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更新日:2024年7月31日
薬物と一口にいっても、大麻、麻薬、覚せい剤やコカインなど、これ以外にもさまざまな薬物が存在し、さまざまな名称で呼ばれています。
しかし、どの薬物にも共通していえることは、いずれも身体的・精神的な害悪が甚大で、以後の人生を破たんさせかねないということ。
また、その蔓延という社会的な害悪が大いに懸念されていることにあります。
そこで、世界各国では国連決議に基づき、毎年6月26日を国際薬物乱用撲滅デーとして、イベントや広報を通じて、撲滅のための知識の普及啓発に努めています。
(※タイトルの「ダメ。ゼッタイ。」は、薬物乱用防止普及運動のフレーズです。)
経験者が薬物に手を出したきっかけや動機としては、次のようなことがあります。
薬物乱用によって、下表のような症状を呈すといわれています。
一度使用すると依存性があるので、いざ乱用をやめて正常な状態に復帰するには、大変な苦痛を伴い、また時間も要します。
ですので、「一回だけなら・・・」・「少しだけなら・・・」という安易な考えで、決して手を出してはいけません!使用はもちろん所持でも罰に問われます!
症状のタイプ |
具体的な症状など |
---|---|
身体的な症状 |
さまざまな病的症状を呈し、また、器官や臓器に著しい機能障害を与える |
精神的な症状 |
脳神経系統の障害から幻覚や解離性人格障害などの精神障害を引き起こす |
禁断症状 |
急な使用中断により、呼吸困難や激しいケイレンなどを引き起こす |
強迫的な使用(依存性) |
「止めたい!」という本人の意思もかいなく、衝動的に使用を継続する |
薬物は私たちの日常に潜み、あらゆる手段で忍び寄ってきます。
その魔の手に対し、私たち一人一人がしっかりと強い意志を持って拒み続けること。
そして、まわりの方に薬物の恐ろしさや危険性を伝えてあげること。
これらは地道な試みですが、世界規模での撲滅には非常に大事な一歩です。
薬物の乱用・依存でお困りの方、または、身のまわりに乱用・依存する人がいるという場合は、鹿児島県精神保健福祉センターまたは厚生労働省地方厚生局麻薬取締部ホームページ内「再乱用防止支援」(外部サイトへリンク)より九州厚生局麻薬取締部支援専用窓口までご相談ください。専門の担当者がご相談にのります。
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