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更新日:2019年5月16日
南米原産の外来生物であり、日本では和歌山県で1930年代に発見されました。
本県への侵入時期は不明ですが、県内各地で生育が確認されています。
公園、路傍、空き地、芝生などの明るい場所に生育し、草丈は5~10cmで地面をはうように生えます。
一般的に秋頃に芽を出し(発芽)、4~5月頃に花を咲かせ(開花)、5~6月頃に実を結びます(結実)。
果実には2mmほどのトゲがあり、このトゲが肌などに刺さりケガなどをするおそれがあります。
メリケントキンソウは一年生植物(発芽してから1年以内に、開花・結実し種子を残して枯れてしまう植物)のため、結実すると植物は枯れてしまいます。
このことから、駆除の時期としては、開花時期前が効果的であると思われます。
駆除方法については、時期や繁殖の密度等により、手での抜き取り、刈り払いのほか、可能な場所では薬剤(芝生内で生育しているところでは、芝生を枯らさない選択性のあるものを使用)による駆除が考えられます。
トゲを出す5~6月頃は特に危険な時期ですので、芝生や草むらでは、直接座らない、手をつかない、裸足で歩かない、など注意が必要です。
生育地を歩くと靴底にトゲが刺さることがあり、その状態のまま移動することは非意図的に生育地を拡大させることにつながります。
生育地へ立ち入った際には、靴底に種子が刺さっていないかチェックするなど、生育地拡大防止に御協力ください。
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