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更新日:2024年8月23日

記者会見

定例記者会見(令和6年8月23日)

はじめに、8月8日に日向灘で発生したマグニチュード7.1の地震により、被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。

本市におきましても最大震度5弱の地震を観測したことから、直ちに災害警戒本部を設置し、災害情報の収集に努めるとともに、市ホームページをはじめ、防災行政無線、きりしま防災・行政ナビ、FMきりしまを通じた情報発信や応急対策等を実施しました。幸いに重大な被害等はなかったものの、国分台明寺の水源に濁りが発生し、国分地区の一部区域において水道水への影響が確認されたことから、翌9日から16日まで国分・隼人地区の最大5箇所において、近隣自治体や自衛隊等にご協力いただき、給水活動を実施したところです。給水活動にご協力いただきました関係機関の皆様に、改めて御礼を申し上げます。

次に、8月2日、敷根清掃センターにおいて、電気ケーブルがショートして損傷し、運転が停止する事故が発生しました。事故発生を受け、プラントメーカーと早期復旧に向けて協議した結果、お盆期間で資材や専門業者の確保に時間を要し、ごみピット内にごみが収まらなくなることが想定された
ことから、近隣の自治体等に可燃ごみの受入れを要請し、8月9日から順次搬出を開始したところです。なお、電気ケーブルの損傷が激しく、復旧作業に時間を要していますが、早期復旧を目指し取り組んでまいります。ごみ減量化等にご協力いただいた市民の皆様をはじめ、不測の事態に快くご支援いただいた自治体等や収集運搬業者の皆様に、心から感謝申し上げます。

それでは、市政運営の現状と8月27日招集の「令和6年第3回霧島市議会定例会」に提案いたします議案等につきまして、その概要を説明いたします。

まず、市政運営の現状について申し上げます。
本市におきましては、これまで雇用対策として、企業立地支援事業や人材確保支援事業など、企業や人材を呼び込む対策、企業の採用活動に対する支援を主に実施しているところです。
このような中、少子高齢化等に伴う人手不足に加え、シリコンアイランドと言われる九州のうち熊本県以北において、海外の大規模資本や国内外の半導体企業の進出が加速していることから、今後、市内のあらゆる産業において人材の維持・確保が更に困難となることが懸念されています。
これらの課題に官民一体となって対応するため、本市と霧島商工会議所、霧島市商工会等の経済団体等で構成する「霧島市地域雇用創造協議会」を本年5月28日に設置するとともに、同協議会において、地域の特性を生かした「魅力ある雇用」や「それを担う人材」の維持・確保に向けた創意工夫ある取組を支援する、厚生労働省の「地域雇用活性化推進事業」の採択を目指し、6月に事業構想提案書を提出したところです。

次に、本市と株式会社植村組が共同出資し、第3セクターとして設立した「霧島神話の里公園株式会社」が管理運営を行っている霧島神話の里公園につきましては、本年6月に開催された同社の定時株主総会において、令和5年度の当期純利益が過去最高を達成したことが報告されました。
また、同社が運営を開始して今年で30周年を迎えたことから、国立公園「霧島」指定90周年に合わせ、毎年11月に開催している「もみじまつり」を盛大に開催する計画も進められているところです。

地域公共交通ネットワークの構築につきましては、昨年11月から実証運行を開始したAI活用型オンデマンド交通「きりしまMワゴン」について、本年7月から運行エリアを一部拡大し、第三次実証運行を開始しました。多くの市民の皆様にご利用いただいているところであり、10月の本格運行を目指し、タクシー事業者をはじめとする関係団体等と連携して利用促進を図るとともに、引き続き、地域公共交通の利便性を高める取組を推進してまいります。

水の安定供給につきましては、老朽化が進む基幹管路や施設について、地震などの自然災害に対応した更新等を行っており、8月6日からは国分台明寺配水区内の「(仮称)宇都良配水池」において、7,000立方メートル規模のステンレス配水池2基の建設工事に着手したところであり、令和8年度の完成を目指し、計画的に整備を進めてまいります。

子育て環境の充実につきましては、産後1年未満の母子を対象に、産後の体と心のケア、授乳や沐浴などの育児指導等のサービスを提供する「産後ケア事業」において、これまで一部自己負担が生じていた住民税課税世帯の利用料について、本年7月から延べ5日までの利用を無料としました。
また、「乳幼児健康診査」について、公費負担の対象を3・4か月児からとしていましたが、出生後の切れ目ない健康診査の実施体制を整備するため、同じく7月から新たに1か月児を対象としたところです。今後も、子どもの疾病の早期発見・早期治療等を促進するとともに、子育て世帯の経済的負担の軽減を図り、安心して子どもを産み育てられる環境の更なる充実に努めてまいります。

次に、令和3年7月に供用を開始した霧島市こども館「すかいぴあ」につきましては、屋内施設の利用者が10万人を突破したことから、7月28日に記念セレモニーを行いました。屋外施設を含めると、本年7月末までの累計で約22万人に利用されており、引き続き、市街地や錦江湾、桜島、霧島山を望む自然豊かな環境の中で、子どもたちが安心して遊び、親子がふれあい、子育て世代が相互に交流できるよう、魅力ある施設運営に努めてまいります。

続きまして、今定例会に提案いたします議案等について申し上げます。
今回は専決処分1件、条例等に係る議案9件、補正予算3件の計13件を提案いたします。
条例に係る議案につきましては、老朽化した市営住宅を取り壊すための「霧島市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について」などです。
また、条例以外の議案については、小・中学校の長寿命化改良ほか工事(建築)等に係る契約締結についてなどです。

次に「令和6年度霧島市一般会計補正予算(第3号)」について、ご説明申し上げます。
この補正予算は、梅雨前線により発生した局地的な大雨の影響によって、6月下旬に被災した施設の復旧に要する経費を計上したものです。

歳入につきましては、事業に伴う分担金及び市債を特定財源とし、繰越金を一般財源としています。
歳出につきましては、災害復旧費で、農林水産施設及び土木施設の復旧に要する経費を3億2,461万9千円を追加計上し、7月26日付けで専決処分したものです。

次に、同補正予算(第4号)については、梅雨前線により発生した局地的な大雨の影響によって6月下旬に被災した施設の復旧に要する経費や、公共施設等の整備・改修に要する経費のほか、令和5年度決算等に基づく国・県への償還金や、地方自治法の規定に基づく令和5年度決算剰余金の積立てを主なものとしています。

歳入につきましては、国・県支出金、市債等を特定財源とし、国・県からの過年度分の追加交付金、繰越金等を一般財源としています。
歳出の主なものとしまして、総務費では、避難所指定施設に太陽光発電設備等を整備する経費等を、民生費では、介護施設等の設備整備を助成する経費等を、衛生費では、新型コロナウイルス感染症予防接種に要する経費等を、農林水産業費では、鳥獣被害対策に要する経費等を、商工費では、地域雇用創造協議会の活動経費の一時立替に係る経費等を、土木費では、市営住宅の修繕に要する経費を、消防費では、消防団員退職報償金に要する経費を、教育費では、国分ハウジングホール(霧島市民会館)の改修に要する経費等を、災害復旧費では、農林水産施設、土木施設の復旧に要する経費を、それぞれ計上しています。これらにより、24億6,733万5千円を追加計上し、補正後の歳入歳出予算の総額を735億3万8千円としようとするほか、繰越明許費、債務負担行為、地方債の補正を行おうとするものです。

次に、「令和6年度霧島市介護保険特別会計補正予算(第1号)」について、ご説明申し上げます。
この補正予算は、地域生活配食事業に要する経費、介護給付費準備基金への積立てに要する経費等、5億681万2千円を追加計上し、補正後の予算の総額を119億1,953万3千円にしようとするものです。

次に、「令和6年度霧島市水道事業会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。
この補正予算は、台明寺配水区の基幹管路布設工事に係る経費について、水道事業資本的支出に5,334万5千円を追加計上するとともに、継続費の総額及び年割額を補正し、補正後の支出合計を34億3,541万2千円にしようとするものです。

以上が、今定例会に提案いたします議案等の概要であります。

お問い合わせ

市長公室秘書広報課広報グループ

〒899-4394 鹿児島県霧島市国分中央3-45-1

電話番号:0995-64-0955

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