で初めて海底まで国立公園に指定されています。
錦江湾奥(姶良カルデラ北端)という環境のお陰で、年間を通して比較的穏やかな海が広がっており、海水浴や釣りなどのレジャーが楽しめます。
霧島市においては、目の前に雄大な桜島、後ろを振り返れば秀麗な霧島山を臨め、最高のロケーションが広がっています。
これら霧島山や姶良カルデラの火山群の賜物として、温泉が湧出し、温泉地としても有名です。数多くの泉源が散在し、霧島温泉郷、霧島神宮温泉郷、妙見・安楽温泉郷、日当山温泉郷などの温泉地を形成しています。山麓のいたるところで地上から湯気の噴き出る、いわゆる地獄が随所に見られ、豊富な温泉量を裏付けるものとなっています。さらに、霧島神話の里公園周辺からの眺望はすばらしく、錦江湾、桜島が眼下に開け、遠くは薩摩富士の異名をとる開聞岳まで霧島錦江湾国立公園の全容のほとんどが見渡せます。
また、天孫降臨神話の地として知られ、高千穂峰の天の逆鉾や古宮址、天孫であるニニギノミコトがご祭神として祀ってある霧島神宮など神秘的な様相を醸し出しており、神話と融合するはるか太古からの歴史と大自然が変わらぬまま現存しています。
国分と福山町の境にある若尊鼻は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が熊襲を征伐する時の伝説に登場する舞台です。また、隼人町沖にある神造島からは、江戸時代末期に国分広瀬の小村新田造成の際に石材が運ばれました。
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