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更新日:2024年8月20日
本市においては、市民の皆様から猫に関する相談が多く寄せられています。具体的には、ふん尿や鳴き声等の生活環境被害を訴えるもので、そのほとんどは、飼い主のいない猫によって引き起こされています。
しかしながら、このような猫が増える主な要因は、不妊去勢手術をせずにエサを与え続けることであり、結果的に人の無責任な行動がこれらの被害を招いてしまっています。
このような中、これらの不幸な猫が一方的に嫌われ者になることなく、人と猫が共生できる社会の実現を目指すため、「地域の有志の方々が地域の理解と協力をもとに不妊去勢手術を行い、これ以上増えないようにした上で、適切なエサやり、食べ残しやふんの片づけを行う活動」いわゆる「地域猫活動」に取り組む民間団体が増えており、全国の自治体ではこれらの活動を支援する動きが広がっています。
このようなことから、本市におきましても、令和4年9月から公益財団法人どうぶつ基金が実施する「さくらねこ無料不妊手術事業(行政枠)」の利用を、令和6年4月から飼い主のいない猫の不妊去勢手術費の一部を補助する「地域猫活動推進事業」を開始することとしました。
本ガイドラインは、これらの事業を円滑かつ適正に進めるため、本市における地域猫活動等に関する基本的なルールを示しています。
短期間で成果を出すことは難しい取組ですが、市民の皆様のご理解とご協力をいただければ幸いです。